【ハイライト動画あり】「愛知ダービー」はウルフドッグス名古屋が連勝で首位の大阪ブルテオンを追走。SVリーグ男子 第12節の結果

愛知ダービーはウルフドッグス名古屋が連勝

「大同生命SV.LEAGUE（SVリーグ）」男子は、1月の連休に第12節の5カードが開催され、前節の首位攻防戦を制した大阪ブルテオンが連勝で独走態勢を維持。

これに続くウルフドッグス名古屋と、サントリーサンバーズ大阪も連勝で勝ち星を伸ばすも、そのWD名古屋との愛知ダービーに敗れ、5連敗となったジェイテクトSTINGS愛知、そして、最下位相手に手痛い黒星を喫した東京グレートベアーズは、第2集団から遅れを取る形となった。

日本製鉄堺ブレイザーズとのアウェイゲームに臨んだ首位の大阪Ｂ。GAME1では攻撃の核を形成する西田有志、ジェスキー トーマス、ロペス ミゲルのスパイクが良く決まり、最初の2セットを連取すると、やや集中力を欠いた第3セットは落とすも、しっかりと切り替えた第4セットを25-22で奪取し、レギュラーシーズンの連勝を5に伸ばした。

翌日のGAME2では大阪Ｂが、要所でことごとくポイントを奪う研ぎ澄まされた勝負強さを見せ、ストレートで勝利。リーグテーブルで後続につけるライバルたちとの差をキープした。

エントリオでは、第12節で最も注目度の高かった愛知ダービーが開催。前節、2位に浮上したホームのWD名古屋は、代わって3位に転落したSTINGS愛知に対し、GAME1で連勝中のチームの勢いを見せつける。

宮浦健人とトリー デファルコを軸に攻撃を展開するSTINGS愛知に対し、WD名古屋はニミル アブデルアジズが別格の破壊力を見せつけ、最初の2セットを共に25-21で奪取すると、第3セットも25-22で奪い、一気に勝負を決める。

翌日のGAME2ではアブデルアジズに加え、水町泰杜も躍動感溢れるプレーでWD名古屋の攻撃を牽引。WD名古屋はワンセットオールで迎えた第3セットを25-23で競り勝つと、続く第4セットも25-18で奪取。ダービーマッチでの連勝で2位の座を堅持した。一方、地元のライバル相手に悔しい連敗を喫したSTINGS愛知は4位に転落した。

天皇杯王者として新年を迎えたサントリーサンバーズ大阪は、ホームで広島サンダーズと対戦。サントリーはハイレベルな攻防により、手に汗握る展開となった第1セットを33-31で先取すると、厳しい鍔迫り合いとなった第2セットも25-23で奪取する。

後がなくなった広島THは、流れを変えるべく第3セット開始から川口柊人を投入すると、互角の勝負を展開する。しかし、要所で相手を上回ったサントリーが、第1セット同様デュースまでもつれ込んだ第3セットを27-25で制し、決着をつける。

広島THはストレート負けながら、好内容の試合を繰り広げ、翌日のGAME2へ繋げた。しかし、そのGAME2ではサントリーが立ち上がりから広島を凌駕し、第1セットを25-16で先取すると、勢いそのままに続く2セットも奪取。2試合連続のストレート勝利でホームの観衆を沸かせた。

破竹の5連勝で第12節を迎えた東京GBは、前節も対戦した最下位のヴォレアス北海道とホームの有明コロシアムにて対戦すると、最初の2セットを連取したGAME1では、第3セットこそ取り切れなかったものの、第4セットは25-16で奪取し、順当に勝利を飾る。

しかし、翌日のGAME2ではスパイクとバックアタックの両面で、チームの攻撃を牽引した池田幸太と、張育陞を擁するヴォレアスが序盤から試合の主導権を握り、セットカウント2-0として第3セットを迎える。追い詰められた東京GBは続く2セットを奪って勝負を第5セットに持ち込むも、池田の勢いは止まらず、最終セットはヴォレアスが15-12で奪い、フルセットマッチを制した。

スワンドームで行われたVC長野トライデンツと、東レアローズ静岡の対戦は、GAME1をVC長野がストレートで制したのに対し、GAME2は東レ静岡がセットカウント3-1で勝利し、1勝を分け合う格好となった。

【SVリーグ 男子第12節 結果】

◆1月11日（土）
◯サントリーサンバーズ大阪　3-0　広島サンダーズ●
◯VC長野トライデンツ　3-0　東レアローズ静岡●
◯東京グレートベアーズ　3-1　ヴォレアス北海道●
●日本製鉄堺ブレイザーズ　1-3　大阪ブルテオン◯
◯ウルフドッグス名古屋　3-0　ジェイテクトSTINGS愛知●
◆1月12日（日）
●VC長野トライデンツ　1-3　東レアローズ静岡◯
◯サントリーサンバーズ大阪　3-0　広島サンダーズ●
●日本製鉄堺ブレイザーズ　0-3　大阪ブルテオン◯
●東京グレートベアーズ　2-3　ヴォレアス北海道◯
◯ウルフドッグス名古屋　3-1　ジェイテクトSTINGS愛知●

【SVリーグ 男子順位表】（第12節終了時点）

1位　大阪Ｂ　19勝3敗
2位　WD名古屋　18勝6敗
3位　サントリー　16勝6敗
4位　STINGS愛知　16勝8敗
5位　東京GB　15勝9敗
6位　広島TH　10勝14敗

7位　日鉄堺BZ　7勝15敗
8位　東レ静岡　6勝16敗
9位　VC長野　5勝17敗
10位 ヴォレアス　2勝20敗

※6位までがチャンピオンシップ進出