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初代女王は大阪マーヴェラス
レギュラーシーズン上位2チームによる頂上決戦となった「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」女子のチャンピオンシップファイナルは、大阪マーヴェラスが圧巻の試合運びで、NECレッドロケッツ川崎を圧倒し、2試合を通じて1セットも落とすことなく、連続のストレート勝利で新リーグの初代女王に輝いた。
女子のファイナルは、5月2日(金)から『有明アリーナ』を舞台に開催。セミファイナルで、デンソーエアリービーズに対し、第1戦を落とした大阪MVは、その教訓を生かし、攻守に安定感の光ったリセ ファンヘッケを中心にm第1戦、第1セットの立ち上がりから、ソリッドなバレーを展開して着実に得点を重ねる。
対するNEC川崎は、攻撃面で頼みとする佐藤淑乃と、ダシルバ ロレイナメアリーズが決めきれない苦しい時間帯が続く。
試合開始から一貫して主導権を握った大阪MVは、25-14で第1セットを先取すると、第2セットではさらにギアを上げ、林琴奈がアタックを決めてチームを勢いづかせたかと思えば、キャプテンの田中瑞稀も粘り強いレシーブで献身的にチームを支え、相手に付け入る隙を見せずに、25-10で第2セットを奪取する。
劣勢を強いられたNEC川崎は、相手に傾いたままの流れを変えるべく、第2セット途中から、セッターを澤田由佳に代えるなど、策を尽くすも、この日の大阪MVの猛烈な勢いを止めるには至らない。
しかし、大阪MVはこの試合、7割を超える決定率をマークした蓑輪幸が要所でチームにポイントをもたらすなか、握り続けた主導権を手放すことなく、第3セットも25-21で奪取し、ストレートの快勝でチャンピオンシップ制覇に王手をかけた。
翌日の第2戦でも、大阪MVが総合力の高さを遺憾なく発揮。田中を中心とした粘り強いフロアディフェンスから、攻撃を操る東美奈の巧みトスワークへと繋ぎ、ファンヘッケ、林、田中、蓑輪らがバランス良く得点する試合運びを見せる。
一方、NEC川崎は、第1セット途中からコートに入った和田が、この日もチームを活気付かせるパフォーマンスを見せるも、攻撃に効率性を欠く苦しい展開に。結局、第1セットは序盤に築いたリードを守り切った大阪MVが25-22で先取する。
なんとか反撃に転じたいNEC川崎は、続く第2セットで連続得点からリードを奪う展開に持ち込むも、大阪MVはセッターを塩出仁美に変えるなど、迅速に手を打つと、これが奏功し、宮部愛芽世や林のアタックで逆転に成功する。
主導権を取り戻した大阪MVは、このセットを25-21で奪うと、勢いそのままに25-16で第3セットも連取。2試合通じて説得力のある完璧な勝ち方を披露した大阪MVが、新リーグのタイトルを戴冠した。
J SPORTS 編集部
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