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【ハイライト動画あり】サントリーサンバーズ大阪、新戦力の活躍でタイのチームに快勝。ジャパンバレーボールアジアツアー2024
バレーボールコラム by J SPORTS 編集部ダイヤモンドフードファインシェフvs.サントリーサンバーズ大阪
東南アジアでのバレーボール普及と競技力向上への貢献、そしてアジアのバレーボールを牽引する日本バレーボールの魅力の海外向け発信を実現するべく、昨年から2年連続での開催となったジャパンバレーボールアジアツアー2024。
開催地バンコクのニミブットスタジアムでの初戦では、注目の新戦力を加えたサントリーサンバーズ大阪と地元タイのダイアモンドフードファインシェフが対戦した。
注目の第1セットは、このオフに獲得したパリ五輪日本代表の高橋藍(高は「はしご高」)に加え、ルーキーの甲斐孝太郎をスタメンに起用したサントリーが、立ち上がりから試合の主導権を握る展開に(この他、サントリーは小野寺太志、デ・アルマス アライン、大宅真樹、鬼木練がスタメン出場)。
サントリーは安定したサーブレシーブから小野寺のクイックが炸裂し、先制ポイントを奪うと、一際大きな声援を受ける高橋のバックアタックで加点。その後も、小野寺のクリックと高橋のスパイクが決まり、5-3とリードを広げる。
サントリーは巧みな試合運びで相手に連続ポイントを許さないなか、セッター大宅真樹が相手にブロックの的を絞らせない老獪な配球により、デ・アルマス アラインを効果的に使うなど、幅広い攻撃で順調に加点し、順調にリード広げる。この後、ルーキー甲斐の好サーブなどもあり、第1セットはサントリーが25-13で先取に成功する。
第2セット序盤は高橋をベンチに下げたサントリーが、ダイアモンドにこの試合初めて連続ポイントを許すなど、1-4と先行される展開に。しかし、甲斐が空中で冷静に相手を見極めてブロックを交わすスパイクを決めると、その直後には自らサービスエースを奪い、反撃の狼煙を上げる。
その後、サントリーは途中出場の藤中謙也が強烈なスパイクを決め、6-6と追いつくと、着実にポイントを重ね、10-9とリードしてセットの主導権を奪う。優位に立ったサントリーは、セッターの大宅がデ・アルマスを効果的に使う攻撃で、13-11にリード広げると、当たりの出ているデ・アルマスが勝負どころで相次いでスパイクを決め16-12とリードを広げる。
ジャパンバレーボールアジアツアー2024
【ハイライト動画】ダイヤモンドフードファインシェフvs.サントリーサンバーズ大阪|
波に乗るサントリーは、第2セットから登場の柏田樹の連続ポイントで18-12とリードを広げると、その後は互いに点を取り合う展開から、最終的に25-17で第2セットも連取。決勝進出へ、俄然優位に立つ。
第3セットは、この試合ですっかりラッキーボーイとなった甲斐が、最初の2ポイントをサントリーにもたらすと、その後はミドルの小野寺を使った速攻と、デ・アルマスのバックアタックで連続ポイントを奪い、サントリーが4-2として主導権を握る。
誰がコートに立ってもプレーのリズムが変わらないサントリーは、柏田のブロックポイントで9-6とリードを広げると、甲斐のブロックアウトを誘うスパイクで3連続ポイントを奪い、10-6とダイアモンドを突き放す。
ここで、ダイアモンドは堪らずタイムアウトを取って形勢逆転を狙うも、サントリーの勢いは止まることなく、相手に連続ポイントを許さない緻密な試合運びを展開する。
ミドルブロッカーのアピールが目立ったサントリーは、佐藤謙次が快心のブロックを決め、18-10とリードを広げると、その後はルーキーの甲斐が躍動し、25-16で第3セットも奪取。結局、相手を寄せつけず、セットカウント3-0でタイの強豪を撃破した。
サントリーは発足したばかりのSVリーグへ向け、補強選手やルーキーが大いに存在感を示しつつ、ミドルブロッカーの充実ぶりが目立つ船出となった。
◆試合結果
サントリーサンバーズ大阪 3-0 ダイヤモンドフードファインシェフ
第1セット:25-13
第2セット:25-17
第3セット:25-16
J SPORTS 編集部
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