大阪ブルテオンとジェイテクトSTINGS愛知が7勝1敗で並ぶ、東京グレートベアーズは3位に浮上。SVリーグ 男子第4節の結果

サントリーの攻撃を3枚ブロックで止める東京GB

「大同生命SV.LEAGUE（SVリーグ）」の男子は11月に入り、第4節の5カードが行われ、好調の上位2チームが1敗をキープ。一方、全勝で前節を迎えながら2連敗とした日本製鉄堺ブレイザーズは今節も連敗を喫し、順位を下げたのに対し、強豪相手に勝利を挙げた東京グレートベアーズは5勝3敗で順位を3位に挙げた。

前節、全勝だった日鉄堺に連勝し、好調の波に乗るジェイテクトSTINGS愛知は、ホームに東レアローズ静岡を迎えると、GAME1から試合を支配し、勢いの違いを見せつける。

STINGS愛知は第1セット終盤に連続ポイントを許すも要所は締め、25-21でこのセットを先取。第2セット以降、STINGS愛知はトリー デファルコと宮浦健人を中心に攻撃を形作るなか、安定した試合した試合運びを見せ、第2セットを25-17、第3セットを25-14で奪取し、ストレート勝利を飾った。

翌日行われたGAME2では東レ静岡が修正を見せ、第2セットを25-20で奪うなど、試合中盤までは互角の勝負を展開する。前日同様、デファルコと宮浦にボールを集めたSTINGS愛知は、セットカウント1-1で迎えた第3セットで、リカルド ルカレッリが要所でポイントを奪う活躍を見せる。

STINGS愛知が、25-21でこのセットを取って優位に立つと、第4セットも25-21で連取し、熱戦に終止符を打った。この結果、STINGS愛知は7勝1敗で2位をキープ。3連敗の東レ静岡は2勝6敗で8位となった。

首位を走る大阪ブルテオンは、敵地に乗り込み日鉄堺BZと対戦。GAME1では、セットカウント2-0で迎えた第3セットは22-25で奪われるものの、第4セットは25-19として勝利。

翌日のGAME2でも、大阪Ｂは第1セットを先取して試合の主導権を握ると、第2セット以降も高い集中力で勝負どころを制し、その後の2セットを連取。ストレートでホームチームを撃破し、首位の座を堅持した。GAME2では、チーム最多得点で躍動した西田有志のプレーが光った。

昨季のVリーグ王者ながら、新リーグの船出ではやや苦戦気味のサントリーサンバーズ大阪は、両日ともに1万人を超える観客を集めた有明アリーナで、4連勝中の東京グレートベアーズと対戦。

日曜開催となったGAME1は、東京GBが連勝チームの勢いを見せ、セットカウント1-2から2セットを連取し、逆転でフルセットマッチを制した。これで2勝3敗と黒星が先行したサントリーだったが、月曜開催のGAME2では前年王者の実力を発揮し、セットカウント3-0のストレート勝利で3勝3敗の五分に戻した。

昨季Vリーグ4位ながら、2勝4敗で第4節を迎えた広島サンダーズは、前節新リーグでの初勝利を挙げたヴォレアス北海道とホームで対戦。試合はGAME1・2ともにホームチームが支配的に進める展開に。結局、広島THが2試合合計で1セットしか落とさない盤石の内容で連勝し、星を4勝4敗の五分に戻した。

この他、ウルフドッグス名古屋が敵地にて、VC長野トライデンツを2試合連続ストレート勝利で下し、4勝4敗として順位を4位に上げている。

【SVリーグ 男子第4節 試合結果】

◆11月2日（土）

◯ジェイテクトSTINGS愛知　3-0　東レアローズ静岡●
●VC長野トライデンツ　0-3　ウルフドッグス名古屋◯
◯広島サンダーズ　3-0　ヴォレアス北海道●
●日本製鉄堺ブレイザーズ　1-3　大阪ブルテオン◯

◆11月3日（日）

●VC長野トライデンツ　0-3　ウルフドッグス名古屋◯
●日本製鉄堺ブレイザーズ　0-3　大阪ブルテオン◯
◯広島サンダーズ　3-1　ヴォレアス北海道●
◯ジェイテクトSTINGS愛知　3-1　東レアローズ静岡●
●サントリーサンバーズ大阪　2-3　東京グレートベアーズ◯

◆11月4日（月）

◯サントリーサンバーズ大阪　3-0　東京グレートベアーズ●

◆順位表

1位　大阪Ｂ　7勝1敗
2位　STINGS愛知　7勝1敗
3位　東京GB　5勝3敗
4位　WD名古屋　4勝4敗
5位　日鉄堺BZ　4勝4敗

6位　サントリー　3勝3敗
7位　広島TH　4勝4敗
8位　東レ静岡　2勝6敗
9位　VC長野　1勝5敗
10位 ヴォレアス　1勝7敗