【ハイライト動画あり】開幕戦は埼玉上尾がNEC川崎に勝利。デンソー、Astemo、大阪MV、SAGA久光が連勝スタート。SVリーグ女子試合結果

女子開幕戦、NECレッドロケッツ川崎vs.埼玉上尾メディックス

男子が一足先に開幕した「大同生命SV.LEAGUE（SVリーグ）」。女子は10月12日（土）に、川崎市とどろきアリーナで、昨季Vリーグの覇者であるNECレッドロケッツ川崎が、昨季3位の埼玉上尾メディックスをホームに迎える一戦で記念すべき開幕の時を迎えた。

実力伯仲の一戦は、序盤から好プレーが連続する展開となるなか、第1セットを埼玉上尾が26-14で先取すると、その後も安定した守備を武器とする埼玉上尾が勝負強さを発揮し、第2セットを25-23、そして第3セット25-22で奪取してストレートでの白星発進を決めた。

しかし、翌日に行われたGAME2は、NEC川崎が自慢の攻撃力で試合を支配する。女王として新リーグを迎えたNEC川崎は、大接戦となった第1セットを27-25で先取すると、序盤にリードを許した第2セットこそ落としたものの、その後は何れもこの試合で2桁得点をマークした島村春世、佐藤淑乃、佐々木遥子らを軸にポイントを重ね、第3セットは25-20、そして第4セットは25-16と相手を圧倒してシーズン初勝利を挙げた。

SVリーグ参入に伴い、今季からホームタウンを福島県郡山市に移したデンソーエアリービーズが、ホームの福島トヨタクラウンアリーナにアランマーレ山形を迎えた東北勢対決は、昨季Vリーグ5位のデンソーが実力を遺憾無く発揮した。

ホームのデンソーは、GAME1をセットカウント3-0のストレート勝利で開幕白星発進を遂げると、翌日のGAME2も試合を支配してストレート勝利を収め、開幕2連勝とした。中でも、GAME2はモンチベレル ロザマリアが1人で33ポイントを挙げる大車輪の活躍を見せた。

一方、とり野菜みそBLUECATS ARENAで行われた、PFUブルーキャッツ石川かほくとヴィクトリーナ姫路の開幕節GAME1は、ホームのPFUがセットカウント0-2から3セットを連取する大逆転勝利でスタンドを沸かせた。

中でも、途中出場ながら高い決定率で19ポイントを挙げた川崎鈴奈（崎は立つ崎）が殊勲の活躍を見せた。しかし、翌日のGAME2は、姫路がセットカウント3-0、合計ポイント75-54と相手を圧倒する試合運びを見せ、雪辱を果たしている。

昨季Vリーグでレギュラーラウンド全勝を誇りながら、ファイナルステージの決勝で涙を飲んだ大阪マーヴェラスは、ホームで東レアローズ滋賀を相手に、2連勝の好発進を遂げた。マーヴェラスはGAME1をセットカウント3-2の逆転勝利でものにすると、GAME2はセットカウント3-1で勝利。新リーグ初年度の優勝候補であることを印象付ける開幕節となった。

この他、岡山シーガルズとクインシーズ刈谷は、ホームの岡山が2セット先取した初戦をセットカウント2-3で落とすも、GAME2はストレート勝利。SAGA久光スプリングスとKUROBEアクアフェアリーズは、ホームのSAGA久光が2連勝発進を遂げている。また、群馬グリーンウイングスとAstemoリヴァーレ茨城は、ビジターのAstemoがGAME1をストレート、GAME2を3-1で連勝した。

【試合結果】

◆10月12日（土）

NEC川崎　0-3　埼玉上尾
デンソー　3-0　A山形
PFU　3-2　姫路
岡山　2-3　刈谷

◆10月13日（日）

デンソー　3-0　A山形
NEC川崎　3-1　埼玉上尾
PFU　0-3　姫路
岡山　3-0　刈谷
大阪MV　3-2　東レ滋賀
SAGA久光　3-0　KUROBE

◆10月14日（月）

大阪MV　3-1　東レ滋賀
SAGA久光　3-2　KUROBE
群馬　0-3　Astemo

◆10月15日（火）

群馬　1-3　Astemo