【ハイライト動画あり】広島サンダーズ、チャンピオンシップ最後の椅子を獲得。レギュラーシーズン優勝の行方は今週末に持ち越し。SVリーグ 男子第22節

チャンピオンシップ出場を決めた広島サンダーズ

「大同生命SV.LEAGUE（SVリーグ）」の男子は、4月5・6日にレギュラーシーズン最終節となる第22節の全5カードが行われ、広島サンダーズが6位を確定させ、残り1枠となっていたチャンピオンシップ進出を決めた。

一方、レギュラーシーズンの優勝は、サントリーサンバーズ大阪が、大阪ブルテオンとの首位攻防戦で連勝したため、未消化分の3カードが開催される次週へ決定が持ち越しとなった。

また、ウルフドッグス名古屋は暫定で3位、ジェイテクトSTINGS愛知は4位、東京グレートベアーズは5位、そして前述の広島THはレギュラーシーズンの全日程を終了した。

◆順位表　※第22節終了時点（未消化試合あり）

1位　大阪Ｂ　35勝7敗
2位　サントリー　34勝8敗
3位　WD名古屋　35勝9敗
4位　STINGS愛知　26勝18敗
5位　東京GB　23勝21敗
6位　広島TH　18勝26敗

7位　日鉄堺BZ　15勝27敗
8位　東レ静岡　12勝30敗
9位　VC長野　10勝32敗
10位 ヴォレアス　6勝36敗

※6位までがチャンピオンシップ進出

6位で最終節を迎えた広島THは、敵地『このはなアリーナ』にて東レアローズ静岡と対戦。GAME1の序盤は、アグレッシブなバレーを展開した東レ静岡が試合の主導権を握る。デュースにもつれ込んだ第1セットを28-26で先取すると、サーブとブロックで相手を圧倒して第2セットを25-11で奪取。

後がなくなった広島THは、流れを変えるべく第3セットから西知恕をスタメン投入しつつ、新井雄大と、カメホ ドルーシー オレオルにボールを集めることで活路を見出すと、このセットを25-22で奪って反撃に転じる。

これで俄然勢いに乗った広島THは、終盤まで接戦となった第4セットを25-20で連取し、勝負を第5セットに持ち込むと、最終セットを15-13で奪い、大逆転勝利で大きな1勝を手にした。

すると、翌日のGAME2はアウェイチームの一方的な展開に。カメホと新井に加え、坂下純也の3人を攻撃の軸とした広島THは、第1セットを25-10で先取すると、勢いそのままに続く2セットも連取し、ストレートの快勝でチャンピオンシップ進出を確定させた。

大阪Ｂのホーム開催となった今季3度目の『大阪ダービー』。首位攻防戦の天王山という位置付けになったライバル対決のGAME1は、今季屈指の好勝負に。

今節でレギュラーシーズン優勝を決めたい大阪Ｂは、西田有志と、ロペス ミゲルに加え、前節に続いてこの試合もスタメン起用された甲斐優斗がチームの攻撃を牽引する。

対するサントリーはドミトリー ムセルスキー、高橋藍（高ははしご高）、デ アルマス アラインの3人が躍動し応戦。

序盤から一進一退の攻防が続くなか、大阪Ｂがセットカウント2-1として第4セットを迎えるも、サントリーは大宅真樹のトスワークが冴え渡った第4セットを25-22で奪い、第5セットを強いる。

最終セットも手に汗握る熱戦となるなか、最後は小野寺太志がブロックを決めたサントリーが、25-23でこのセットを奪い、激闘に終止符を打った。

翌日のGAME2は打って変わってサントリーのワンサイドゲームとなり、アウェイチームがストレート勝利を挙げて、大阪Ｂのレギュラーシーズン優勝決定に待ったをかけた。

なお、ともに未消化分の2試合を残す大阪Ｂとサントリーは、大阪Ｂが1ゲーム差でリードしているものの、ポイントでは並んでおり、セット率と直接対決の成績ではサントリーが上回っているため、レギュラーシズン優勝の行方は予断を許さない状況となっている。

この2カード以外では、WD名古屋がヴォレアス北海道に、STINGS愛知がVC長野トライデンツ
に、そして東京GBが日本製鉄堺ブレイザーズに、それぞれ連勝し、レギュラーシーズンで有終の美を飾るとともに、チャンピオンシップへ向け弾みをつけることに成功している。

◆4月5日（土）

●東レアローズ静岡　2-3　広島サンダーズ◯
●大阪ブルテオン　2-3　サントリーサンバーズ大阪◯
●VC長野トライデンツ　1-3　ジェイテクトSTINGS愛知◯
◯東京グレートベアーズ　3-0　日本製鉄堺ブレイザーズ●
◯ウルフドッグス名古屋　3-0　ヴォレアス北海道●

◆4月6日（日）

●東レアローズ静岡　0-3　広島サンダーズ◯
●VC長野トライデンツ　2-3　ジェイテクトSTINGS愛知◯
●大阪ブルテオン　0-3　サントリーサンバーズ大阪◯
◯東京グレートベアーズ　3-1　日本製鉄堺ブレイザーズ●
◯ウルフドッグス名古屋　3-0　ヴォレアス北海道●