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バレーボール コラム 2025年4月4日

チャンピオンシップを巡る戦い、激戦の2位争いと6位争い。SVリーグ 男子第22節

SVリーグコラム by J SPORTS 編集部
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大阪ブルテオンvs.サントリーサンバーズ大阪

遂にレギュラーシーズン最終節を迎える「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」男子は、4月5日(土)から6日(日)にかけて第22節の全5カードが開催される。

翌週に未消化分の3カードを残しているため、全ての順位確定は持ち越しとなるが、今節を迎えるにあたり3位から6位につける4チームは、今週末を持ってレギュラーシーズンの全日程を終えることになる。

◆4月5日(土)
・午前11:05 東レアローズ静岡 vs. 広島サンダーズ
・午後1:05 大阪ブルテオン vs. サントリーサンバーズ大阪
・午後2:05 VC長野トライデンツ vs. ジェイテクトSTINGS愛知
・午後3:05 東京グレートベアーズ vs. 日本製鉄堺ブレイザーズ
・午後3:35 ウルフドッグス名古屋 vs. ヴォレアス北海道

◆4月6日(日)
・午前11:05 東レアローズ静岡 vs. 広島サンダーズ
・午後1:05 VC長野トライデンツ vs. ジェイテクトSTINGS愛知
・午後1:05 大阪ブルテオン vs. サントリーサンバーズ大阪
・午後2:05 東京グレートベアーズ vs. 日本製鉄堺ブレイザーズ
・午後2:35 ウルフドッグス名古屋 vs. ヴォレアス北海道

◆4月12日(土)
・午後1:35 ヴォレアス北海道 vs. 日本製鉄堺ブレイザーズ
・午後2:05 大阪ブルテオン vs. 東レアローズ静岡
・午後2:05 VC長野トライデンツ vs. サントリーサンバーズ大阪

◆4月13日(日)
・午後1:05 VC長野トライデンツ vs. サントリーサンバーズ大阪
・午後1:35 ヴォレアス北海道 vs. 日本製鉄堺ブレイザーズ
・午後2:05 大阪ブルテオン vs. 東レアローズ静岡

現在、上位5チームは既にチャンピオンシップ進出を決めており、4位と5位は順位も確定しているが、上位3チームは首位の大阪ブルテオンが頭ひとつ抜け出しているものの、混戦状態で最終節を迎えることになる。

◆順位表 ※第21節終了時点

1位 大阪B 35勝5敗(ポイント:100)
2位 サントリー 32勝8敗(96)
3位 WD名古屋 33勝9敗(98)
4位 STINGS愛知 24勝18敗(66)
5位 東京GB 21勝21敗(67)
6位 広島TH 16勝26敗(50)

7位 日鉄堺BZ 15勝25敗(48)
8位 東レ静岡 12勝28敗(37)
9位 VC長野 10勝30敗(26)
10位 ヴォレアス 6勝34敗(24)

※6位までがチャンピオンシップ出場
※勝率が並んだ場合は「ポイント数」「セット率」「得失点率」「対戦成績」「抽選」の順で決定
※ポイントは以下の通り
・3ポイント:セット数「3-0」「3-1」の勝利
・2ポイント:セット数「3-2」の勝利
・1ポイント:セット数「2-3」の敗戦
・0ポイント:セット数「0-3」「1-3」の敗戦

レギュラーシーズンの上位2チームは、チャンピオンシップでセミファイナルからの出場になるだけに、そんな状況で実現する大阪Bと、サントリーサンバーズ大阪による首位攻防戦は、この上ない形で舞台が整えられたと言えるだろう。

なお、目下3位につけるウルフドッグス名古屋は、前節、大阪Bに連敗したことで、状況的にレギュラーシーズン優勝は厳しくなったが、今節対戦する最下位のヴォレアス北海道に連勝し、サントリーが大阪Bに連敗した場合、次週を待たずに2位が確定する。

サントリーに連敗しなければ、その時点でレギュラーシーズン優勝が決まる大阪Bは、前節、敵地でWD名古屋との首位攻防戦を連勝で制しており、上り調子のなかサントリーとの大阪ダービーに臨むことになる。

WD名古屋戦では、引き続き攻撃の3枚看板の一角をなすジェスキー トーマスは欠いたものの、GAME2では開始からスタメン起用された特別指定選手の甲斐優斗(専修大学4年)が決定率65%越えでチーム最多得点をマークするなど、層の厚さを印象付けた。

一方、逆転でのレギュラーシーズン優勝へ、敵地での連勝が必須となるサントリーは、目下リーグ戦12連勝と、現在SVリーグで最もホットなチームと言える。

攻撃を形成するドミトリー ムセルスキー高橋藍(高ははしご高)、デ アルマス アラインアレクサンデル シリフカらは何れも好調を維持しており、そのアタッカー陣をセッターの大宅真樹が引き出す多彩な攻撃が、レギュラーシーズン最終盤に見せている破竹の勢いの原動力となっている。

両チームによる今季リーグ戦での直接対決の成績はともに2勝2敗の五分となっているが、先月の第17節で鉾を交えた直近の対戦では、サントリーが連勝しているだけに、大阪Bとしては意気込み的にリベンジを期すことになる。

現状を鑑みると、攻撃のバラエティに富んでおり、チームの勢いという点においてもやや秀でているサントリーに分がありそうだが、今季のほぼ全体を通して首位をキープしてきた大阪Bの勝負強さも侮れない。

リーグ最高峰の攻撃力を誇る両チームだけに、この勝負は打ち合いの様相を呈すことになるだろう。サントリーは大宅のトスワーク、大阪Bはここ2節で存在感を見せている甲斐や富田将馬といった選手がどれだけ得点源となれるかが、勝敗の鍵を握ることになりそうだ。

また、チャンピオンシップ最後の枠を争う、広島サンダーズと、日本製鉄堺ブレイザーズはそれぞれ、東レアローズ静岡東京グレートベアーズと敵地での対戦。

4月12・13日にヴォレアスと2試合を残している日鉄堺BZに対し、広島THは今週で全日程を終了するだけに、連勝でプレッシャーを掛けたいところ。勝率が並んだ場合のポイント差も「2」となっているため、勝敗だけでなく、勝ち方や負け方も重要になってくる。

なお、今節で広島THが連勝、日鉄堺BZが連敗した場合、広島THのチャンピオンシップ進出が決定する。

J SPORTS編集部

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