【広島好き】巨人と首位カープが激突する首位攻防戦！

首位を行くカープは、5月1日（火）からホームマツダスタジアムに2位巨人を迎えて3連戦を戦います。J SPORTS 1では、5月2日（水）に行われる第2戦を完全生中継します。

カープは、現在ゴールデンウィーク9連戦の真っ只中。前カードのタイガース3連戦を2勝1敗で終えて、現在17勝10敗でセ・リーグ首位。

一方の巨人は、ここまで14勝11敗で2位。3位のベイスターズとは0.5ゲーム差。首位のカープとは2ゲーム差の位置にいます。

今回の対巨人3連戦はゴールデンウィークで、今季初めてマツダスタジアムに巨人を迎える首位攻防戦とあって、真っ赤に埋め尽くされるマツダスタジアムはさらに大きく盛り上がりそうです。

カープは前回の巨人戦を東京ドームで戦って2勝1敗でしたが、巨人は現在、6年ぶりの8連勝中で勢いを持って乗り込んで来ます。特に4月25日前橋での対ドラゴンズ戦で20点を入れたのは大きなニュースになりました。

東京ドームでの両チームの先発投手は、巨人が菅野、田口、野上。カープが野村、ジョンソン、大瀬良でしたが、今回の先発投手は今季初顔合わせとなる対戦になります。

カード初戦の先発投手が発表され、巨人がここまで完投2回で3勝0敗の山口俊投手。カープが2勝0敗の中村祐太投手と、共にここまで無傷の2投手が対戦。

2戦目のカープ先発は、やはりここまで3勝無傷の岡田明丈投手ですが、野村祐輔投手が背中の張りで抹消になっていることから、3戦目で誰が先発するかが注目されます。

ここに来てカープは、野村投手に続いて、丸佳浩選手がタイガース3連戦初戦の守備で右太ももを痛めて抹消され、離脱者が相次いでいます。

加えて、タイガース戦3戦目で先発した薮田和樹投手が、4回2/3、1安打無失点も、制球難が戻らない7四球で二軍降格が決定し、チームの台所事情が苦しくなって来ています。

丸選手は、続いていた自身の連続試合出場記録が700で止まってしまいましたが、その穴をしっかりと埋めたのが、タイガースとの3戦目に7番センターで4年ぶりにスタメン起用された橋大樹（たかはし ひろき）選手でした。

タイガース3連戦は、カープOBの衣笠祥雄さんを追悼する試合でしたが、奇しくも高橋選手は、衣笠さんの母校である龍谷大平安高の出身（衣笠さんの当時は平安高等学校）で、衣笠さんの後輩にあたります。

その高橋選手が、スタメンした2回裏にタイガース先発岩貞投手からプロ初安打となるレフト前ヒットを打つと、6回にもレフト前ヒットを打っていきなりの2安打マルチ。

偉大な大先輩である元祖鉄人衣笠祥雄さんの追悼試合で、見事活躍してみせた橋大樹選手。丸選手のケガで巡ってきたチャンスを逃しませんでした。

持ち味であるそのフルスイングは、往年の衣笠さんを思い起こさせてくれました。今後の活躍が楽しみです。

チームの打撃成績トップの丸選手がいないのは痛いですが、若い選手が台頭してくれるのは、今後の戦いでチーム力、選手層を厚くしてくれます。

カープは、このタイガースとの3戦目で、延長10回表に6番手で投げた一岡竜司投手が、タイガースロサリオ選手に2ランホームランを喫してしまい6連勝を逃しています。

9連戦で負担が掛かる中継ぎ陣の登板過多が心配でしたが、それが結果として現れてしまった格好です。

巨人はここまで菅野、山口両投手が共に完投を2つしていますが、カープは完投がひとりもいません。

今回先発する中村祐太投手は、前回ベイスターズ戦の初戦で先発して9回まで1失点の好投も、プロ初完投目前の9回1死から崩れ、ヒットと連続四球で満塁となり、中崎翔太投手の救援を仰ぎ、無念の途中降板。首位を奪還した勝利投手になりましたが、悔し涙もありました。

岡田投手はベイスターズ2戦目で先発して7回5失点（打線が序盤に入れた大量援護で勝ち投手）。第3戦に投げる投手も完投が望めそうもなく、中村祐太投手が、前回の悔しさ晴らす今度こその初完投を決めてくれたら言うことなしですが、先発投手陣にはとにかく1人でも多く投げて欲しい状況です。

打線では、ベイスターズ3戦目以降で4番ライトスタメンが続く鈴木誠也選手が、タイガース戦初戦の3回裏に逆転満塁ホームランを打っており、今回の巨人戦でどんな活躍を見せてくれるか楽しみです。

タナキクの1、2番コンビ、ここまでホームラン4本のエルドレッド選手、3本のバティスタ選手、そしてチーム打点トップの松山選手のバットにも期待が掛かります。

真っ赤に染まるマツダスタジアムでの巨人との首位攻防戦。鯉の季節到来でさらに白熱する熱戦に期待しましょう。