【ハイライト動画あり】東京グレートベアーズが連勝で5割復帰。大阪の2強が1敗で並走。SVリーグ 男子第3節 試合結果

連勝で5割に戻した東京グレートベアーズ

徐々にリーグ戦序盤の勢力図が姿を現し始めた『大同生命SVリーグ 2025-26 男子』は、11月7日（金）から9日（日）にかけて第3節の全5カードが開催された。

『国立代々木競技場第二体育館』では、唯一の金・土開催となったカードで東京グレートベアーズと、VC長野トライデンツが対戦。

GAME1はビジターチームが最初の2セットを連取し、いきなり東京GBを追い詰める展開に。しかし、バルトシュ・クレク、ルチアーノ・ヴィセンティン、そして後藤陸翔にボールを集めながら戦う東京GB。

第3セットから深津旭弘と、伊藤吏玖をスタメン起用すると、これが奏功し、第3セットから3セットを連取する大逆転勝利で、平日のホームゲームに詰めかけた観客を沸かせた。

GAME2は、開始から東京GBが前日の勢いそのままに最初の2セットを連取すると、デュースの応酬となった第3セットも41-39で奪取。東京GBがストレートの快勝で勝率を5割に戻した。

ウルフドッグス名古屋が、ホームの『エントリオ』に昨季王者のサントリーサンバーズ大阪を迎えた注目の一戦。GAME1は昨季セミファイナルのリベンジを果たすべくコートに入ったWD名古屋が、第1セットを25-23で競り勝ち、ホームチームが先手を取る展開に。

しかし、第2セット以降は、サーブから相手にプレッシャーをかけたサントリーが優位に試合を運び、ドミトリー・ムセルスキーと、高橋藍（高ははしご高）が安定した攻守のプレーでチームを牽引するなか、続く3セットを連取。

セットカウント3-1の逆転勝利でWD名古屋を下した。勢いに乗るサントリーは、翌日のGAME2でもムセルスキーと高橋藍にボール集め、最初の2セットを奪って試合の主導権を握ると、第3セットこそ相手に譲るも、第4セットを25-10で奪い、難敵相手に敵地での連勝を果たした。

首位に立って第3節を迎えた大阪ブルテオンは敵地『三島市民体育館』にて、東レアローズ静岡と対戦。

第1セットを奪った大阪Ｂはセッターのアントワーヌ・ブリザールが、ミゲル・ロペスと西田有志の両エースを軸に試合を組み立てるなか、バックアタックも効果的に織り交ぜる多彩な攻撃を披露。

一方、東レ静岡は第2セットと第3セットをデュースに持ち込む粘りを見せるも、終わってみれば勝負強さで上回った大阪Ｂが、セットカウント3-0のストレート勝利を収めた。

すると、翌日のGAME2は大阪Ｂがさらにミスを減らした精度の高いプレーでホームチームを凌駕し、2試合連続ストレートの快勝で首位の座をキープした。

『エフピコアリーナふくやま』では、昨季ともにポストシーズン進出を果たした広島サンダーズと、ジェイテクトSTINGS愛知が対戦。GAME1は互いに1セットを取り合って迎えた第3セットが分水嶺に。

広島THはセット後半の連続ポイントで優位に立つと、デュースにもつれ込んだこのセットを29-27で奪取。これで勢いに乗ったホームチームが、第4セットも25-21で奪取し、一気に決着を付けることに成功した。

だが、GAME2ではソリッドなブロック＆ディフェンスで試合を組み立てたSTINGS愛知が強さを発揮。

ステファン・ボワイエと、リカルド・ルカレッリ・ソウザを軸に攻撃しつつ、高橋健太郎（高ははしご高）と岩本大吾が要所でチームにブロックポイントをもたらしたSTINGS愛知が、セットカウント3-1で勝利・4勝2敗として大阪勢を追撃する態勢を維持した。

上記以外では、『リクルートスタッフィング リック＆スー旭川体育館』にて、ヴォレアス北海道と、日本製鉄堺ブレイザーズが対戦。GAME1はホームのヴォレアスによる一方的な展開となり、セットカウント3-0でホームチームが勝利。

GAME2も序盤はヴォレアスが優位に試合を進めて第1セットを先取するも、日鉄堺BZは途中出場の2選手が流れを変える形で第2セットを奪取すると、その後も自軍に傾いた流れを手放すことなく、続く2セットも連取し、セットカウント3-1の勝利で連敗脱出に成功した。

【SVリーグ 男子第3節 試合結果】　

◆11月7日（金）
◯東京グレートベアーズ　3-2　VC長野トライデンツ●

◆11月8日（土）
◯ヴォレアス北海道　3-0　日本製鉄堺ブレイザーズ●
●東レアローズ静岡　0-3　大阪ブルテオン◯
◯広島サンダーズ　3-1　ジェイテクトSTINGS愛知●
●ウルフドッグス名古屋　1-3　サントリーサンバーズ大阪◯
◯東京グレートベアーズ　3-0　VC長野トライデンツ●

◆11月9日（日）
●ヴォレアス北海道　1-3　日本製鉄堺ブレイザーズ◯
●広島サンダーズ　1-3　ジェイテクトSTINGS愛知◯
●ウルフドッグス名古屋　1-3　サントリーサンバーズ大阪◯
●東レアローズ静岡　0-3　大阪ブルテオン◯

◆順位表　※第3節終了時点

1位　大阪Ｂ：5勝1敗
2位　サントリー：5勝1敗
3位　STINGS愛知：4勝2敗
4位　WD名古屋：3勝3敗
5位　東京GB：3勝3敗
6位　広島TH：3勝3敗

7位　VC長野：2勝4敗
8位　日鉄堺BZ：2勝4敗
9位　ヴォレアス：2勝4敗
10位 東レ静岡：1勝5敗