人気ランキング
コラム一覧
東日本インカレ
『東日本バレーボール大学選手権大会女子札幌大会』(東日本インカレ)も残すところ1試合となり、決勝戦では準決勝で前回王者の日本体育大学を撃破した前回3位の筑波大学と、前回ベスト8の東海大学が対戦した。
第1セットは最初にブレークした筑波大が序盤の主導権を握ると、その後もオポジット瀧澤凛乃のスパイクなどによる連続ポイントで、5-0とリードを広げる。東海大はリザーブメンバーのアウトサイドヒッター石倉想のスパイクや、ブロックなどで食い下がるも、流れを引き戻すには至らない。
筑波大が瀧澤のスパイクとアウトサイドヒッター阿部明音のバックアタックによる連続ポイントで、11-3とリードをさらに広げると、その後もミドルブロッカー本田凛のクイックなどが決まり、14-3とする。結局、第1セットはこの序盤の大量リードに物を言わせた筑波大が25-18で先取する。
しかし、第2セット序盤は真逆の展開となり、アウトサイドヒッター西村美波のブロックで先制した東海大が、連続ブレークポイントで3-0とすると、その後もカンポス ユナのアタックなども決まり、7-2とリードして主導権を握る。
その後、第2セットは終始東海大がリードする展開となるも、筑波大はセット終盤に1点差まで追い上げる粘りを見せる。しかし、逆転するまでには至らず、第2セットは25-23で東海大が奪取し、1セットオールとする。
第3セットは序盤から中盤にかけて筑波大がリードしながらも、ところどころで東海大が同点に追いつく一進一退の攻防に。1点を追う東海大はアウトサイドヒッター山本麗のスパイクで19-19と同点にすると、続くポイントでは相手のアタックがラインアウトとなったことで、遂に20-19と逆転に成功。
その後、デュースまでもつれ込むも、最後は石倉のブロックでセットポイントを握った東海大が西村のコースを狙ったアタックによる連続ポイントで26-24とし、セットカウント2-1として優勝に王手をかけた。
第4セットも序盤から終盤にかけて筑波大がリードしながらも、デュースにもつれ込む展開となるが、ここは後がなくなった筑波大が踏ん張りを見せ、最後は1年生のアウトサイドヒッター大森咲愛のアタックが決まり、27-25でこのセットを奪って第5セットを強いることに成功する。
ファイナルセットは序盤から中盤にかけてリードが入れ替わる展開となるなか、東海大が8-6としてコートチェンジを迎える。筑波大は大森のアタックで応戦すると、その後、相手のアタックが何度かラインを割ったことで、逆転に成功し、14-13として最初にマッチポイントを握る。
結局、ここも勝負はデュースにもつれ込む大接戦となったが、筑波大は大森のアタックでマッチポイントを迎えると、最後は阿部がアタックを決め、18-16で第5セットを奪取。決勝にふさわしい好勝負となった激闘に終止符を打つとともに、大会制覇を果たした。
J SPORTS 編集部
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
J SPORTSで
バレーボールを応援しよう!
