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SVリーガーがおすすめする地元の場所やグルメ
2024年10月に開幕した「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」。男子は10チームに187 選手、女子は14チームに286選手、合計473選手が在籍している(2025年3月10日時点)。
J SPORTSでは全選手にアンケートを実施。選手名鑑を作成したが、ここに掲載されている選手データや、アンケートの回答をいろいろな角度から調べてみた。今回は「地元でおすすめするグルメや観光スポット:男子編」。北海道~東海と近畿~九州の2回に分けてご紹介する。各選手の地元愛やホームタウン愛にあふれる回答を楽しんでいただきたい。
なお、「地元でおすすめするグルメや観光スポット」の回答は、「J SPORTS」の名鑑にはないが、販売されている「大同生命SV.LEAGUE V.LEAGUE 公式ガイド」に掲載されているので、興味のある方はチェックしてもらいたい。
◆『そば』に『フカヒレ』『牛タン』…
まず北海道で回答をいただいたのは、田城貴之選手(ヴォレアス北海道)。おすすめスポットはホームの旭川市にある「和風旅館 扇松園」。「温泉が最高で、蕎麦も美味しい」とのこと。こだわりのそばは北海道産で、打ち立てが食べれるそう。来シーズン、ヴォレアス北海道の試合観戦に行く際には泊まってみたい。
続いて宮城県。まず、気仙沼市出身の小野寺瑛輝選手(東レアローズ静岡)がおすすめするのは、地元の名物「フカヒレ、牡蠣」。気仙沼はサメの水揚げが日本一で、身はすり身などで食べられ、ヒレは中華の高級食材『フカヒレ』に加工される。加工技術がすぐれているため、気仙沼産は最高級品として中国でも有名だそうだ。
松島は遊覧船で巡る
色麻町松島出身の早坂心之介選手(VC長野トライデンツ)がおすすめするのは、京都の『天橋立』、広島の『宮島』と並び、『日本三景』の1つ「松島」と、すりつぶした枝豆(ずんだ)を餡にした「ずんだ餅」。
蔵王町出身の山崎彰都選手(ウルフドッグス名古屋)も「ずんだ餅』を挙げてくれたほか、「牛タン」も。佐藤隆哉選手(VC長野トライデンツ/仙台市出身)は「たんや善治郎がおすすめです!」とお店の名前も教えてくれた。
また、小野寺太志選手(サントリーサンバーズ大阪/名取市出身)は「閖上の赤貝が絶品」と激推し。『閖上(ゆりあげ)の赤貝』は、日本一とも言われる名取市の特産品。銀座などの高級寿司店では、1貫で3000円程度とも言われる高級寿司ネタだ。
◆山形はラーメンが美味しい! 日本一、ラーメンの消費金額が多い山形市を中心に『ラーメン王国』とも言える山形県。高梨健太選手(ウルフドッグス名古屋/山形市出身)が「ラーメン」と回答したほか、手塚大選手(ジェイテクトSTINGS愛知/山形市出身)は「龍上海」、上林直澄選手(ウルフドッグス名古屋/鶴岡市出身)は「ケンちゃんラーメン」とお店を指定。
龍上海のラーメン
龍上海は『赤湯からみそラーメンの本家』と言われるお店で、JR『新横浜駅』近くの『ラーメン博物館』内にも店舗があり、ニンニクの入った特製辛みそを、味噌スープに溶きながら食べる。ケンちゃんラーメンは、極太の縮れ麺に濃い目の煮干しの醤油スープが特徴とのこと。
ラーメンのほかには、手塚選手がさくらんぼの「佐藤錦」、洋梨の「ラ・フランス」とフルーツ王国らしいチョイス。さらに秋の風物詩『芋煮』も紹介してくれた。ちなみに山形の芋煮は牛肉で醤油味、宮城は味噌味で豚肉らしい。また、高橋健太郎選手(高ははしご高/ジェイテクトSTINGS愛知/川西町)は、「かみのやま温泉の『日本の宿古窯』」をおすすめしてくれた。
◆TVでも紹介された隠れた名物
続いては関東地方。茨城県にも特徴のあるご当地ラーメンがあり、その名も「スタミナラーメン」。紹介してくれたのは、樫村大仁選手(サントリーサンバーズ大阪)。スタミナラーメンは麺にとろみのついた甘辛醤油あんを乗せたもの。あんの具材にはキャベツ、レバー、カボチャなどが使われている。
また、千葉県松戸市出身の中村啓人選手(VC長野トライデンツ)が「ラーメンが美味しい」と語るように松戸には、日本を代表する名店『中華蕎麦 とみ田』など、松戸駅周辺にラーメン店が密集している。
ここでラーメンから離れて、グルメの紹介を続けよう。群馬県出身の樋口裕希選手(VC長野トライデンツ)がおすすめしてくれたのは、「永井食堂のモツ煮」。永井食堂は山間にあり不便な場所だが、多くの人が訪れる。以前、ケンミンの秘密を解き明かす番組でも紹介されている。
埼玉県では、米山裕太選手(東レアローズ静岡)は「焼き鳥(豚のカシラ肉を使ったもの)」をおすすめ。この『焼き鳥』は米山選手の出身地・比企郡や、隣の東松山市の名物で、辛い味噌ダレをつけて食べる。こちらも前述した番組で紹介されている。
◆伊那地方のソウルフード「ローメン」とは?
甲信越・東海地方はまず新潟県から。近裕崇選手(ウルフドッグス名古屋/岩船郡)の「米、酒、山菜」はまさにその通り!新井雄大選手(広島サンダーズ/上越市出身)は「高田城の桜」。今週が見頃とのことだ。
金沢の兼六園
名所では新貴裕選手(東レアローズ静岡/石川県白山市出身)は日本三名園の1つ「兼六園」。清水邦広選手(大阪ブルテオン/福井県福井市出身)は「池田町のかずら橋」。全長44m、高さ12mの吊り橋で、池田町の観光案内サイトには、「悪天候時は橋を渡れません」「例年12月上旬~3月下旬頃まで、積雪の為『冬季通行止め』となります」と書かれている。
エバデダン ラリー選手(大阪ブルテオン/岐阜県海津市出身)は地元の「お千代保稲荷神社」。正式な名前は『千代保稲荷神社』だが、なぜエバデダン選手が『お』をつけたのか調べてみると、地元では『おちょぼさん』の愛称で親しまれているとのことだった。ちなみに参道には『串かつ店』が何軒もあり、参拝の際に食べるのが定番らしい。
また、西田有志選手(大阪ブルテオン/三重県いなべ市出身)は「ふれあいの森」。いなべ市は里山や森林など、自然が豊かなところだ。
山梨の名物ほうとう
食べ物では、小澤宙輝選手(東レアローズ静岡/山梨県甲府市出身)が「ほうとう、ぶどう、もも、水」、山岸隼選手(ヴォレアス北海道/長野県長野市出身)が「そばがとにかく美味しい」。2人にはぜひ、ほうとうとそばの美味しいお店を教えてもらいたい。
上村琉乃介選手(日本製鉄堺ブレイザーズ/長野県伊那市出身)は「ローメンとソースカツ丼」。ローメンは伊那市のソウルフード。羊肉と野菜、中華麺を炒めたもので、ラーメンでも焼きそばでもない不思議な食べ物。ソースや酢で好みの味に調えて食べる。また、ソースカツ丼も有名だ。
また、深津英臣選手(ウルフドッグス名古屋/愛知県)は名古屋名物の「みそおでん」をおすすめ。山口拓海選手(東レアローズ静岡/群馬県高崎市出身)はホームの三島市にあるパン屋さん「Snap Bakery」と、カフェ「ペチカ」だった。
SVリーグも5月上旬には全日程が終了する。次のシーズン開幕まで、各選手の『聖地巡礼』を楽しむのもいいかもしれない。
文/写真:小野寺俊明(スポーツ企画工房)
小野寺 俊明
京都市出身。同志社大学卒業後、リクルートを経てスポーツ業界に。今はなき「ISIZE SPOERTS」や、Jリーグファンサイト「J's GOAL」で執筆を始めた。現在は株式会社スポーツ企画工房の代表で、ライターのほか、スポーツのコンテンツクリエーター、広報アドバイザー、WebサイトやSNSのプロデューサーなどを務める。
「X」アカウント
@tigeronodera
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