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バレーボール コラム 2024年10月18日

ともに初勝利を目指す対戦、ヴォレアス北海道がホーム・旭川でサントリーサンバーズ大阪を迎え撃つ。SVリーグ男子第2節

バレーボールコラム by J SPORTS 編集部
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ヴォレアス北海道vs.サントリーサンバーズ大阪

10月19日(土)と20日(日)、『大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)』の男子第2節、ヴォレアス北海道サントリーサンバーズ大阪の試合が行われる。

大同生命SVリーグ 2024-25

ヴォレアス北海道は2016年に創設され、プロバレーボールクラブとして北海道の旭川をホームタウンに躍進を続けている。昨シーズンは初のVリーグ ディビジョン1に昇格し、3勝33敗と苦戦したが、エースの張育陞を中心にチームの成長を感じさせるシーズンとなった。そして、今季は池田幸太やリベロの荒尾怜音が加入、また陳建禎が7シーズンぶりに復帰するなど選手層が厚くなった。

そのヴォレアスは開幕節で日本製鉄堺ブレイザーズと2連戦を戦った。10月12日のGAME1は2セットを連取しながらも、最終的に2-3で逆転負け。翌日のGAME2でも1-3で敗れ、開幕2連敗となった。

GAME1では第1セットと第2セットを連取。張を中心に攻撃が機能し、陳やエストニア出身のティモ タンメマーの強力なサーブで優勢に試合を進めた。しかし、第3セットからサーブミスが目立ち始め、流れを失うと3セットを連取され、開幕戦を飾れなかった。クライン エドHC(ヘッドコーチ)は「サーブがうまくいかなかった時の代替案がなかった」と振り返っている。

GAME2は第1セットを取られた後、第2セットを張と陳の活躍で26-24と奪い返した。しかし、第3セット以降は日鉄堺BZの高さとパワーに押し切られ、セットカウント1-3で敗戦。ブロックポイントでも日鉄堺が15本、ヴォレアスが8本と大きく差がついた。

それでも、GAME2ではサーブを修正し、サーブ効果率を改善するなどの収穫もあった。また、これまで張への依存度が高かった攻撃も、オプションを増やし幅が出てきている。タンメマーら新戦力の活躍も見られ、今後への手応えを感じさせた。

大同生命SV.LEAGUE

一方、高橋藍(高ははしご高)が加わった昨季のVリーグ王者・サントリーサンバーズ大阪は、大同生命SVリーグの開幕戦で大阪ブルテオンとの試合に臨んだ。

11日のオープニングマッチは大阪Bの強力なサーブと堅固なブロックに苦しんだ。第1セットを落とすと、続く第2セットも相手の守備を崩せず、セットを連取される。第3セットでは交代で入った藤中謙が守備面で貢献し、接戦を演じるも終盤に追い上げられ、ストレート負けとなった。

オリビエ キャットHCは試合後、「プレッシャーの中でパフォーマンスを発揮できなかった」と振り返り、新キャプテンの藤中謙也も「違和感というか、普段のプレーができなかった」と語った。

3日後の14日、サントリーはホームの『エディオンアリーナ大阪』で再び大阪Bと対戦。第1セットを奪われるも、第2セットではデ・アルマス アラインの強烈なサーブやスパイクで得点を重ねると、ドミトリー ムセルスキーや高橋藍も続き、サントリーがセットを取り返した。

このあと、お互いセットを取り合った第5セットは、大阪Bのサーブに崩され逆転を許し、最後はセットカウント2-3で敗れた。しかし、細かいボールコントロールや、つなぎの精度は今後に課題を残したものの、開幕戦に比べ修正された部分が多く見られた。

ともに開幕2連敗を喫した両チームにとって、SVリーグ初勝利を懸けた対戦となる。昨シーズンのVリーグでの対戦は、ヴォレアスがサントリーに0勝4敗と勝利していないが、旭川で行われた試合ではフルセットに持ち込む接戦を演じている。

開幕で連敗を喫したものの戦力的に上回るサントリーに対し、ヴォレアスが地元の声援をバックにアップセットを狙う対戦は、『リクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館』で行われる。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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