【ハイライト動画あり】大阪ブルテオンとジェイテクトSTINGS愛知が1敗をキープ。SVリーグ 男子第5節の結果

連勝で首位を守った大阪ブルテオン

秋が急速に深まりを見せるなか、「大同生命SV.LEAGUE（SVリーグ）」の男子は第5節が行われ、大阪ブルテオンと、ジェイテクトSTINGS愛知の上位2チームは連勝で1敗をキープした。

順位表では、同じく第5節で連勝したサントリーサンバーズ大阪と、ワイルドドッグス名古屋がこれを追走する形となり、前節3位に浮上した東京グレートベアーズは連敗で6位に順位を下げた。

首位を走る大阪Ｂはアウェイで、未だ1勝で最下位に沈むヴォレアス北海道と対戦。GAME1の序盤はホームのヴォレアスが善戦し、安定したサーブから第1セットを接戦に持ち込むも、要所でジェスキー トーマスらがポイントを決めた大阪Bが、25-23で競り勝ち、試合の主導権を握る。

その後は総合力の高さで相手を上回る大阪Ｂが、第2セットを25-20、第3セットを25-16で連取し、ストレート勝利を遂げた。翌日のGAME2も前日同様、大阪Ｂがストレートで勝利。中でもロペス ミゲルは、勝負どころでアタックやサービスエースを決めるなど、連勝の立役者となった。これで大阪Ｂは連勝を7に伸ばし、首位の座を堅持した。

大阪Ｂと同勝率ながら、ポイント差で2位として第5節を迎えたジェイテクトSTINGS愛知は、敵地で難敵東京GBと対戦。国立代々木競技場第二体育館で行われた2試合は、どちらも好勝負となった。

GAME1では、宮浦健人とトリー デファルコにボールを集めたSTINGS愛知が、第1セットを25-23で先取。しかし、ホームの歓声に後押しされた東京GBは、マチェイ ムザイらの得点で盛り返しを見せ、第2セットと第3セットを連取し形勢を逆転させる。

後がなくなったSTINGS愛知は、第4セット開始から藤原直也と饒書涵を投入すると、このセットを25-23で奪取。息を吹き返したビジターチームは、勢いそのままに最終セットも15-13で制し、2時間49分に及んだ激闘に終止符を打った。

翌日のGAME2では、ホームの東京GBが第1セットを先取するも、第2セットはSTINGS愛知が取る拮抗した序盤戦を経て、第3セットはデュースが続く手に汗握る展開となるなか、ホームチームが31-29で競り勝ち、先行する。

前日同様、後がない状況で第4セットを迎えたSTINGS愛知は、再びデュースまでもつれ込んだ第4セットを26-24で奪取。これで試合を五分に戻したSTINGS愛知は、中盤から主導権を握った第5セットを15-11で勝ち取り、前日を上回る2時間54分の熱戦を制した。8連勝で9勝1敗としたSTINGS愛知は、次節アウェイで大阪Ｂとの頂上決戦に臨むことになった。

前節、東京GBに苦杯を嘗めるなど、なかなか上昇気流を掴めないサントリーは、敵地で東レアローズ静岡と対戦。GAME1は第1セットをホームチームに取られるなど、苦戦を強いられたサントリーだったが、デュースにもつれ込んだ第2セットを33-31で何とか取り切ると、その後の2セットも連取し、セットカウント3-1で勝利。これで勢いに乗ったサントリーは、翌日のGAME2をストレートで圧勝し、5勝3敗として順位を3位に押し上げた。

この他では、WD名古屋が日本製鉄堺ブレイザーズに連勝し、6勝4敗の4位に浮上。開幕4連勝の日鉄堺BZは、6連敗となった。VC長野トライデンツと広島サンダースは1勝を分け合う格好となった。

　
【SVリーグ 男子第5節 試合結果】

◆11月9日（土）

●ヴォレアス北海道　0-3　大阪ブルテオン◯
◯VC長野トライデンツ　3-2　広島サンダーズ●
●東レアローズ静岡　1-3　サントリーサンバーズ大阪◯
●東京グレートベアーズ　2-3　ジェイテクトSTINGS愛知◯
◯ウルフドッグス名古屋　3-0　日本製鉄堺ブレイザーズ●

◆11月10日（日）

●ヴォレアス北海道　0-3　大阪ブルテオン◯
●VC長野トライデンツ　0-3　広島サンダーズ◯
●東京グレートベアーズ　2-3　ジェイテクトSTINGS愛知◯
●東レアローズ静岡　0-3　サントリーサンバーズ大阪◯
◯ウルフドッグス名古屋　3-0　日本製鉄堺ブレイザーズ●

◆順位表

1位　大阪Ｂ　9勝1敗
2位　STINGS愛知　9勝1敗
3位　サントリー　5勝3敗
4位　WD名古屋　6勝4敗
5位　広島TH　5勝5敗

6位　東京GB　5勝5敗
7位　日鉄堺BZ　4勝6敗
8位　VC長野　2勝6敗
9位　東レ静岡　2勝8敗
10位 ヴォレアス　1勝9敗