広島サンダーズvs.東レアローズ静岡、チャンピオンシップ圏内を巡る争い、SVリーグ 男子第9節

広島サンダーズ vs. 東レアローズ静岡

「大同生命SV.LEAGUE（SVリーグ）」の男子第9節、12月7日（土）8日（日）には、広島県福山市の『エフピコアリーナふくやま』で、広島サンダーズと、東レアローズ静岡の2連戦が行われる。

広島THの前節は、11勝3敗で2位につけるジェイテクトSTINGS愛知とのアウェイ戦。30日の試合は、第1セットから一進一退の攻防が繰り広げられ、ジェイテクトSTINGSに、セットポイントを迎えられるが、モレイラ ロケ フェリペ、新井雄大のアタックで逆転すると、最後は三輪大将のサービスエースで、広島THが先にセットを奪った。

広島THは続く第2セットを落とし、第3セットもリードを許すが、途中からセッターに前田一誠を起用。カメホ ドルーシー オレオルの強打で逆転し、このセットを奪った。しかし、第4・5セットはサーブで崩されるなど、STINGS愛知のペースでセットを奪われ敗れた。

翌日の試合、広島THは第2セットで、ロケ、カメホ、川口柊人の得点でリードを広げ、25-19でこのセットを奪うも、点を取り合う展開で徐々に引き離され、セットカウント1-3で連敗を喫した。

一方、東レ静岡は前節では最下位のヴォレアス北海道と対戦。30日は6試合ぶりに出場したアラン ソウザがブロックで4点、サーブでも2点をあげるなど計18点。また、重藤トビアス赳も15点をあげる活躍で、ヴォレアスの3-0と快勝し、連敗を「7」で止めた。

しかし、翌日のGAME2は一転してもつれる展開になり、セットカウント1-2で迎えた第4セット。東レ静岡は、西本圭吾らのブロックで流れを掴むと、このセットを取り返した。フルセットに持ち込んだ東レ静岡は、第5セットも奪い連勝を飾った。この試合では、20得点のアランのほか、フランチェスコ レチネも22点をマーク、勝利に貢献している。

広島THはここまで5勝11敗と負け越しているが順位は6位。上位6チームが出場できるチャンピオンシップ出場圏内にいる。また、東レ静岡も4勝10敗の8位だが、今節連勝すれば広島THを逆転できる状況だ。広島THは勝負どころでの集中力と試合運び、東レ静岡はアランを中心とした攻撃陣の活躍が勝利への条件となる。

このカードは10月12・13日に対戦があり、このときはホームの広島THが、3-2、1-3で1勝1敗で終えている。開幕節以来の対戦となるが、6位を巡ってはこの他に、日本製鉄堺ブレイザーズと、VC長野トライデンツが4勝10敗としているだけに、両チームにとって負けられない戦いとなる。

天皇杯全日本選手権大会ファイナルラウンド開催のため、第10節の開催は12月27～30日となる。中断期間をいい状態で迎えるのはどちらになるだろうか。

【SVリーグ 男子第9節 試合予定】

◆12月7日（土）

・午後2:05　大阪ブルテオン vs. 東京グレートベアーズ
・午後2:05　広島サンダーズ vs. 東レアローズ静岡
・午後3:05　日本製鉄堺ブレイザーズ vs. VC長野トライデンツ
・午後3:35　ウルフドッグス名古屋 vs. サントリーサンバーズ大阪
・午後6:35　ヴォレアス北海道 vs. ジェイテクトSTINGS愛知

◆12月8日（日）

・午後1:05　日本製鉄堺ブレイザーズ vs. VC長野トライデンツ
・午後1:05　広島サンダーズ vs. 東レアローズ静岡
・午後2:05　大阪ブルテオン vs. 東京グレートベアーズ
・午後2:35　ウルフドッグス名古屋 vs. サントリーサンバーズ大阪
・午後6:35　ヴォレアス北海道 vs. ジェイテクトSTINGS愛知

◆順位表　第8節終了時点

1位　大阪Ｂ　12勝2敗
2位　STINGS愛知　13勝3敗
3位　WD名古屋　12勝4敗
4位　サントリー　10勝4敗
5位　東京GB　9勝7敗

6位　広島TH　5勝11敗
7位　日鉄堺BZ　4勝10敗
8位　東レ静岡　4勝10敗
9位　VC長野　4勝10敗
10位 ヴォレアス　1勝13敗