日本製鉄堺ブレイザーズvs.ウルフドッグス名古屋、チャンピオンシップ出場の6位とシードの2位を争う対戦。SVリーグ 男子第20節のみどころ

日本製鉄堺ブレイザーズvs.ウルフドッグス名古屋

レギュラーシーズンが大詰めを迎え、チャンピオンシップ出場権が遂に残り1枠となった「大同生命SV.LEAGUE（SVリーグ）」の男子は、3月22日（土）23日（日）で第20節の全5カードが開催される。

注目すべきは、チャンピオンシップ進出をかけた6位を巡る争いと、チャンピオンシップでシード（セミファイナルから出場）される上位2チームの枠を巡る争いとなる。そういう意味では、第20節に行われる、6位の日本製鉄堺ブレイザーズと、2位のウルフドッグス名古屋の対戦は見逃せない対戦カードとなる。

◆順位表　第19節終了時点

1位　大阪Ｂ　31勝5敗
2位　WD名古屋　31勝7敗
3位　サントリー　28勝8敗
4位　STINGS愛知　22勝16敗
5位　東京GB　20勝18敗
6位　日鉄堺BZ　14勝22敗

1ゲーム差で首位の大阪ブルテオンを追うWD名古屋は、目下リーグ戦13連勝と手のつけられない状態にあり、前節もチャンピオンシップ進出を目指して日鉄堺BZと熾烈な争いを繰り広げる7位の広島サンダーズを寄せ付けることなく、2試合連続ストレート勝利で、レギュラーシーズン最終盤へ向け勢いを加速させた。

特筆すべきは、サーブから果敢に得点を狙うアグレッシブさに磨きをかけている点であり、前節の2試合はサーブで1セット平均3.5点を挙げたほか、2試合平均で60％を超えるアタック決定率をマークした。

対する日鉄堺BZは前節、敵地で首位大阪Ｂと対戦。第1戦ではストレート負けを喫したが、第2戦では最初の2セットを連取する見事なバウンスバックを見せ、首位チームを崖っぷちまで追い詰めた。

結果的には、この第2戦もフルセットの末、敗れはしたものの、チームの稼ぎ頭であるシャロン バーノンエバンズのアタック決定率が上がらないなか、安井恒介がアタックとサーブの両方でチーム最多得点をもたらす奮闘を見せ、首位チームと互角に渡り合った。

日鉄堺BZはこの第20節のWD名古屋戦がホーム最終戦となり、第21節は敵地で6位争いのラバイルである広島THとの直接対決が控えている。その広島THは、第20節で最下位のヴォレアス北海道と対戦するため、勝ち星とポイントの両方を上積みする可能性が高い。

このため、少しでも有利な状況で直接対決を迎える上で、日鉄堺BZとしてはより多くの勝ち星を積み重ねたいのはもちろんのことだが、それが適わなかったとしても、少なくともフルセットマッチを強いて、ポイントだけでも獲得しておきたいところ。

それには、ボールの集まるバーノンエバンズ、安井、そしてルチアーノ・パロンスキーの3人が、揃って高いアタック決定率をマークする必要があるだろう。

なお、この2チームは今季第5節で対戦しており、その際はホームのWD名古屋が2試合連続ストレート勝利で日鉄堺BZを撃破している。

WD名古屋としては、引き続きサーブから積極的に攻めつつ、好調アタッカー陣の高い攻撃力を最大限に引き出し、第5節の再現を果たしたいところだ。一方、日鉄堺BZは相手の強烈なサーブに対し、サーブレシーブから如何に粘り強く繋ぐバレーができるかが鍵を握ることになるだろう。

◆3月22日（土）

・午後1:05　サントリーサンバーズ大阪 vs. VC長野トライデンツ
・午後1:35　ヴォレアス北海道 vs. 広島サンダーズ
・午後2:05　ジェイテクトSTINGS愛知 vs. 大阪ブルテオン
・午後3:05　日本製鉄堺ブレイザーズ vs. ウルフドッグス名古屋
・午後3:05　東京グレートベアーズ vs. 東レアローズ静岡


◆3月23日（日）
・午後1:05　サントリーサンバーズ大阪 vs. VC長野トライデンツ
・午後1:05　日本製鉄堺ブレイザーズ vs. ウルフドッグス名古屋
・午後1:35　ヴォレアス北海道 vs. 広島サンダーズ
・午後2:05　東京グレートベアーズ vs. 東レアローズ静岡
・午後2:05　ジェイテクトSTINGS愛知 vs. 大阪ブルテオン