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バレーボール コラム 2025年4月23日

総合力の高いレギュラーシーズン上位4チームが激突。SVリーグ 女子セミファイナルのみどころ

SVリーグコラム by J SPORTS 編集部
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女子セミファイナル組み合わせ

先週、チャンピオンシップが幕を開けた「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」の女子、クォーターファイナルではいずれも上位シードのチームが勝利した。

セミファイナルは、レギュラーシーズン優勝の大阪マーヴェラスと、4位のデンソーエアリービーズ、そして2位のNECレッドロケッツ川崎と、3位のSAGA久光スプリングスという組み合わせとなった。

前者は大阪MVの本拠地『パナソニックアリーナ』、後者はNEC川崎のホーム『川崎市とどろきアリーナ』で、各チームがファイナル進出をかけて激突することとなった。

【セミファイナル 試合予定】

◆4月25日(金)
・午後6:05 大阪マーヴェラス vs. デンソーエアリービーズ
・午後7:05 NECレッドロケッツ川崎 vs. SAGA久光スプリングス

◆4月26日(土)
・午後4:05 大阪マーヴェラス vs. デンソーエアリービーズ
・午後4:05 NECレッドロケッツ川崎 vs. SAGA久光スプリングス

◆4月27日(日)
・午後2:05 大阪マーヴェラス vs. デンソーエアリービーズ
・午後3:05 NECレッドロケッツ川崎 vs. SAGA久光スプリングス

※いずれかのチームが連勝した場合、第3戦は行われない。

大阪マーヴェラス vs. デンソーエアリービーズ

◆レギュラーシーズンで唯一勝てなかった相手との対戦

前述の通り、クォーターファイナルの4カードでは、下位シードのチームが勝ち抜けるアップセットは起こっておらず、全てのカードが上位シードによる2連勝でのベスト4進出となったのだが、果たしてこのセミファイナルでは、下位シードのチームが敵地で番狂わせを演じることができるのかが大きな焦点の1つとなる。

まず、レギュラーシーズンでは2位に7ゲームの大差をつけて優勝した大阪MVは、各スタッツを見ても、勝率はリーグ唯一の8割台となる84%、ポイントもリーグ唯一の3桁となる112ポイント、そしてセット率でもリーグ唯一、2.0を越える2.90をマーク。

その絶対的な強さに死角は見当たらないように思えるが、レギュラーシーズンで唯一、勝てなかったのが今回セミファイナルで対戦するデンソーなのである。

ちなみに、サンプル数は少ないながら、レギュラーシーズンではデンソーが大阪MVに対して2戦2勝としており、11月に対戦した第4節では、ホームで試合を行ったデンソーが、ブロックとレシーブで大阪MVを上回るなか、エースのモンチベレル ロザマリアにボールを集めて得点を重ねる形を作って、強豪を撃破している。

そんなシーズン序盤以来のリターンマッチとなるセミファイナルでは、レギュラーシーズンでリーグ2位の総得点を誇ったモンチベレルがキーパーソンとなるのは言うまでもないことだが、クオリティの高いデンソーのブロックもみどころの1つと言えるだろう。

特にブロック決定本数でリーグ3位にランクインした麻野七奈未は、サーブ効果率でもトップ10入りしており、強敵の埼玉上尾メディックスと対戦したクォーターファイナルでも2試合合計で7ブロックと当たりが出ているだけに、デンソーによるアップセット達成には、麻野の好パフォーマンスは必須といえる。

対する大阪MVは、チームの稼ぎ頭であるリセ ファンヘッケが好調を維持しているのは心強いところだが、同じく攻撃の軸となる林琴奈がクォーターファイナルで、アタック決定率が2試合平均29.6%と、やや精彩を欠いたのは気がかりなところ。

サーブレシーブを含め、ディフェンス力の高いデンソーを相手に、仮に林が攻撃面でチームを牽引するパフォーマンスを見せられないとなると、独走でレギュラーシーズンを制した大阪MVとはいえ、苦戦を強いられることになるだろう。

NECレッドロケッツ川崎 vs. SAGA久光スプリングス

◆戦力が拮抗した両チームの戦い

川崎アリーナとどろきでのセミファイナルは、リーグ2位と3位のチームによる対戦となるが、この2チームはレギュラーシーズンの勝率で並んでおり(ともに20勝14敗)、ポイント数とセット率もともに僅差で、戦力はかなり拮抗している。

今季、レギュラーシーズンでの対戦成績は、SAGA久光が3勝1敗と勝ち越しているが、その3勝のうち2試合はフルセットの接戦であり、先月行われた直近の試合ではNEC川崎が勝利しているだけに、ホームで戦うNEC川崎としても悪いイメージはないだろう。

チームとしてのアタック決定率でリーグのトップ2を占めるNEC川崎とSAGA久光は、リーグ屈指の攻撃力を誇るチームであり、NEC川崎には佐藤淑乃、SAGA久光にはステファニー サムディと、ここぞという場面で頼りになるアタッカーを擁しているところも似通っている。

前回対戦し、互いに1勝を分け合った第19節もそうだったが、そうなると、サーブとブロックとディフェンスの差が、そのまま勝敗に直結する可能性が高くなるだけに、NEC川崎は山田二千華島村春世、SAGA久光は平山詩嫣と、荒木彩花の活躍がカギを握ることになるだろう。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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