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フィギュアスケート コラム 2026年2月25日

世界一のコーチ濱田美栄先生が教える《伸びる選手の特徴》 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋

フィギュアスケートーーク by J SPORTS 編集部
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世界一のコーチ濱田美栄先生が教える《伸びる選手の特徴》

世界一のコーチ濱田美栄先生が教える《伸びる選手の特徴》

フィギュアスケートファンの“もっと選手の素顔を知りたい!”という熱い想いに応えるべくスタートした、「フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋」。元アイスダンサーであり世界を股にかけ活躍するコレオグラファー(振付師)宮本賢二が日本を代表するトップスケーターをゲストに迎えてお届けします。

今回のゲストは木下アカデミーゼネラルマネージャー、濱田美栄コーチ。フィギュアスケート選手から指導者へと転身し、これまで数々のトップスケーターを育成。2024年には日本人として初めてISU最優秀コーチ賞を受賞した世界一のコーチです。

前回のおさらい

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濱田流選手育成で重点的に見るポイント

濱田:小さい子たちは、ある程度厳しくした時の反応を見ます。その時に食らいついてくるかどうか。機嫌をとらないといけない子は、大事な場面で我慢できない。ある程度小さい時はきっちりやって、大きくなって自分の意見が出た時に緩めてあげるのが一番かなって思っています。

大谷翔平選手、誰が見ても憧れのスポーツ選手の代表です。今の監督ももちろん立派ですが、リトルリーグとか高校時代の指導者が素晴らしいのだろうなと思って見ています。その時にしっかりとマナーも含めて教えられているから、話した時にもあのように素晴らしくなるのだろうと思っています。だから、小さい時にはある程度、秩序とか礼儀とかをしっかりと言うべきだなっていうのは思います。

高校生とか大学生になって挨拶がどうとかって言いにくいじゃないですか。小さい子には「こんにちはって言ってね」って言いやすいから、小学校の時の躾ってすごい大切かなと思います。

伸びる選手の共通点

1:素直さ

もちろん自分の意見も出てこないとダメだと思いますが、まず素直さ。人に言われたことを素直に受け入れられる素直さ。人としてもそうだけど、素直な人は伸びると思います。

2:自分に合ったものを選択する賢さ

全部を受け入れられなくなる時が来るので、その時には自分に合ったものと合っていないものを選別する賢さが要ると思います。まず素直に受け入れてやってみないと選択もできない。「でも」から思考が入る子はそれだけ幅が広がっていかないので、やっぱり伸びにくいと思います。

濱田先生が考える伸びる選手の共通点

濱田先生が考える伸びる選手の共通点

3:頑固さ

逆に自分を貫く頑固さみたいなものが次に必要。順番を間違ったらぐちゃぐちゃになると思います。自分が思ったことを貫く強さ。《頑固》という言葉が合っているか分かりませんが、それは必要だと思います。

濱田:ノービス時代は右手を上げてと言ったら右手を上げてほしい。ジュニアぐらいになって、自分の意見が出てきて、シニアになったら自分が先に引っ張っていくぐらいに変わっていくといいですよね。

KENJI:他の競技の指導法を取り入れたりすることもありますか?

濱田:あります。例えば走り幅跳びとか。前に飛び出すジャンプは走り幅跳びと似ているところがある。他の指導者のお話を聞いて、この言い方良いなっていうのもあります。私は解説者ではなく指導者です。「右に軸が歪みましたね」っていうのは解説です。どうしたらどうなるかっていうのが次の指導なので、そこはいろいろ表現を使って伝えていきます。人によっても反応が違うので、いろんな伝え方・方法を持っておいた方が伝えやすい。その子に引っかかる言葉を選ぶようにします。

普段から心がけていること

濱田:すごくいい試合をしたから次がいいとは限らない。すごく喜んでもいいし、すごく悲しんでもいいけど、キス&クライで置いて帰ってきなさいといつも言っています。ずっと喜んでいたら思い上がりになるし、ずっと悲しみを引きずっていたら、また事故を起こす。悔しいのも当たり前だし、腹立つこともあるだろうけど、ここで置いて帰ってきなさい。いつまでも成功を引きずっていたり、失敗を引きずらないようにと伝えています。

特に印象に残っている選手

濱田:一番初めに来てくれた子のお母さんが大きな病気をして、どうなるのかなと思った子がいました。その子が今でも連絡をくれるんですよ。もう子どもさんもいて、50歳ぐらいにはなっているんですけどね。一番初めのお弟子さんのことはやっぱり一番よく覚えています。すごく病気がちで、お母さんも高校生ぐらいのときに亡くなって、すごい気にかかった子なので、今でも気になります。

当時、私も若かったので、親を若くして亡くしてどんな気持ちなのかなって思ったけど、今この歳になったら、子どもを置いていくお母さんはどういう気持ちだったかなって今でも思います。

文:J SPORTS編集部

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