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バレーボール コラム 2025年10月23日

注目は昨季ファイナルの再戦、NECレッドロケッツ川崎vs.大阪マーヴェラス。SVリーグ 女子第3節のみどころ

SVリーグコラム by J SPORTS 編集部
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NECレッドロケッツ川崎 vs. 大阪マーヴェラス

第2節を終え、全勝が3チームに絞られた『大同生命SVリーグ 2025-26 女子』は、10月24日の金曜から26日の日曜にかけて、第3節の6カードが開催される。

大同生命SVリーグ 2025-26

何といっても注目は、昨季ファイナルの再戦となるNECレッドロケッツ川崎大阪マーヴェラスの大一番だ。

他の試合に先駆け、金曜夜にNEC川崎の本拠地である『東急ドレッセとどろきアリーナ』で、GAME1が行われるこのライバル対決、昨季はファイナルでの2試合を含め、直接対決は6度あり、マーヴェラスが5勝1敗と、大きく勝ち越している。

獲得セットもNEC川崎の『6』に対し、マーヴェラスは『17』と大幅にリードしており、しかもストレート勝利は3回と、NEC川崎にとっては、優勝を争った相手に大きく溝を開けられる悔しい結果となった。

しかし、今季のNEC川崎は開幕以降、4試合連続ストレート勝利と、破竹の勢いを維持しており、雪辱を果たす上で、絶好のタイミングでこの重要なマッチを迎えることとなった。

NEC川崎はここまでの4試合、セッター中川つかさの安定したトスワークから、佐藤淑乃シルビア・チネロ・ヌワカロールジョバンナ・ミラナ・デイらが攻撃力を遺憾無く発揮する盤石の戦い方を披露しており、キャプテンの山田二千華も中央で存在感を発揮。

これで攻撃の切り札である和田由紀子がラインナップに復帰すれば、鬼に金棒といった状況になっている。

大同生命SVリーグ 2025-26 女子

対するディフェンディングチャンピオンの大阪MVは、開幕節でまさかの連敗を喫するも、前節はホームでアランマーレ山形に対し、GAME1と2でメンバーを入れ替えながら連勝しており、今節の大一番へ向け、コンディション面を管理しつつ、しっかりと上昇気流を捉えている。

ちなみに、GAME1の行われる24日の夜は、神戸で男子開幕戦の大阪ブルテオンvs.サントリーサンバーズ大阪のビッグマッチも組まれており、この日は日本の東西で男女のトップチームが雌雄を決することとなる。

第3節、もう1つの注目カードは昨季年間4位のデンソーエアリービーズが、ホームの『福島トヨタクラウンアリーナ』に、同3位のSAGA久光スプリングスを迎える一戦だ。

デンソーは前節Astemoリヴァーレ茨城とのGAME2で、開幕からの連勝は止まったものの、3勝1敗で上位につけており、蓑輪幸サブリーナ・デジェズス・マシャドの新戦力2人が早くもチームにフィットするなか、勝利した3試合はいずれもストレートと、無類の強さを見せている。

これでエース、ロザマリア・モンチベレルのプレー時間が増えてくれば、さらに次元の高いバレーを展開することになるだろう。

対するSAGA久光は、中田久美HC(ヘッドコーチ)を招聘した新体制の船出こそ、開幕3連敗と産みの苦しみはあったものの、前節のGAME2ではステファニー・サムディと、オルガ・ストランツァリが高い得点力を発揮するなか、荒木彩花や北窓絢音も決定力の高さでチームに貢献し、今季初勝利を手にした。

SAGA久光はこの試合でキャプテンの栄絵里香をスタメンのセッターに起用したが、今季はこれまで籾井あきも2試合でスタメン出場しており、今節は強敵相手に中田HCがどのような陣容で臨むかが注目される。

大同生命SVリーグ 2025-26 女子

開幕4連勝の好スタートを切ったヴィクトリーナ姫路は、本拠地『ヴィクトリーナ・ウインク体育館』にて、アランマーレ山形と対戦。

野中瑠衣カミーラ・ミンガルディといった新戦力の加入で大幅なスケールアップを遂げた皇后杯女王が、昨季レギュラーシーズンで対戦した全4試合をストレート勝ちと圧倒した相手に、どのような試合を見せるかは楽しみなところだ。

上記以外では、姫路と同じく4連勝と開幕ダッシュに成功したKUROBEアクアフェアリーズが、ホームの『黒部市総合体育センター』にてクインシーズ刈谷を相手に全勝キープに挑む。

また、群馬グリーンウイングスはホームの『OPEN HOUSE ARENA OTA』にて、前節の連勝で2勝2敗としたPFUブルーキャッツ石川かほくと対戦。

『シゲトーアリーナ岡山』では、ともに今季初勝利をかけて岡山シーガルズと、昨季ポストシーズン進出チームである東レアローズ滋賀が対戦する。

◆SVリーグ 女子第3節 試合予定

◆10月24日(金)
・午後6:35 NECレッドロケッツ川崎 vs. 大阪マーヴェラス

◆順位表(第2節終了時点)

1位 NEC川崎:4勝0敗
2位 姫路:4勝0敗
3位 KUROBE:4勝0敗
4位 デンソー:3勝1敗
5位 Astemo:3勝1敗
6位 PFU:2勝2敗
7位 大阪MV:2勝2敗
8位 埼玉上尾:2勝2敗

9位 刈谷:2勝2敗
10位 SAGA久光:1勝3敗
11位 群馬:1勝3敗
12位 A山形:0勝4敗
13位 東レ滋賀:0勝4敗
14位 岡山0勝4敗

J SPORTS編集部

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