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フィギュアスケート コラム 2026年2月25日

濱田美栄先生が教える《指導者として大切にすべきこと》 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋

フィギュアスケートーーク by J SPORTS 編集部
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濱田コーチのYES or NO

濱田コーチのYES or NO

フィギュアスケートファンの“もっと選手の素顔を知りたい!”という熱い想いに応えるべくスタートした、「フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋」。元アイスダンサーであり世界を股にかけ活躍するコレオグラファー(振付師)宮本賢二が日本を代表するトップスケーターをゲストに迎えてお届けします。

今回のゲストは木下アカデミーゼネラルマネージャー、濱田美栄コーチ。フィギュアスケート選手から指導者へと転身し、これまで数々のトップスケーターを育成。2024年には日本人として初めてISU最優秀コーチ賞を受賞した世界一のコーチです。

前回のおさらい

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濱田コーチの《YES》or《NO》

濱田:寒がりです。生まれ変わってもフィギュアスケートをしてみたいけど、コーチはもっと温かい職業の方がいい。必ず寒い国に入ったらそこでコート買っています。

KENJI:生まれ変わったら違う競技をしてみたいはNOでした。

濱田:選手としてもっとこうしたら良かったなっていうことがあるので、競技者としてはもう一回スケートはしてみたいです。ただ寒いので、教えるのはやめます(笑)

KENJI:いいや、濱田先生は生まれ変わっても指導されていると思います! フィギュアスケート中継の解説に興味はありますか?(答えはNO)

濱田:KENJI先生がやっている時に噛まないかなと心配しながら見ていたことはあります。(私が解説すると)ピーばっかりになると思うので、やめておきます(笑)

KENJI:休みの時は家でゆっくり過ごすタイプ?(答えはNO)

濱田:ゆっくりするのが苦手で、パッと目が覚めたら何かをするタイプです。朝のルーティンがあって、ちょっと動いて、日頃できてないことをちゃんとする。ゆっくりすることはないです。寝床でゴロゴロは絶対しない。目が覚めたらすぐ起きる感じです。

KENJI:海外遠征は苦手?(答えはYES)

濱田:時差ぼけする方ですし、乗り物があまり好きじゃない。バスは必ず一番前に乗って酔わないようにします。特に空港からリンクまで山道を上っていったりするのが本当に嫌で、あまり旅行とか遠征は好きではないですよね。(パッキングなど旅行の準備は)面倒くさくないです。持っていくものも決まっているし、いつでも出られるようにはなってます。

濱田コーチのYES or NO

濱田コーチのYES or NOの回答

指導する上で大切にしていること

濱田:その子にとって何がベストかを考えることだと思います。この子は絶対にトリプルアクセル行けると思ったらこだわるし、ジャンプが得意ではなかったら他の道を探ります。いろんな方向から山を登っていいと思うので、一番何がその子に向いているのかを探すようにしています。

KENJI:コーチ業で絶対にやらないことやルーティンなどありますか?

濱田:他のことで営業しないこと。スケートを教えるということに対してはもちろんプロだからいいけど、他の分野を紹介したりすることは絶対しないようにしています。

KENJI:僕も振付師になって濱田先生にお世話になった時に「コーチはスケートのコーチだからね」っていうのを教えていただきました。何でもかんでもの先生じゃないよと。僕もそのことをすごく覚えています。

濱田:理学療法士の人に助けてもらうときは、その人の分野には入らない。ちゃんと言うことを聞く。それぞれの専門家の分野を侵さない。振付師さんは振付師さんをリスペクトする。それぞれの得意分野をすごく尊重するっていうことが大事かなって思っています。

KENJI:選手との信頼関係を築くことも大事だと思います。その辺はどうされていますか?

濱田:毎回勉強です。それぞれ違うので、当てはまることはないと思う。シチュエーションも違うし、誰一人同じ人はいないので、そこは永遠のテーマだと思います。ただね、いろんな立派な先生、いろんな技術を持っているコーチがいっぱいいらっしゃると思うけど、自分の生徒のことを少なくとも一番考えているという気持ちはあります。上手く教えられているかどうかというよりも、自分がその子のことを考えて指導している自信はあります。

KENJI:選手とのコミュニケーションの一環として、遠征先で先生が手料理を振る舞っているそうですが。

濱田:栄養のことを考えてです。外国って油が悪かったり、野菜が少なくなったりするので、ちょっと日本的なものも食べたくなるし、お米ってすごい体にもいいと思うし、ヘルシー。日本食を食べさせるようにはします。得意なものはないけど、親子丼とかはよく作ります。普通、海外の生活をすると体重が増えて帰ってくる人が多いのに、うちの選手は痩せるということは、美味しくないのかもしれません(笑)いつも痩せて帰るのはちょっと不安です(笑)

KENJI:先生が指導されていて一番の喜びはなんですか?

濱田:一番初めにシングルアクセル飛んだときって嬉しくなかったですか?すごい嬉しいでしょう。ものすごく喜んで、何遍も何遍も私の前で飛んでくれるんです、ちびっこが。そういう時に、すごく嬉しい顔をされるのが嬉しい。初めてシングルアクセルを飛べた時の子どもの顔がやっぱり忘れられない。

KENJI:感動して泣いたこともありますか?

濱田:平昌五輪が決まった時に宮原知子ちゃんは大きな怪我をして、ほとんどそのシーズン出られない状態で、最後の最後にちゃんとできました。随分心配したシーズンだったので、全日本のフリーが終わった時には「よくここまで辿り着いたな」っていうのはあったし、先日の百音ちゃんも心にスーッと入る演技だったので、何ができたって言うわけではないけれど、そういう演技をしてくれると、やっぱり自然に涙が出ますね。世界ジュニアの真央ちゃんも大変立派でした。自分の選手なのに「うまいな」と思うことがある。滅多にないけど、たまにそういう時があって、ふっと惹かれる時があります。そういう時にはやっぱり自然に涙が出ますね。

日本フィギュア界が勝つために必要なこと

日本フィギュア界が勝つために必要なこと

KENJI:今後、日本が勝つためには何が必要になってきますか?

濱田:勝つために滑らないことじゃないですか。「勝つ」って思っても人の気持ちが動くとは思わない。勝とう勝とうって思う演技って見ていて疲れる。だから自然に滑って欲しい。自分を大切に、自然に滑る演技が最終的には勝てるんじゃないかなって思います。人の気持ちが入るスポーツなので、クリアじゃない部分もあったり、明瞭でないので不満を持ったりすることもあるけど、最終的にその人の気持ちが動くことがとても大事なスポーツだと思うので、あまり勝とう勝とうと思って滑ってほしくないなと思います。

文:J SPORTS編集部

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