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バドミントン コラム 2018年12月11日

桃田、奥原、タカマツ、山口が2度目の優勝狙う=BWFワールドツアーファイナルズ

バド×レポ by 平野 貴也
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9月のジャパンオープンを制した桃田ら日本の俊英が世界に挑む

9月のジャパンオープンを制した桃田ら日本の俊英が世界に挑む

シーズンの王者を決める戦いが、始まる。年間を通じて各国で行われたBWF(国際バドミントン連盟)ワールドツアーの上位成績者が出場する「BWFワールドツアーファイナルズ」が12日に中国・広州市で開催される。日本勢は、全5種目に選手を送り込んだ(シングルス3名、ダブルス4組)。そのうち半数は、過去の優勝経験者(昨季までの大会名称は、BWFスーパーシリーズ・ファイナルズ)で初の複数回優勝者が生まれる可能性は十分。充実のラインナップでタイトルを狙う。

各種目、世界選手権の優勝者とツアーランキング上位の計8組が出場(同国勢は1種目2組まで。出場辞退の場合は、繰り上げ)。4組ずつ2組に分かれて総当たり1回戦のグループリーグを行い、各組の上位2位が決勝トーナメントに進む。日本勢は、同グループに入ることなく、日本のファンにとっては、応援しやすい組み合わせとなった。

男子シングルスに出場する桃田賢斗(NTT東日本)は、2015年の優勝者。今季は世界選手権を制し、世界ランク1位。優勝候補の筆頭だ。同組は世界ランク10位以下の3名で突破の可能性は高い。日本代表の朴柱奉ヘッドコーチが要注意選手として名を挙げるアンソニー・ギンティン(インドネシア)ら別組勢と当たる準決勝から先の戦いが注目される。

女子ダブルスに出場する高橋、松友組

女子ダブルスに出場する高橋、松友組

女子シングルスは、世界選手権女王のキャロリーナ・マリン(スペイン)らが欠場し、混戦模様だ。日本は、連覇を狙う山口茜(再春館製薬所)と、2015年に優勝している奥原希望(日本ユニシス)が出場する。山口は、世界ランク1位のタイ・ツーイン(台湾)、五輪や世界選手権で銀メダルを獲得しているP.V.シンドゥ(インド)と同じA組で激戦区となった。一方、大会前に「今年しか『楽しむバドミントン』はできない、結果にこだわらず、レベルの高い駆け引きのある試合ができたら満足」と話していた奥原はB組で、自国開催で期待を受けるチェン・ユーフェイ(中国)らと戦う。

女子ダブルスのリオデジャネイロ五輪女王である高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は、2014年に優勝している。中国2ペアとグレイシア・ポリー、アプリヤニ・ラハユ組(インドネシア)が同組に入る厳しい組み合わせとなったが、ツアーランク1位の実力で勝ち抜くか、注目。世界選手権優勝の松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)は、世界ランク7~8位の3ペアと同じB組。初出場だが、女王の意地を見せて突破したいところだ。

男子ダブルスに出場する遠藤、渡辺組

男子ダブルスに出場する遠藤、渡辺組

同じ初出場で注目されるのは、渡辺勇大(日本ユニシス)が2種目で出場する男子ダブルスと混合ダブルスだ。男子ダブルスは、早川賢一とのペアで出場経験がある遠藤大由(日本ユニシス)がパートナー。グループリーグはB組で台湾の2ペアと、2013年、2015年に世界選手権を制しているベテランのヘンドラ・セティアワン、モハマド・アッサン組(インドネシア)と対戦する。

渡辺が東野有紗(日本ユニシス)と組む混合ダブルスは、3月の全英オープン、11月の香港オープンを制しており、着実に力をつけている。1年間で世界ランクを29位から3位まで引き上げ、勢いがある。香港オープンでは、過去5度敗れていたワン・イルユ、ファン・ドンピン組(中国)を決勝で破ってみせたが、今大会では同じB組に入り、またも宿敵と対戦することになった。

ワールドツアーファイナルズの出場選手は、いずれも2020年東京五輪で上位を狙う実力派。前哨戦とも言うべき直接対決が多く実現する。見逃せない戦いの中で、日本勢がどのような成績を挙げるのか、楽しみだ。

平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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