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【SVリーグ開幕直前インタビュー】NECレッドロケッツ川崎 山田二千華「大黒柱が抜けても新リーグ初代女王を目指して頑張りたい」
バレーボールコラム by J SPORTS 編集部山田二千華(左)、和田由紀子(右)
10月11日(金)、バレーボールの新リーグ「大同生命SV.LEAGUE(SVリーグ)」が開幕を告げる。日本中を熱狂させたパリ五輪から帰還し、新リーグ開幕に準備を進める山田二千華と和田由紀子もまた、強い決意を持って今季に臨む。山田は「古賀(紗理那)選手が(引退により)抜けてしまったことはすごく大きなことだと思いますが、自分たちのチームは根本的に、一人ひとりがチームのために戦うことを目標にしてやってきているので、大黒柱が抜けたとしても新リーグ初代女王を目指して頑張っていきたいです」とチームの柱として強い決意を述べる。
若干22歳の若さで五輪の大舞台を経験した和田は「バレーボールは今よりも昔の方が成績を残していて、そのときの方が良かったって思っている人もたくさんいるんだろうなっていうのは、日本代表に行ってから気づけた」と、バレー人気の向上の一端を担う強い意志を話してくれた。
◆山田二千華(No.5 /ミドルブロッカー)
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山田二千華 選手(NECレッドロケッツ川崎)インタビュー|大同生命SV.LEAGUE
ーー五輪を終えて
五輪に行ける人は限られていますし、そういう経験ができたことは自分にとっても、今後バレーを続ける上で大きなきっかけになったなと思います。これを次に繋げるためにも今シーズンからまた頑張っていきたいです。
今回の五輪でもそうですが、ミドルブロッカーの攻撃力が必要になってくると感じたので、このチームでもそうですけど、攻撃力を自分も上げていきたいと思っています。
ーー新リーグに向けたチームの状況
古賀選手が抜けてしまったことはすごく大きなことだと思いますが、自分たちのチームは根本的に、一人ひとりがチームのために戦うことを目標にしてやってきています。大黒柱が抜けたとしても新リーグ初代女王を目指して頑張っていきたいです。
ーー優勝に向けて強化が必要なこと
チームとしてやっているところは、サーブやブロック&ディフェンスのところを課題に挙げています。日本代表で戦ってきて、サーブで主導権を握ることは本当に必要なポイントだと思うので、試合の流れをしっかり作っていけるサーブを持つことと、その後のブロック&ディフェンスの部分では、前後の関係性などが重要になってくるプレーだと思うので、一つの組織として戦っていけるように練習しています。
ーーチーム内での自身の役割
中堅の立場になってきて、チーム全員に気を配っていかなければいけない立場なので、プレーで引っ張ることはもちろんですが、声掛けや周りを見る力もつけていきたいと思っています。
ーー今シーズンの目標
長いシーズンで良いときも悪いときもあると思いますが、一戦一戦、自分たちの成長を感じながら戦って、頂点を目指したいと思います。
◆和田由紀子(No.13 /アウトサイドヒッター)
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和田由紀子 選手(NECレッドロケッツ川崎)インタビュー|大同生命SV.LEAGUE
ーーパリ五輪を終えて
今回は長い間オフの期間をもらえたので、しっかり休めました。この年齢で五輪を経験できたことがすごく良かったなと思いますし、だからこそこれから先、次はチームを引っ張っていけるような選手になりたいと思っています。世界を相手に何が足りていないのか、自分のできないところ、弱いところに対してしっかり自信をつけられるようにやっていきたいです。
(五輪で感じた課題は)一つはディフェンスのところ。サーブレシーブも臨機応変に入れるようにしていきたいですし、ディグのところももっと上げられるボールがありました。ブロックのところもあまり自信が無いので、基礎的なところからもう一度見直してやっていきたいです。
ーー練習に向き合う姿勢の変化
今までは時間をかけて回数をやっていましたが、より早くたくさんの技術を身につけるためには、良い感覚になるまで練習することも大事だと思いますが、いろんな選手を見たり、 アドバイスを聞いたり、他の人から吸収してどんどんステップアップしていきたいと思っています。
ーー五輪の経験をチームに伝える役割
自分の意見とか、自分の角度から見て思うことは積極的に伝えていかないといけないと思っています。間違っていたらどうしようとか、他の人の意見に合わせることとか、そういったことを気にしすぎずに、自分の思っていることを勇気を持って伝えていくことは頑張りたいです。
ーー新リーグへの率直な印象
試合数が多いので、見に来てくれるお客さんに全部の試合で「楽しかったな」「また来たいな」って思ってもらうためには、自分たちも毎試合で全てを出し切ってやらなければいけないと思います。そういう面で、常に自分たちの出せる力を100%出し切るところが少し体力的にもメンタル的にも大変になってくると思います。オンとオフの切り替えや、コンディション調整がどこのチームも難しくなると思います。そこがうまくいって、より多くの人にバレーボールを見に行くのが楽しいなって思ってもらえる試合ができたらいいなと思います。
ーーバレーボールをの魅力を伝えていくこと
他の競技が(国際的にも)強くなり始めていている中で、バレーボールは今よりも昔の方が成績を残していて、そのときの方が良かったって思っている人もたくさんいるんだろうなっていうのは、日本代表に行ってから「このままじゃダメだな」って気づけました。バレーボールを知らない人にも、試合を見にきてもらって面白いと思ってもらいたいなと思うようになりました。
ーー今季の目標
チームが勝つために自分ができることを最大限やって、最後はチームとして優勝することが目標です。
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部
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