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バレーボール コラム 2024年9月19日

【ハイライト動画あり】サントリーサンバーズ大阪vs.大阪ブルテオン、タイで行われたSVリーグ開幕戦の前哨戦。ジャパンバレーボールアジアツアー2024

バレーボールコラム by J SPORTS 編集部
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サントリーサンバーズ大阪vs.大阪ブルテオン

東南アジアでのバレーボール普及と競技力向上への貢献、そしてアジアのバレーボールを牽引する日本バレーボールの魅力の海外向け発信を実現するべく、昨年から2年連続での開催となったジャパンバレーボールアジアツアー2024。

開催地バンコクのニミブットスタジアムでの決勝で、共に初戦をストレートで勝利したサントリーサンバーズ大阪と大阪ブルテオンが激突。遥かタイの地で昨年Vリーグ優勝と準優勝の大阪勢による対決が実現した。

今季SVリーグ開幕カードの前哨戦という位置付けになった試合は、サントリーが初戦からスタメン2人を交代し、大宅真樹(S)、藤中謙也(OH)、高橋藍(高は「はしご高」/OH)、鬼木練(MB)、甲斐孝太郎(OP)、柏田樹(MB)という布陣。

一方の大阪Bは初戦と同じく、ジェスキー トーマス(OH)、山内晶大(MB)、西田有志(OP)、永露元稀(S)、エバデダン ラリーアイケー(MB)、ロペス ミゲル(OH)と、現行ベストの布陣と思われるスタメンを起用して幕を開けた。

大歓声が響くなか始まった第1セットは、エバデダンのクイックが鮮やかに決まった大阪Bが先制ポイントをゲットする。対するサントリーも、今大会初めてスタメンに名を連ねた藤中のスパイクで応戦。その後、第1セット序盤は2-2からブルテオンがロペスの強烈なサーブで相手のサーブレシーブを崩すなか、4連続ポイントで6-2とリードを広げ、主導権を握る展開に。

ここで流れを変えるべくタイムアウトを取ったサントリーは、柏田のクイックが決まり、連続失点を食い止める。しかし、大阪Bの勢いは止まらず、エバデダンのブロックポイントなどでポイントを重ね、10-3とリードを広げると、さらに12-4としてテクニカルタイムアウトを迎える。

セット中盤は、互いに1本で相手の攻撃を切る展開が続くなか、サントリーは高橋のスパイクを皮切りにギアを上げ、一時は4点差まで詰め寄るもシーンを作る。しかし、大阪Bは慌てることなくセット終盤にかけ、山内のクイックなどで着実に加点すると、最後は連続して相手のスパイクミスを誘い、25-18で第1セットを先取した。

ジャパンバレーボールアジアツアー2024

【ハイライト動画】サントリーサンバーズ大阪vs.大阪ブルテオン

第2セットは、サントリーが甲斐のスパイクで先制して幕を開けると、このセットから登場した樫村大仁(MB)とデ・アルマス アライン(OH)が存在感を見せ、チームに勢いをもたらす。

一方、初戦からコンビネーションの精度を上げてきた大阪Bも譲らず、ロペスとジェスキーの連続ポイントなどで応戦。がっぷり四つのまま、ブルテオンが12-11と僅かにリードしてテクニカルタイムアウトを迎える。

その後、大阪Bは無双状態となったロペスのスパイクと、要所で西田の決めるブロックポイントで、度々連続ポイントを挙げながらじわじわとリードを広げ、22-17と主導権を握ってセット終盤へ。結局、勝負どころで相手を上回った大阪Bが25-21で第2セットも奪取し、勝利へ早々と王手をかけた。

俄然優位に立ったブルテオンは第3セット開始からジェスキー、山内、そして西田を下げ、富田将馬、西山大翔、西川馨太郎をコートに送る。メンバーを入れ替えても、大阪Bの優勢は変わらず、依然として試合の主役を務めるロペスが躍動を続けるなか、このセットも12-9とリードしてテクニカルタイムアウトを迎える。

一方、後がなくなったサントリーは、アラインの好プレーなどで連続ポイントを奪い、12-12と同点に追いつくと、その後もアラインの攻撃を軸にやや優勢にゲームを進め、20-18とリードしてセット終盤を迎える。その後サントリーは23-19とリードを広げると、最後は大阪Bが見せた追撃を振り切り、柏田のクイックで25-23として第3セットをもぎ取ることに成功する。

息を吹き返したサントリーに対し、大阪Bは第4セット開始からセッターを中村駿介に変更。すると、セット序盤こそ相手にリードを許すも、大阪Bは西山が度々スパイクを決め、このセットも12-11とリードしてテクニカルタイムアウトを迎える。その後、ブルテオンは西川のクイックで20-18とすると、最後はセットポイントで西山がスパイクを決め、25-22で接戦の第4セットを奪う。

最終的には、初戦から短期間で修正能力の高さを見せた大阪ブルテオンがセットカウント3-1で大阪対決を制し、SVリーグ開幕へ弾みをつける格好となった。

◆試合結果
サントリーサンバーズ大阪 1-3 大阪ブルテオン

第1セット:18-25
第2セット:21-25
第3セット:25-23
第4セット:22-25

J SPORTS編集部

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