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バレーボール コラム 2025年10月22日

【SVリーグ 男子開幕まであと2日!】西田有志インタビュー「より責任を持ってやれる立場で、常に答えを求めながら」。大阪ブルテオン新キャプテンの決意

SVリーグコラム by J SPORTS 編集部
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西田有志(大阪ブルテオン)

◆西田有志(にしだ ゆうじ)

三重県いなべ市出身。海星高校時代、2017年アジアユース選手権で日本の初優勝に貢献すると、高校生でジェイテクトSTINGS(現・ジェイテクトSTINGS愛知)の内定選手に。2018年に日本代表に初選出、2019年ワールドカップでベストサーバー賞、ベストオポジット賞を受賞した。

その後、Vリーグで活躍。セリエA移籍を経て、ジェイテクトSTINGSに復帰。2023-24シーズンからパナソニック パンサーズ(現・大阪ブルテオン)へ移籍。2025年は日本代表活動を休養し、自己投資する時間を作る。今シーズンからはキャプテンとしてチームを牽引する。

大同生命SVリーグ 2025-26 男子

―― SVリーグ2シーズン目直前ですが、どんな思いがありますか?

できる限り、自分たちのできることを増やしていきたいと思います。個人としてはキャプテンを任されて、チームをどう導いていくのかが、非常にポイントになってくると思います。そこも1つ1つ課題を自分なりに作りながら、1日ずつそれをクリアしてやっています。

シーズンの序盤から中盤は、どうしても人がいない時が多いので。なかなかコンディションを全員が一緒に合わせるのは難しいですが、やるべきことは一緒だと思うので、そこに向けて全員が一緒のフォーカスをしてやっていければ、と思っています。

―― 今までキャプテン経験はありますか?

キャプテンは高校の時と、去年のネーションズリーグぐらいの時ぐらいですね。あとはないと思います。

大同生命SVリーグ 2025-26

―― 何か違うものですか?

特に違わないです。でも、自分がやること、発言することに対しては責任を取りたい と思いますし、その中で自分が発言する時は、自分がそれをやっていることを、当たり前のように見せることが必要だと思っています。

できないことは言わないですが、でもやらないといけないことはやる。ただ、それだけです。だから、練習でやれてないとか、身体が動かないというのは、その日のコンディションがあるかもしれませんが、準備が足りてない。

僕が試合でパフォーマンスを出すのは、全部準備から始まっているので、それができてるか、できてないかだけだと思いますし、これは誰もができることなので、やらないといけないと僕は思っています。

選手として寿命を長くするとか、いいパフォーマンスを常に出し続ける時には、どうしてもそこが必要になってくるポイントなので、そこは口酸っぱく言っていきたいです。

シンプルなところだけにフォーカスして、あとは人それぞれの強みがあると思うので、チームとして統一して、全員が共通のことをやらないといけないプレーに関して、しっかりと言っていくのはやっています。

今季からキャプテンとなった西田有志

―― キャプテンをやることは想像できまましたか?

いや、ないですね。全くそういうのないんです。でも、監督が来てからそう言っていただけて、自分としてもそういう風に見ていただけていることを、非常にありがたく思います。

より責任を持ってやれる立場になったと思うので、ただやるだけではなく、やりたいことに対して、常に答えを持ちながら、常にそれを求めながらということが、より自分にとって責任になることだと思っています。だから、キャプテンになってからレベルを上げやすいというか、そういう環境になったという感覚です。

―― 今年のチームも強いと思いますがどうですか?

いや、そうでもないです。「僕たちは強い」と思うことは必要ですが、まだ全然強くなってないので、まだまだ強くなります。だから、ゴールは持たないです。僕らは常に強くなれると思っているので、満足する選手はいないと思うし。SVリーグの中で常に貪欲なチームでやってほしいと思っています。

―― サムエルボ監督が就任して、特に取り組んでいることはありますか?

いや、特に何か大きなことはないと思います。当たり前のことを常に言ってますし、当たり前のことができないときは、そこに対する指導というか、考えを常に言ってくれるので、意見は非常に伝わりますし、そこは大きいところだと思います。

―― 日本代表に行かないで、見ているシーズンはいかがでしたか?

なんか不思議な感じです。でも、そういういろんな選手が代表でプレーしているのを見るとより感化されますし、がんばっているからすごいと思います。

でも、今年の夏は代表の選手よりもやれた、それだけしっかりトレーニングできたと思うので、それをどう継続して、このチームに落とし込んでいくか、プレーに合わせていくか。まだ、自分の身体の変化とプレーにギャップがあって、フィットしていないので、一番いいところでフィットさせたいと感じています。

―― 身体の変化は具体的にどういうところですか?

ジャンプが上がったので、それに対してもそうですし、アプローチスピードが上がって、ボールの下に入るスピードが単純に上がっているので、いつものテンポで行った時にどうしてもぶら下がるようなことが増えたりとか、どうアジャストしていくのかは常に研究をし続けています。

これに関してはチームとの連携も必要なので、長く見ながらです。今、自分のコンディションを良くするつもりはないので、常に悪い状態を作りながら、その中で最善の策を見出していかないと僕は強くなれないので、それを今、常にやり続けている部分です。

―― 前に伺っていた目標、世界一のオポジットになる。これは変わっていないですか?

変わってないです。めちゃめちゃ長く現役をするつもりなので、いくつになってもピーキングが常にいい状態を持っていく、その中で世界一のポジットになりたいと思います。自分で「世界一のポジットです」というものではないので、日本だけでなく、世界から評価されるポジットになれたらと思います。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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