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Q&Aコラム『まるっとアンサー』
大同生命SVリーグ情報番組『まるっとバレーボール』に出演くださった元日本代表選手の豪華ゲスト陣に、視聴者からの質問に答えていただくコーナー。今回は第2回です。
◆今回の質問:SVリーグが好きで観戦に行きたいのですが、一緒に行く友人を誘う勇気がありません。友人を誘うために、バレーボールがあまり分からない人にも伝わりやすい、SVリーグ現地観戦の魅力を教えてください。
【山本隆弘さん&大山加奈さんの回答】
・山本隆弘さん:「世界が認めたニッポンの大砲」と呼ばれ、2008年の北京五輪にチームを牽引
・大山加奈さん:小学6年生で全国制覇。「バレー界の金の卵」として、2004年アテネ五輪でも活躍
山本さん:あまりバレーボールを知らない人には、そのまま「バレーボールを観に行こう」と誘ってもイメージが沸かないかもしれないよね。だから、「どこどこのアリーナでフェス的なことやってるから一緒に行かない?」って誘うのはどうかな。
実際に現地では、美味しい食べ物のキッチンカーもあるし、お酒だって飲める。こだわりの店もあるから、僕なら友人に「あそこのコーヒー飲みたいから付き合って」って誘うかも。僕らが現役の頃は、こんなにフェスみたいな雰囲気ではなかったですから。
大山さん:確かにそうですよね。今はゲストも豪華で、元日本代表選手はもちろん、他スポーツ選手、アイドルや俳優、アーティスト、お笑い芸人など華やかな著名人が来て、オープニングや始球式、ハーフタイムショーを盛り上げています。
山本さん:それでアリーナに行ったら、バレーボールもやってたぐらいの感じでいい。チームそれぞれが、実にユニークな演出をしているので、楽しんでもらえると思います。そこでバレーボール目的じゃなかったとしても、実際に試合を見たら驚いてもらえるんじゃないかな?
大山さん:アリーナで選手たちを見たら、まずは大きくてビックリするかも。2m20cmの選手もいますし、そういった大きさや迫力が生で感じられるのは醍醐味だと思います。コートにいる選手同士の掛け声やスパイクの音もすごく聞こえてきますしね。
もし私が友人を誘うなら、それぞれの選手の好きなポイントや魅力を教えまくります。この選手はここがこんなにカッコ良いとか、この技術がこうすごいとか、バレーボールや、SVリーグを好きになってもらえるようプレゼンしちゃうんです(笑)。例えば、宮浦健人選手の鋭いバナナサーブは、知らない人が見てもアッと驚いてもらえるんじゃないかな。
山本さん:他にも、テレビだとコートを横から見た映像が主だけれど、コートエンドの席に座って、コートを縦から見ると一味違う面白さを感じられますよ。プレーしている側に近い視点で、ボールの軌道や選手の動きがよく見えるんです。実際に来てもらえたら、色々な楽しみが見つけられると思います。
【福澤達哉さん&狩野舞子さんの回答】
・福澤達哉さん:2008年に最年少で北京五輪に出場、ブラジルやフランスなど海外でも活躍
・狩野舞子さん:イタリアやトルコの2大海外リーグで活躍後、2012年ロンドン五輪で銅メダルを獲得
福澤さん:日本代表の人気選手がいれば、「西田(有志)くんとか、(高橋/高ははしご高)藍くんがいるから行こうよ」って誘えば、来てもらえることがあると思いますが、何があれば現地観戦に来てくれますかと、皆さんに尋ねてみたいですね。
狩野さん:例えば美味しい食べ物や、ご当地メニューを目的に家族を連れていきたいとか、小さなお子さん連れなら、子どもが遊べるスペースがあるのかなとか気になるのかも。世代によってもポイントが違うと思いますし、そもそも会場まで行く大変さというかハードルもありますからね。
福澤さん:そうだ。まずは『ハイキュー!!』(※)を読んでもらうのはどうかな? 素晴らしい作品なので、読んでバレーボール競技の基本構造や面白さを知ってもらうんです。
そのうえで、「これが実際に見られるよ」って魅力を伝える。すると「リアル影山飛雄(同作の登場人物で天才セッター)がいるから、一緒に見に行かない」っていう感じで誘えちゃう。ジワッと入り込んでもらう作戦(笑)。
狩野さん:それは面白いかも。『ハイキュー!!』は本当に人気作品ですからね。説明しにくいことも、わかりやすく入ってくると思います。良かったら試してみてほしいです。
※『ハイキュー!!』…古舘春一氏によるバレーボールを題材にした漫画。2012年2月から2020年7月まで『週刊少年ジャンプ』で連載。累計発行部数は7000万部を超え、アニメ化や舞台化、映画化もされた世界的人気作品。主人公の日向翔陽は小柄なアタッカーだが、天才セッターの影山飛雄と互いに高め合いながら成長していく――。
文/構成:松山ようこ
※「まるっとバレーボール」出演者へのご質問はこちら
松山 ようこ
翻訳者/ライター/インタビュアー。主にスポーツやエンタメ分野にて実績多数。野球はプロ野球からMLB、他にもマイナースポーツからオリンピック大会まで、国内外の競技場や大会での現地取材を数多く経験するスポーツ好き。アスリートはじめ、一般人から著名人まで幅広くインタビューし、日本語と英語ともに記事やコラムにする。訳書『ピッチングニンジャの投手論』『ベイダータイム』。 ※『ピッチングニンジャの投手論 PitchingNinja's analysis of Japanese MLB Aces』 ※『VADER TIME ベイダータイム: 皇帝戦士の真実 』
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