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オープニングカンファレンスで揃ったSVリーグ男子10チーム
女子の開幕から2週間。今週末は、遂に『大同生命SVリーグ 2025-26 男子』が開幕の時を迎える。
サントリーサンバーズ大阪の戴冠から約5ヶ月。リーグ創設2年目のシーズンへ向け、今週は各チームが夏場のオフシーズンを経て、どのようなアップデートを果たしたかが垣間見えることとなる。
今季も昨季同様、開幕節には大阪ブルテオンvs.サントリーという大一番が組まれており、GAME1はリーグの先陣を切る形で、10月24日の金曜日に『GLION ARENA KOBE』で行われる。
大同生命SVリーグ 2025-26 男子
連覇を狙うディフェンディングチャンピオンのサントリーは、高橋藍(高ははしご高)、ドミトリー・ムセルスキー、小野寺太志、デアルマス アラインといった優勝メンバーに加え、ロシア代表エースのイゴール・クリュカを補強し、攻撃力の上積みに成功。
一方、昨季はレギュラーシーズンを制しながらも、ファナル進出を逃すという辛酸を嘗めた大阪Bは、捲土重来へ向け、このオフは世界ナンバーワンセッターの呼び声が高いフランス代表金メダルメンバーのアントワーヌ・ブリザールを獲得。
世界最高峰のトスワークが西田有志やエバデダン ラリー アイケーらと、どのような融合を見せるかは非常に楽しみなところ。ただし、こちらは昨季得点源だったトーマス・ジェスキーがチームを去っており、この穴埋めがしっかりできるかどうかは未知数と言える。
昨季ファイナルでサントリーに惜敗したジェイテクトSTINGS愛知は、敵地『リクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館』にて、ヴォレアス北海道と対戦する。
STINGS愛知は、チームの顔だった宮浦健人が退団したものの、昨季躍進の原動力となったトリー・デファルコと、リカルド・ルカレッリ・ソウザは健在であり、このオフはフランス代表のステファン・ボワイエを補強するなど、さらなる飛躍へ向けしっかりとチームにテコ入れを行っている。
一方、昨季最下位に沈んだヴォレアスは、チームを率いて8年目になるエド クラインHC(ヘッドコーチ)のもと、張育陞、ティモ・タンメマー、池田幸太といった昨季チームの攻撃を牽引した顔ぶれに、新戦力のメルト タンメアルと二キタ ゾロトゥーヒンを加えることで、チームの活性化を図っており、ホームに強敵を迎える開幕戦は、新シーズンに臨むチームの実力を測る上で、絶好の試金石と言えそうだ。
大型補強を行ったのが、アメリカ代表のエース、マシュー・アンダーソンを獲得した日本製鉄堺ブレイザーズだ。
現在38歳のアンダーソンによる円熟味溢れるプレーと、コート上でのリーダーシップは、今季SVリーグのヘッドラインの1つであり、日鉄堺BZは彼以外にもセリエAで実績のあるトンマーゾ・リナルディを獲得するなど、積極的な補強を敢行しているだけに、敵地で対戦するVC長野トライデンツとの開幕戦は、そのスケールアップしたチームの姿をチェックする上で必見である。
昨季、年間最終順位が4位だったウルフドッグス名古屋は、リーグ得点王だったニミル・アブデルアジスはチームを去ったものの、このオフに日本屈指の攻撃力を誇る宮浦健人を獲得。
この他にも、アウトサイドヒッターにティモシー・カールと、エイメン・ブゲラ、そしてミドルブロッカーにノルベルト・フベルを加えるなど、優勝を目指す上で楽しみな顔ぶれが揃っており、今週末は本拠地『エントリオ』に、昨季6位でポストシーズン進出を果たした広島サンダーズを迎える。
東レアローズ静岡が、本拠地『このはなアリーナ』に東京グレートベアーズを迎える一戦も、新戦力に注目したい。
今季から東レ静岡には、世界屈指のミドルブロッカーであるテイラー・エイブリルが入団しており、対する東京GBにはかつて日本で活躍したオポジットのバルトシュ・クレクらが加わっているため、この試合は見応えのあるネット際の攻防が繰り広げられるだろう。
◆SVリーグ男子第1節 試合予定
◆10月24日(金)
・午後7:10 大阪ブルテオン vs. サントリーサンバーズ大阪
J SPORTS 編集部
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