【ハイライト動画あり】上位対決の『愛知ダービー』はジェイテクトSTINGS愛知が連勝。SVリーグ 男子第7節の試合結果

ジェイテクトSTINGS愛知が質ダービーで連勝

『大同生命SVリーグ 2025-26 男子』は第7節に突入し、注目の愛知ダービーで熱戦が繰り広げられるなか、大阪をホームとする大阪ブルテオンとサントリーサンバーズ大阪の2強が順調に勝ち星を伸ばし、リーグ戦の中断期間を迎えることとなった。

徳島市の『アスティとくしま』で開催された、愛知県のライバル対決・ジェイテクトSTINGS愛知と、ウルフドッグス名古屋のマッチアップは、GAME1から白熱の好勝負が展開された。

ホーム開催となるSTNGS愛知は、WD名古屋の強力なサーブに手こずりながらも、粘り強いプレーで応戦し、一進一退の攻防となった最初の2セットを連取する。一方、WD名古屋は相手に的を絞らせないセッター深津英臣の多彩なトスワークを武器に、第3セットを25-23で奪取する。

しかし、この日は驚異のアタック決定率6割越えで両チーム最多となる26得点をマークしたトリー・デファルコを中心としたSTINGS愛知が相手を上回り、第4セットを25-23で奪って熱戦に終止符を打った。

翌日のGAME2でもSTINGS愛知が強さを発揮し、最初の2セットを連取すると、第3セットこそ相手に譲るも、第4セットを25-21で奪取し、ダービーマッチ2連勝を果たした。

首位の大阪ブルテオンはホームの『Asue アリーナ大阪』に、勝率5割で第7節を迎えた東京グレートベアーズを迎えると、GAME1は見応えのある試合展開をホームチームが持ち前の勝負強さで制す展開に。

大阪Ｂはセットカウント1-1で迎えた第3セットを苦しみながらもデュースの末、26-24で奪取すると、セット終盤の連続得点で、相手を突き放した第4セットを25-20で取り切り、セットカウント3-1で勝利を飾った。

翌日のGAME2は、東京GBがセットカウント2-1でリードする展開となるも、ここから大阪Ｂが勝負強さを見せて2セットを連取し、フルセットマッチを制して1敗をキープした。

首位と同率の2位で第7節を迎えたサントリーサンバーズ大阪は、敵地の『香陵アリーナ』で、東レアローズ静岡と対戦。GAME1では昨季王者のサントリーがソリッドなブロック＆デイフェンスで相手を封じ、終始、試合の主導権を握る展開に持ち込んでストレート勝利を挙げると、翌日のGAME2でもストレート勝利を飾り、ポイント差で首位の座を奪還した。

前節、敵地で難敵WD名古屋に連敗こそしたものの、2試合連続で最終セットがデュースにもつれ込むフルセットの激闘を演じるなど、上昇の兆しを見せたヴォレアス北海道は、敵地『ANCアリーナ』で、VC長野トライデンツと対戦。

GAME1では強力なサーブでリズムを作ったヴォレアスが、序盤から優勢に試合を運び、最初の2セットを連取する。後がなくなったVC長野は第3セットを25-21で奪って応戦するも、第4セットはサーブとソリッドなブロックで優位に立ったヴォレアスが主導権を握る。結局、25-21で第4セットを奪ったヴォレアスが、今後の飛躍を予感させる内容でセットカウント3-1の勝利を飾った。

GAME2ではVC長野が最初の2セットを奪取するも、そこからヴォレアスが驚異的な粘りを見せ、2セットを連取すると、勢いそのままに最終セットも奪取し、大逆転で連勝を果たした。

山口県の『岩国市総合体育館』では、ホーム開催となる広島サンダーズと最下位に沈む日本製鉄堺ブレイザーズが対戦。

GAME1の序盤は一進一退の攻防が繰り広げられ、両チームが1セットを分け合い第3セットを迎える展開に。しかし、ここからはホームチームが要所で勝負強さを発揮し、2セットを連取。ブロックポイントで大幅に相手を上回った広島THがセットカウント3-1で勝利した。

しかし、翌日のGAME2では、セッター大宅真樹のトスワークが冴え渡った日鉄堺BZがフルセットマッチを制し、最下位を脱出することに成功した。

【SVリーグ 男子第7節 試合結果】

◆12月6日（土）

●VC長野トライデンツ　1-3　ヴォレアス北海道◯
●東レアローズ静岡　0-3　サントリーサンバーズ大阪◯
◯ジェイテクトSTINGS愛知　3-1　ウルフドッグス名古屋●
◯広島サンダーズ　3-1　日本製鉄堺ブレイザーズ●
◯大阪ブルテオン　3-1　東京グレートベアーズ●

◆12月7日（日）

●VC長野トライデンツ　2-3　ヴォレアス北海道◯
●広島サンダーズ　2-3　日本製鉄堺ブレイザーズ◯
●東レアローズ静岡　0-3　サントリーサンバーズ大阪◯
◯ジェイテクトSTINGS愛知　3-1　ウルフドッグス名古屋●
◯大阪ブルテオン　3-2　東京グレートベアーズ●

◆順位表　※第7節終了時点

1位　サントリー：13勝1敗
2位　大阪Ｂ：13勝1敗
3位　STINGS愛知：10勝4敗
4位　WD名古屋：9勝5敗
5位　広島TH：6勝8敗
6位　東京GB：5勝7敗

7位　ヴォレアス：4勝10敗
8位　VC長野：3勝11敗
9位　日鉄堺BZ：3勝11敗
10位 東レ静岡：2勝10敗