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サントリーサンバーズ大阪vs.ジェイテクトSTING愛知、勢いのある両チームの『東京湾岸決戦』。SVリーグ男子 ファイナルのみどころ
SVリーグコラム by J SPORTS 編集部SVリーグ 男子チャンピオンシップファイナル
「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」は遂にファイナルへ。男子はセミファイナルで、レギュラーシーズン優勝の大阪ブルテオンを2連勝で撃破したジェイテクトSTINGS愛知と、ウルフドッグス名古屋との死闘を制したサントリーサンバーズ大阪が、初年度の覇権をかけて東京湾岸決戦へ臨むこととなった。
第1戦は5月3日(土)に『有明アリーナ』で行われ、第2戦は5日(日)、そして両チームが1勝1敗で並んだ場合に開催される第3戦は6日(月)に、船橋の『LaLa arena TOKYO-BAY』を舞台に行われる。
レギュラーシーズンを2位でフィニッシュし、シードチームとしてチャンピンシップはセミファイナルからの登場となったサントリーは、そのセミファイナルでホームにWD名古屋を迎えると、初戦でセットカウント2-0から逆転負けを喫するという、ショッキングな苦杯を嘗める。
しかし、第2戦でストレート勝ちを収めると、第3戦も熱戦を制してファイナルへと駒を進めた。一方、STINGS愛知は敵地で大阪Bを相手に、第1戦でセットカウント3-1の快勝発進を遂げると、珠玉の好勝負となった第2戦のフルセットマッチを制し、今季SVリーグのチャンピオンシップでは、男女を通じて初のアップセットを果たして、有明行きのチケットを手にした。
この2チームは今季、レギュラーシーズンで4度、そして天皇杯で1度、顔を合わせており、対戦成績はサントリーが4勝1敗と大きく勝ち越している。ただし、直近の対戦である2月初旬の第14節のGAME2では、STINGS愛知がフルセットの末、デュースに及んだ第5セットを落とすという接戦を演じている。
なお、サントリーは第16節以降のレギュラーシーズンで、大阪Bとの直接対決での4連勝を含む、16連勝をマークしており、セミファイナルの3試合を含むと、直近19試合で18勝1敗と盤石の強さを誇っている。
だが、シーズン最終盤の快進撃という意味では、STINGS愛知も負けておらず、こちらはチャンピオンシップでの4試合を含めて目下8連勝。今、最も勢いのあるチーム同士の対戦が、ファイナルの舞台で実現することになったと言える。
最大3試合で行われるファイナルのシリーズを展望すると、両チームの勝ちパターン的に見て、一気呵成にセットを連取して試合を決めたいサントリーと、粘り強くフルセットマッチをものにしたいSTINGS愛知という図式になる。
サントリーは、今季チャンピオンシップに進出した上位チームとのレギュラーシーズンでの対戦と、セミファイナルを含め、合計18勝を挙げており、うちストレート勝利は半数以上の11回となっている。しかし、同じ条件でのフルセットマッチの成績は3勝5敗と負け越している。
一方、STINGS愛知の方はというと、同じ条件でのストレート勝利は1試合のみであり、ストレート負けは6度喫しているものの、フルセットマッチは8勝4敗と大きく勝ち越している。
サントリーとしては、ドミトリー ムセルスキーと高橋藍(高ははしご高)という攻撃の2枚看板に加え、このところ好調を維持しているアレクサンデル シリフカらの破壊力でコートを制圧したいところだ。
対するSTINGS愛知は、質の高いブロック&ディフェンスで粘り強く戦いつつ、トリー デファルコと、宮浦健人の2大エースでポイントを決め切る展開に持ち込みたいところだが、それを実現するには、レギュラーシーズンでチームランキングがワーストだったサーブレシーブの精度をどこまで上げられるかが鍵を握ることになるだろう。
【ファイナル試合日程】
◆5月3日(土)
・午後0:10 サントリーサンバーズ大阪vs.ジェイテクトSTINGS愛知
◆5月5日(月・祝)
・午後4:10 サントリーサンバーズ大阪vs.ジェイテクトSTINGS愛知
◆5月6日(火)
・午後4:10 サントリーサンバーズ大阪vs.ジェイテクトSTINGS愛知
J SPORTS 編集部
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