東京女子体育大学、ストレートで日本体育大学に勝利。バレーボール東日本インカレ 女子3位決定戦

東日本インカレ

『東日本バレーボール大学選手権大会女子札幌大会』（東日本インカレ）も最終日を迎え、3位決定戦では前回女王の日本体育大学と、前回ベスト8の東京女子体育大学が対戦した。

第1セットは、開始から連続してブレークポイントを奪った東女体大が、3-0とリードして序盤の主導権を握る。一方、日体大はネット際の競り合いを制してブレークポイントを奪い、1点差に詰め寄る。

これに対し、東女体大はミドルブロッカー小園瞳のブロックなどで再び流れを引き寄せると、セット中盤には1年生アウトサイドヒッター渡部真夕の力強いアタックなどで、15-9とリードを広げる。

結局、第1セットは東女体大がこの中盤に築いたリードを守り切る展開に。最後はセットポイントで佐藤彩夏のサービスエースが決まり、25-19で東女体大が第1セットを先取する。

第2セットも序盤から東女体大が優位に立つ展開となり、アウトサイドヒッター井上和奏の1枚ブロックでブレークに成功すると、渡部の巧みなフェイントや、佐藤の強烈なスパイクなどで、6-2とリードする。

この後、東女体大は佐藤のスパイク、そして小園のブッロックによる連続ポイントで8-2とリードを広げる。ここで日体大は流れを変えるべくタイムアウトを取るも、東女体大の勢いは止まらず、セット中盤には粘り強いレシーブから、最後はアウトサイドヒッター菊田美優のアタックでロングラリーを制し、14-6とする。

その後、東女体大は渡部の豪快なスパイクなどで連続ポイントを挙げ、20-10としてセット終盤を迎えると、一時は日体大に追い上げを許すも、最後は渡部のブロックが決まり、25-19で第2セットを連取する。

第3セットは日体大が最初にブレークし、序盤にリードを築く展開となる。しかし、東女体大は佐藤のアタックによるブレークポイントで8-8と同点に追いつくと、その後、渡部のアタックで11-10と逆転に成功。

これでセットの主導権を握った東女体大は、セット中盤から終盤にかけて、セッター二宮みずきのトスワークによる多彩な攻撃により、度々連続ポイントを奪ってじわじわとリードを広げる。

最終的に、東女体大はこの試合で抜群の存在感を見せた渡部のアタックでマッチポイントを迎えると、最後は小園がスパイクを決め、25-21で第3セットも奪取。攻守で終始相手を上回った東女体大が、セットカウント3-0のストレート勝利で3位決定戦を制した。