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第3戦までもつれた戦いを制し、大阪マーヴェラスとNECレッドロケッツ川崎がファイナルへ。SVリーグ女子 セミファイナルの結果
SVリーグコラム by J SPORTS 編集部第3戦を制し大阪マーヴェラスがファイナルへ
「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」女子は、4月25日(金)から27日(日)にかけてセミファイナルの2カードが行われ、どちらも第3戦まで勝負がもつれ込むなか、東西の両雄が有明決戦となるファイナル進出を決めた。
『パナソニックアリーナ』で開催されたレギュラーシーズン優勝の大阪マーヴェラスと、4位のデンソーエアリービーズによる戦いは、予想外の幕開けに。第1戦ではホームアドバンテージを握る大阪MVに対し、攻守でアウェイチームが圧倒。
デンソーはモンチベレル ロザマリアと、コネオ カルドナ アマンダ ダニエラが攻撃を牽引。横山真奈と、麻野七奈未も要所でチームにポイントをもたらす活躍を見せると、チーム一丸となった堅守でも大阪MVを苦しめ、林琴奈や。田中瑞稀といった中心選手に仕事をさせない展開に持ち込む。
結局、第1戦は終始自分たちの流れで試合を運んだデンソーが、セットカウント3-0のストレート勝利で決勝進出へ王手をかけた。
しかし、第2戦では大阪MVが見事な修正力を披露し、逆襲に成功する。ホームチームはチャンピオンシップに入り、不振の続いていた林が復活を遂げ、チーム最多得点を挙げる殊勲の活躍を見せると、蓑輪幸も効果的なクイックなどでチームの得点源となり、試合を支配的に進める。
一方、デンソーはロザマリアとアマンダにボールが集中する単調な攻撃となり、後手に回る局面が目立つ展開に。大阪MVはセットカウント1-1で迎えた第3セットを25-22で奪取すると、勢いそのままに第4セットも25-15で奪い、ファイナル進出に望みを繋いだ。
すると、勝者総取りの第3戦は、勢いに乗る大阪MVによる一方的な展開となり、林に加え、田中とリセ ファンヘッケも決定率5割越えの攻撃でデンソーを圧倒。最終的に25-17、25-20、25-12のストレート勝利で、有明行きのチケットを手にした。
一方、『川崎市とどろきアリーナ』で開催されたNECレッドロケッツ川崎と、SAGA久光スプリングスの対戦は、ホームチームが先手を取る展開に。
エース佐藤淑乃を中心とする攻撃的な試合運びを見せたNEC川崎は、セットカウント1-1で迎えた第3セットを25-17で奪取すると、第4セットでもギアを落とすことなく、途中出場の和田由紀子のブロックを皮切りにスパートし、25-22でこのセットを奪って先勝に成功した。
これでホームチームが優位に立つと思われた第2戦は、SAGA久光が鮮やかな応戦を見せ、荒木彩花や、栄絵里香らの効果的なサーブと、ステファニー サムディの絶大な破壊力でNEC川崎を圧倒。セットカウント25-16、25-23、25-16と、相手をほぼ寄せ付けないストレートの完勝で第3戦を強いることに成功した。
しかし、その第3戦では再びNEC川崎が目の覚めるような多彩な攻撃を披露。佐藤のアタックを攻撃の軸としながらも、ダシルバ ロレイナメアリーズや佐々木遥子、さらにはベテランの島村春世らが躍動。山田二千華も得意のサーブとブロックで存在感を示し、チームによるセットカウント3-0のストレート勝利に貢献した。
この結果、5月2日(金)から始まる『有明アリーナ』でのファイナルでは、レギュラーシーズンでトップ2を占めた大阪MVとNEC川崎が雌雄を決することとなった。
【セミファイナル試合結果】
◆4月25日(金)
●大阪マーヴェラス 0-3 デンソーエアリービーズ◯
◯NECレッドロケッツ川崎 3-1 SAGA久光スプリングス●
◆4月26日(土)
◯大阪マーヴェラス 3-1 デンソーエアリービーズ●
●NECレッドロケッツ川崎 0-3 SAGA久光スプリングス◯
◆4月27日(日)
◯大阪マーヴェラス 3-0 デンソーエアリービーズ●
◯NECレッドロケッツ川崎 3-0 SAGA久光スプリングス●
【ファイナル試合日程】
◆5月2日(金)
・午後6:40 大阪マーヴェラスvs.NECレッドロケッツ川崎
◆5月3日(土)
・午後5:40 大阪マーヴェラスvs.NECレッドロケッツ川崎
◆5月4日(日)
・午後3:10 大阪マーヴェラスvs.NECレッドロケッツ川崎
J SPORTS 編集部
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