【ハイライト動画あり】全勝がなくなり、1敗で4チームが並ぶ展開に。SVリーグ 男子第2節の結果

大阪ブルテオンはヴォレアスに連勝

大同生命SVリーグ 2025-26 男子は、いきなり混戦模様となった開幕節を経て、連休となった11月最初の週末に第2節の全5カードが開催された。

前節の大阪ライバル対決で大いにファンを沸かせた大阪ブルテオンは本拠地『パナソニックアリーナ』にて、ヴォレアス北海道と対戦。

GAME1は、前節に強敵相手から金星を挙げたヴォレアスが善戦するも、大阪Ｂは注目の世界的なセッター、アントワーヌ・ブリザールが、西田有志とミゲル・ロペスにボールを集めて攻撃を形作る。

また、富田将馬とエバデダン ラリー アイケーも高い決定力でチームに貢献し、立ち上がりから何れも接戦となった3セットを奪って一気に勝負を決めた。

すると、翌日のGAME2ではさらに大阪Ｂの総合力の高さが際立つ試合展開となり、要所で勝負強さを見せたホームチームが2試合連続のストレート勝利で3勝1敗と星を伸ばし、こちらも上位に浮上して次節を迎えることとなった。

開幕節で唯一の連勝スタートを切ったVC長野トライデンツはホームの『ANCアリーナ』にて、ウルフドッグス名古屋と対戦。GAME1では前節のスタートダッシュによる勢いを利用したかったホームチームに対し、WD名古屋が圧倒的なパフォーマンスを披露。

WD名古屋は力のあるサーブと、ブロック＆ディフェンスで相手を寄せ付けない試合運びを見せるなか、25-18で第1セットを先取すると、その後も相手を圧倒。第2セットを25-19、第3セットを25-22で奪い、ストレート勝利でVC長野の全勝キープを阻止した。

しかし、翌日のGAME2ではVC長野が序盤から攻守に勝負強さを見せるなか、第1セットを25-23、第2セットを26-24で奪い、試合の主導権を握る。

これに対し、後がなくなったWD名古屋は前日同様、果敢なサーブと強固なブロック＆ディフェンスで応戦し、続く2セットを連取して第5セットを強いると、勢いそのままに最終セットも15-11で奪取。フルセットの熱戦を制し、3勝1敗として上位に浮上した。

前節の大阪ダービーで1勝を分け合ったディフェンディングチャンピオンのサントリーサンバーズ大阪は、ホームの『Asue アリーナ大阪』にて難敵東京グレートベアーズと対戦。

ゲームの序盤はサントリーがビジターチームを圧倒し、25-15で第1セットを先取するも、東京GBはすぐさま反撃に転じ、第2セットを25-20で奪取する。その後、互いに1セットを取り合う展開となり、勝負の行方は第5セットへ。

すると、最終セットはサントリーが勝負強さを発揮し、15-12で奪取。サントリーは大黒柱のドミトリー・ムセルスキーが両チーム最多の32得点を挙げる圧巻のパフォーマンスを披露。一方、粘り強く戦った東京GBだったが、バルトシュ・クレクの不在が響く結果となった。

翌日のGAME2は、さらにギアを上げたサントリーによる一方的な展開に。サントリーは第1セットを25-20で先取すると、その後の3セットは連続して25-15と大差で奪取。ストレートの快勝で、次節アウェイにてウルフドッグス名古屋戦に向け弾みをつけた。

リーグで唯一の連敗スタートと、不本意な開幕節となった日本製鉄堺ブレイザーズは、本拠地の『大浜だいしんアリーナ』に広島サンダーズを迎えた一戦。

GAME1で日鉄堺BZは、第1セットを25-17で奪う順調な立ち上がりを見せると、第2セットこそ相手に譲るも、セッター大宅真樹がパイプ攻撃を交えた的を絞らせないトスワークで攻撃を形成し、その後の2セットを連取し、セットカウント3-1の快勝で今季初勝利を挙げた。

しかし、翌日のGAME2では打って変わってアウェイチームが試合を支配的に進める展開に。サーブで主導権を握った広島THは、第1セットを25-19で先取すると、勢いを維持したまま続く2セットも奪取。ストレートの快勝で、成績を2勝2敗の五分に戻した。

第2節では唯一、日曜から月曜にかけての開催となったジェイテクトSTINGS愛知と東レアローズ静岡の一戦では、ホームの『岡崎中央総合公園 武道館』に東海地方のライバルを迎えたSTINGS愛知がGAME1を先勝。

ホームチームによるセットカウント3-1の勝利では、エースのトリー・デファルコに加え、高い決定率とブロックポイントでチームに勢いをもたらしたミドルブロッカー高橋健太郎（高ははしご高）が存在感を発揮。勢いに乗るSTINGS愛知は、翌日のGAME2も制し、3連勝として次節を迎えることとなった。

【SVリーグ 男子 第2節試合結果】

◆11月1日（土）

◯サントリーサンバーズ大阪　3-2　東京グレートベアーズ●
●VC長野トライデンツ　0-3　ウルフドッグス名古屋◯
◯大阪ブルテオン　3-0　ヴォレアス北海道●
◯日本製鉄堺ブレイザーズ　3-1　広島サンダーズ●

◆11月2日（日）

●VC長野トライデンツ　2-3　ウルフドッグス名古屋◯
◯サントリーサンバーズ大阪　3-0　東京グレートベアーズ●
●日本製鉄堺ブレイザーズ　0-3　広島サンダーズ◯
◯大阪ブルテオン　3-0　ヴォレアス北海道●
◯ジェイテクトSTINGS愛知　3-1　東レアローズ静岡●

◆11月3日（月）

◯ジェイテクトSTINGS愛知　3-2　東レアローズ静岡●

【SVリーグ 男子順位表】　※第2節終了時点

1位　大阪Ｂ：3勝1敗
2位　WD名古屋：3勝1敗
3位　サントリー：3勝1敗
4位　STINGS愛知：3勝1敗
5位　VC長野：2勝2敗
6位　広島TH：2勝2敗

7位　東レ静岡：1勝3敗
8位　東京GB：1勝3敗
9位　日鉄堺BZ：1勝3敗
10位 ヴォレアス：1勝3敗