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バドミントン世界選手権(スイス、バーゼル)は、現地時間21日に第3日を行い、女子ダブルスで連覇を狙う松本麻佑/永原和可那(北都銀行)らが2回戦を突破した。同日行われた日本の女子および混合種目の様子を伝える。
この日は、日本勢の試合はなかった。同種目では、2年ぶり2回目の優勝を狙う奥原希望(太陽ホールディングス)のみが3回戦に勝ち上がっている。
日本が世界に誇る4組が登場。すべてのペアが圧勝で3回戦に進み、力を見せつけた。世界ランク1位で第1シードの松本/永原は、世界ランク24位のオランダペアを21-9、21-6で圧倒。松本が「前回は、決められたというより、自分たちが先に崩れた。今日は、しっかりと我慢できた」と話した通り、隙のない戦いぶりを見せた。
2年連続準優勝で第2シードの福島由紀/廣田彩花(アメリカンベイプ)は、世界ランク20位のロシアペアに勝利。廣田は「入りで少しモタモタした部分はありましたが、11点以降は攻撃の形や良いところが出せた」と手応え。翌22日の3回戦は、7月のダイハツヨネックスジャパンオープンで敗れたリー・ウェンメイ/ツェン・ユー(中国)と再戦。福島は「長い試合をすれば、自分たちに分があると思う」と雪辱を誓った。
2016年リオデジャネイロ五輪金メダルで第3シードの高橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)は、世界ランク36位の豪州ペアにストレートで勝利。高橋は「本当に気持ちを引き締めないといけないなという気持ちになった。フワフワした気持ちで臨んではいけないと思い、強い気持ちで臨んで、良いプレーができた」と話し、前日に女子シングルス世界1位の山口茜(再春館製薬所)、この日に男子ダブルス世界1位のインドネシアペアが敗れたことを受けて警戒心を強めて臨んでいたことを明かした。
タイオープンに続く2大会連続優勝を狙う第8シードの米元小春/田中志穂(北都銀行)は、世界ランク41位のインドペアに21-8、21-18で勝利。田中は「最初に入ったコートはシャトルが飛ばなくて、自分たちの攻撃では決まらないと分かった中で、ラリーから上手く展開できた。ただ、2ゲーム目は少しシャトルが飛ぶ状況で上手くコントロールできず、少し焦った」と試合を振り返った。
混合ダブルスは、金子祐樹/松友美佐紀(日本ユニシス)が2回戦に臨み、第9シードの香港ペアに0-2で敗れた。しかし、ともに男子ダブルス、女子ダブルスでは勝利。敗戦の悔しさを生かした。
同種目では、世界ランク3位の渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)と保木卓朗/永原和可那(トナミ運輸/北都銀行)の2組が3回戦に勝ち上がっている。
平野 貴也
1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。
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