【広島好き】鬼門のナゴヤドームから戻り、スワローズ3連戦

カープは、苦しんだナゴヤドームで、4番鈴木誠也選手の9回逆転本塁打で3戦目を勝利して同球場での6連敗を阻止。

マツダスタジアムに戻り、5月18日（金）から6位スワローズを迎えての3連戦。J SPORTS 1ではこの3試合を完全生中継します。

カープは依然首位の座を維持。2位の巨人に3ゲーム差を付けています。先週のマツダスタジアムでは、8日と9日のベイスターズ2連戦で1試合目を雨で流し、2試合目を1－1でドロー。

11日からの対タイガース3連戦では3試合目を雨で流したものの、カード初戦と2試合目を連勝して勝ち越し。

直近のカード、15日からのナゴヤドームでの対ドラゴンズ3連戦では、1試合目でここまで無傷負けなしだった中村祐太投手が6失点。

2試合目は岡田明丈投手が3失点（自責1）と打たれ、共に今季初めて土が付いてしまい連敗。ここまでのナゴヤドームで5連敗を喫してしまいました。

3試合目でカープは打順を変更。ここ数戦で3番起用が多くなっていたバティスタ選手を5番。代わって松山選手を3番に入れて、7番サードには、これが9年目でのプロ初スタメンとなった庄司選手を起用してきました。

先発したジョンソン投手は、ドラゴンズ先発吉見投手との投げ合いで4回まで無失点も、5回に掴まってしまい2失点。

しかし、首位の意地を見せたいカープ打線は、田中選手と菊池選手の連打で好機を作り、3番松山選手が起用に応えて2点タイムリー2ベースヒットを打って同点。

ジョンソン投手のあとを継いだ今村投手とジャクソン投手が無失点に抑えて流れを作り、2－2同点で迎えた9回表。

この回の先頭4番鈴木誠也選手が、ドラゴンズ2番手鈴木博志投手の投げた初球インハイストレートを、カープファンが待つレフトスタンドへ打ち返し、しびれる4号ソロホームランで逆転。

4番の一振りで得た1点を、久々の締めのマウンドとなった守護神中崎投手が守り切り、見事な逆転勝利でナゴヤドームでの6連敗を食い止めています。

昨季はカープは、ドラゴンズに15勝8敗2分けと大きく勝ち越しましたが、今季はここまで4勝5敗とセ・リーグで唯一負け越しており、マツダスタジアムで3連勝。ナゴヤドームでは1勝5敗と見事な内弁慶さになっています。

そして、2016年と2017年で払拭したかと思われていたナゴヤドームでの苦手意識が再発していることは心配ですが、同一カード3連敗を、4番が打って阻止したことは大きいです。

この試合でプロ初スタメンした庄司隼人選手は、ヒットこそありませんでしたが、サードの守備で存在感を示しました。庄司選手の9年目は、特別なシーズンになりそうな予感がします。

ドラゴンズ戦の2試合目では、坂倉将吾捕手が今季の初安打、初打点をマーク。一軍定着を狙う2人も頑張っています。

今カード初戦の予告先発はカープが九里亜蓮投手。スワローズがブキャナン投手と発表されています。

以降、カープの先発投手は、2試合目が大瀬良大地投手が予想され、3試合目は、野村祐輔投手がいよいよ昇格するのではないでしょうか。

ブキャナン投手には、前回5月4日の神宮球場で、わずか5安打での完封敗けを喫しています。

今回どう攻略するかが注目されますが、菊池選手が唯一のマルチ安打、田中選手が唯一の長打となるライトへの2塁打を打っています。この二人が、ブキャナン攻略の鍵を握っているかもしれません。

九里亜蓮投手は、今季中継ぎスタートも、4月17日のスワローズ戦から先発に回り、5月6日の神宮球場先発では、スワローズ打線に対し持ち前の気持ちを前面に押し出した熱投。

7回1失点の好投でしたが、9回に中崎投手が打たれてしまい勝利投手を逃しています。

九里投手は13日マツダスタジアムでのタイガース戦先発でしたが、雨で流しています。今季は雨に泣かされることが多い九里投手ですが、ブキャナン投手との投げ合いで、前回スワローズ戦で好投した熱血右腕がどんな投球をみせてくれるか期待したいです。

打線では、ドラゴンズ戦3試合目で吉見投手から勝負強い同点打を打った松山竜平選手と、勝ち越し本塁打を打った鈴木誠也選手に期待。苦しんだナゴヤドームでの鬱憤を真っ赤に染まるマツダスタジアムで存分に晴らして欲しいです。

そして、5月11日マツダスタジアムでのタイガース戦で、一軍昇格して即スタメン。打線の爆発に火を付けた新井貴浩選手の打席も待望されています。

新井選手はこの試合以降で打席がありませんが、マツダスタジアムで登場となれば、一気に盛り上がるだけに楽しみにしたいです。