【ハイライト動画あり】大阪ブルテオン、サントリーサンバーズ大阪が連勝、1・2位でオールスターブレークを迎える。SVリーグ 男子第13節の結果

首位の大阪ブルテオン

翌週にオールスターを控えた「大同生命SV.LEAGUE（SVリーグ）」の男子は第13節が開催され、首位を快走する大阪ブルテオンが、8連勝で磐石の独走態勢を維持した。

これを追う第2集団では、ウルフドッグス名古屋が、9位のVC長野トライデンツに黒星を喫したのに対し、サントリーサンバーズ大阪が連勝で2位に浮上。また、それぞれ勝率5割未満のチームと対戦したジェイテクトSTINGS愛知と、東京グレートベアーズは、ともに連勝はならず、勢いに乗り切れないまま、オールスターブレークを迎えることとなった。

敵地で東レアローズ静岡と対戦した大阪Ｂ。GAME1ではジェスキー トーマスの強力なサーブで主導権を握ると、第1セットを25-19で先取する。これで勢いに乗った大阪Ｂは第2セット以降も、果敢なブロックで応戦する東レ静岡に対し、主力の西田有志、ロペス ミゲルらが着実に加点。結局、セットカウント3-0の圧勝でホームチームを退けた。

ところが、翌日のGAME2では一矢報いたい東レ静岡が、首位相手に健闘を見せる。第1セットは大差で失ったホームチームだったが、第2セットを25-21で奪うと、セットカウント1-2で迎えた第4セットをデュースの末、29-27で奪取し勝負を第5セットに持ち込む。

東レ静岡は第5セット序盤に4点のリードを築き、アップセットの予感を漂わせるも、セット中盤から大阪Ｂが怒涛の追い上げを見せ、10-10とすると、そこからはトーマスがサービスエースを決めるなど、アウェイチームのペースとなり、最後はミゲルがアタックを決めて熱戦に幕を下ろした。

函館アリーナでは、最下位のヴォレアス北海道と、5連勝で勢いの出てきたサントリーが対戦。結果的に、GAME1、GAME2ともに、サントリーによるストレート勝利となったが、内容的には何れのセットも中盤までヴォレアスが一進一退の攻防を繰り広げる見応えのある展開となった。

勝負どころで集中力を高め連勝を伸ばしたサントリーは2位浮上でオールスターブレークへ。ヴォレアスはオールスター明けの次節で今季3勝目を目指すことになった。

前節、愛知ダービーを完全制覇するなど、4連勝で今節を迎えたWD名古屋は本拠地エントリオにて、VC長野トライデンツと対戦。GAME1はVC長野が第1セットを先取すると、その後は交互にセットを奪い、勝負の行方は第5セットへもつれ込む。

大接戦となったファイナルセットでは、中盤以降アウェイチームがやや優位に立ち、最初にセットポイントを迎えるも、ホームの意地を見せたいWD名古屋は、この試合両チーム最多の52得点と大爆発したニミル アブデルアジズの得点で追いつき、デュースを強いる。

しかし、VC長野に傾いた流れを変えるには至らず、最後はアウェイチームが26-24でこのセットを奪取し、熱戦に終止符を打った。

翌日のGAME2は、連敗阻止に燃えるWD名古屋が強さを発揮し、セットカウント1-1から2セットを連取し勝利。2位とゲーム差なしの3位で、オールスターゲーム明けの第14節を迎えることになった。

第10節まで熾烈な首位争いを繰り広げながらも、その後の連敗で後続集団に吸収されたSTINGS愛知は、敵地で広島サンダーズと対戦。GAME1は、ともにデュースまでもつれ込んだ第1セットと第2セットを広島THが奪取し優位に立つ。

一方、得点源の1人である宮浦健人を負傷退場で失うアクシデントに見舞われたSTINGS愛知は、第3セットも失い泥沼の6連敗となった。

それでも翌日のGAME2では、複数のキープレーヤーをケガで欠くSTINGS愛知が連敗脱出へ向け奮闘を見せ、セットカウント2-2で迎えた最終セットを15-13で競り勝ち、久々の勝利を手にした。中でも、トリー デファルコは49得点と、獅子奮迅の活躍でチームの勝利に貢献した。

ホームに日本製鉄堺ブレイザーズを迎えた東京GBは、前節同様GAME1では強さを発揮し、セットカウント3-1で勝利を収めるも、その勢いを翌日の試合で持続させることができず、GAME2はストレートで黒星を喫した。

【SVリーグ 男子第13節 試合結果】

◆1月18日（土）

●ヴォレアス北海道　0-3　サントリーサンバーズ大阪◯
●東レアローズ静岡　0-3　大阪ブルテオン◯
◯広島サンダーズ　3-0　ジェイテクトSTINGS愛知●
◯東京グレートベアーズ　3-1　日本製鉄堺ブレイザーズ●
●ウルフドッグス名古屋　2-3　VC長野トライデンツ◯

◆1月19日（日）

●広島サンダーズ　2-3　ジェイテクトSTINGS愛知◯
●ヴォレアス北海道　0-3　サントリーサンバーズ大阪◯
●東京グレートベアーズ　0-3　日本製鉄堺ブレイザーズ◯
●東レアローズ静岡　2-3　大阪ブルテオン◯
◯ウルフドッグス名古屋　3-1　VC長野トライデンツ●

【順位表】※第13節終了時点

1位　大阪Ｂ　21勝3敗
2位　サントリー　18勝6敗
3位　WD名古屋　19勝7敗
4位　STINGS愛知　17勝9敗
5位　東京GB　16勝10敗

6位　広島TH　11勝15敗
7位　日鉄堺BZ　8勝16敗
8位　東レ静岡　6勝18敗
9位　VC長野　6勝18敗
10位 ヴォレアス　2勝22敗

※6位までがチャンピオンシップ出場