【ハイライト動画あり】筑波大学、前回優勝の中央大学を破って2019年大会以来の優勝。バレーボール東日本インカレ 男子決勝

東日本インカレ決勝

『東日本バレーボール大学選手権大会男子関東大会』（東日本インカレ）は6月28日（土）に最終日を迎えた。

『日本体育大学横浜・健志台キャンパス』では、3位決定戦と決勝の2試合が行われ、決勝では連覇を目指す中央大学と、前回3位の筑波大学が対戦した。

第1セットは、アウトサイドヒッター梅本春之助のサーブが走ったディフェンディングチャンピオンが、連続得点で5-3と序盤のリードを奪う。一方、筑波大は身長210cmのアウトサイドヒッター牧大晃のサービスエースで応戦。それでも、中央大の勢いが上回り、15-12として相手にタイムアウトを取らせる。

梅本のブロックで19-14とリードを広げた中央大は、その後、終盤の連続得点で24-17とセットポイントを迎えると、最後はキャプテンのアウトサイドヒッター坪谷悠翔がバックアタックを決め、25-19として第1セットを先取する。

第2セットも序盤は、中央大アウトサイドヒッター舛本颯真のサーブが走り、梅本のナイスブロックなどもあって、中央大が3連続得点で主導権を握る。

これに対し、筑波大はオポジット山本快のサービスエースや、牧の積極的なプレーで10-10と同点に追いつくと、その後、粘り強いプレーでラリーを制し、連続得点で12-10とリードしてセットの主導権を握り返す。

一方、中央大は舛本と梅本のアタックによる連続得点で、17-17と同点に追いつく。しばらく続いたサイドアウトの応酬から、筑波大は山本と牧野ブロックによる連続得点で、23-20とリードすると、セットポイントでミドルブロッカー山下彪のクイックが決まり、25-23で第2セットを奪い返す。

第3セットは開始からサイドアウトの応酬となり、一進一退の攻防を繰り広げる。筑波大は8-7からのブレークポイントで、2点のリードを築いてセットの均衡を崩すと、その後、牧の豪快なアタックも決まり、11-8とリードを広げる。

筑波大はこの後も牧を中心に攻めつつ、アウトサイドヒッター亀岡聖成のナイスサーブなどでじわじわとリードを広げると、そのまま相手に流れを渡すことなく25-18で第3セットを連取する。

第4セットに入っても筑波大の勢いは止まらず、牧が要所でスパイクやブロックを決め8-3とリードすると、ミドルブロッカー細川晃介のブロックも相次いで決まり、14-7とさらにリードを広げる。

この後も怒涛の攻撃を見せた筑波大が、大差でチャンピオンシップポイントを迎えると、最後は牧がアタックを決め、25-14でこのセットを奪取。セットカウント3-1で勝利した筑波大が2019年大会以来の優勝を果たした。