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バレーボール コラム 2024年10月11日

プレーオフ進出を目指す東京グレートベアーズ、優勝候補の一角・ウルフドッグス名古屋を迎え撃つ。SVリーグ男子

バレーボールコラム by J SPORTS 編集部
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東京グレートベアーズvs.ウルフドッグス名古屋

10月11日にサントリーサンバーズ大阪と大阪ブルテオンの対戦で始まる「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」、翌12日(土)には男子4試合、女子4試合が行われる。男子の注目試合は東京グレートベアーズが、優勝候補の一角であるウルフドッグス名古屋を迎え撃つ一戦だ。

大同生命SVリーグ 2024-25

東京グレートベアーズは、昨シーズンから指揮を執るカスパー ヴオリネン監督のもと、スピード感あふれる攻撃展開に磨きをかけてきた。昨シーズンはレギュラーラウンド7位に終わったものの、ファイナル6進出を最後まで争い、チームとして確実に成長を遂げた。

チームの中心となるのは、キャプテンでリベロの古賀太一郎。彼は自ら得点を取るポジションではないが、正確なサーブレシーブとディグでゲームの流れを支配し、守備の統率力を発揮している。その存在感は、東京グレートベアーズにとって絶対的だ。

古賀が守備の要である一方、攻撃面では昨シーズン加入した、アウトサイドヒッターの柳田将洋が大きな鍵を握る。32歳となり、円熟期を迎えている中、競り合った局面でのサービスエースや、ラリーが続いた際の決定力は群を抜いている。

また、セッターの深津旭弘もチームの心臓部として、東京グレートベアーズの攻撃をリードする存在だ。豊富な経験と卓越したトスワークで、アタッカーたちを最大限に活かす。パリ五輪にも出場し、国内外での経験を持つ37歳のゲームメイクに注目だ。

一方、ウルフドッグス名古屋は、監督にバルドヴィン ヴァレリオが就任して以降、戦術的に進化を遂げている。昨シーズンは優勝こそ逃したが、名古屋は「常に成長する」という監督の哲学のもと、今季も優勝候補の一角に挙げられている。

今シーズンの大きな話題は、新加入のオランダ代表ニミル アブデルアジズ。3年連続ネーションズリーグで、ベストサーバーを受賞した彼のサーブ力と得点力は、東京グレートベアーズの脅威となるだろう。

さらに、新加入した深津英臣の活躍も期待したい。長年日本代表のセッターを担ってきた経験豊富な選手で、兄である東京グレートベアーズの深津旭弘との兄弟対決もみどころ。深津兄弟が織り成すトスワークの違いが、試合の流れをどのように変えるだろうか。

また、アウトサイドヒッターの高梨健太と、中国代表経験もある王東宸にも注目したい。高梨は強力なスパイクが名古屋の攻撃の中心を担う。王東宸は高いブロック技術を持ち、強固な壁として立ちはだかるだろう。

大同生命SV.LEAGUE

東京グレートベアーズはホームのファンの応援を背に、スピードと精密な守備で名古屋の強力な攻撃陣に挑む。一方、ウルフドッグス名古屋はニミル アブデルアジズを中心とした破壊力ある攻撃で開幕戦の勝利を狙う。試合は10月12日(土)と13日(日)に東京体育館で行われる。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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