人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

バレーボール コラム 2025年6月24日

春季関東リーグを制した早稲田大学が本命。東日本バレーボール大学選手権 男子のみどころ

バレーボールコラム by 早稲田スポーツ新聞会
  • Line

春の関東大学リーグを制した早稲田大学

第44回東日本バレーボール大学選手権大会(東日本インカレ)、男子は2025年6月24日(火)から6月28日(土)の5日間の日程で行われる。

今年は関東開催ということで、会場はエスフォルタアリーナ八王子(東京都)、所沢市民体育館(埼玉県)、決勝のみ日本体育大学横浜・健志台キャンパス(神奈川)で全58チームがトーナメントでしのぎを削る。

昨年よりも出場チームが7チーム増え、そして大学生として日本代表に選出されたメンバーも多数で、さらに白熱した戦いが期待される。

◆春季リーグを制し、優勝候補筆頭の早稲田大学

世代No.1セッターと呼び声高い前田凌吾率いる早稲田大。関東大学春季リーグ戦では中央大学に敗北を喫するも優勝を果たした。

また、春季リーグ戦期間中に開催された黒鷲旗全日本選抜大会でも、Vリーグ所属の富士通カワサキレッドスピリッツを下し、大学勢初となる優勝を飾るなど、大学バレー界屈指の実力を誇る今年のチーム。

注目選手はU20日本代表のエースとして活躍した小野俊太。圧倒的な打力が持ち味で、特にサーブ、スパイクは相手の守備をパワーで崩す。

その他にも昨年度の春高バレーではエースとして駿台学園高校を優勝に導いた川野琢磨、そして、圧倒的な高さを生かしたブロックが強みの麻野堅斗など、日本代表選手に選出されたメンバーも所属しており、「誰が出ても強いチーム」を体現している。

◆春季は6位ながら早稲田に負けなしの中央大学

昨年度東日本インカレ優勝校の中央大は春季リーグ戦の前哨戦として行われたプレマッチ、春季リーグ戦ともに早稲田大には負けなし。早稲田大と中央大が決勝で当たることになれば波乱の展開が予想される。

注目選手は舛本颯真。安定感あるレシーブと強力なサーブ、打点の高さが彼の強みだ。チーム全体としては成長途中の下級生に注目したい。昨年のメンバーが抜け、スターティングメンバーが大きく変わった。どのようにチームが変化していくのかに期待がかかる。

◆圧倒的エースを擁する明治大学

明治大のセッター近藤蘭丸と、中央大主将の坪谷悠翔は東福岡高校出身で、高校2年時には春の高校バレーで、優勝の瞬間をともにした。彼らがついに最高学年として、ライバルとしてチームを引っ張る姿は高校バレーファンも必見だ。

また、現在3年生の明治大リベロの磯脇侑真、中央大リベロの土井柊汰も東福岡高校の同級生ということで、両校のリベロ対決にも注目したい。

また、明治大の注目選手は黒澤孝太で、去年からオポジットにポジションを変更した。それまではミドルや、様々なポジションに対応できる器用な選手だったが、それだけではなく高い攻撃力があり、春季リーグ戦のアタック決定本数は筑波大の牧大晃に次いで2位、そして総得点数1位という圧倒的エースとして活躍した。

明治大、中央大は順当に勝ち上がると準々決勝で対戦する可能性が高い。春季リーグ戦の実力通りに行くと明治大が勝ち進む可能性が高いが、この2校の戦いにもぜひ注目してほしい。

◆筑波大学、順天堂大学も優勝候補

春季リーグ戦では4位だった筑波大学。主将の牧は去年から大エースとしてチームを支え、今年になってからポジションをオポジットからサイドに変更した。速いテンポのパイプの攻撃を使うようになって、より攻撃力が増している。今年度も日本代表に選出され、恵まれた身長を武器に主将としてどのようにチームを率いていくのか。

順天堂大学の寺内剛仁はとにかくパンチ力があり、打球音が体育館中に響くほど。先述の牧、黒澤と比べて高さがあるわけではないが、ブロックに当てて吹き飛ばせるパワーが魅力。その他にも村瀬仁巨良主クウェスイなど爆発力のあるスパイカーが揃っており、順天堂大も優勝争いに加わるだろう。

春季リーグ戦の順位通りには行かないのが、東日本インカレの恐ろしいところ。昨年度はノーシードだった東京学芸大学が優勝候補だった早稲田大を押さえ、4位入賞を果たすなど、予想のつかない展開が起こった。大学バレーの人気も少しずつ高まる中、各校の成長が見られる戦いとなるだろう。

文/写真:井口瞳(早稲田スポーツ新聞会)

◆関東大学男子春季リーグ戦順位

1位 早稲田大学 10勝1敗
2位 順天堂大学 9勝2敗
3位 明治大学 9勝2敗
4位 筑波大学 7勝4敗
5位 東海大学 7勝4敗
6位 中央大学 6勝5敗

7位 法政大学 5勝6敗
8位 東京学芸大学 4勝7敗
9位 国士舘大学 4勝7敗
10位 日本体育大学 4勝7敗
11位 専修大学 1勝10敗
12位 駒澤大学 0勝11敗

※勝敗が同じ場合はセット率で決定

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
バレーボールを応援しよう!

バレーボールの放送・配信ページへ