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USAジャパンの設立経緯や活動内容 | 町田樹のスポーツアカデミア 【Discovery:アーティスティックスポーツ・ディスカバリー】 #21
町田樹のスポーツアカデミア by J SPORTS 編集部USAジャパンの設立経緯や活動内容 | 町田樹のスポーツアカデミア 【Discovery:アーティスティックスポーツ・ディスカバリー】 #21
町田:ここからはUSAジャパンのプログラムディレクターであられる関根純子先生をお迎えして、対談の形式でPomの魅力をさらに深堀していきたいと思います。よろしくお願いします。まず、このUSAジャパンという組織についてお聞きしたいのでが、そもそもこの《USA》はUNITED STATE AMERICAではなく、《UNITED SPIRIT ASSOCIATION》なんですよね。設立の経緯や活動内容を教えていただけますか。
J SPORTS オンデマンド番組情報
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町田樹のスポーツアカデミア 【Discovery:アーティスティックスポーツ・ディスカバリー】 #21
配信日時 : 2025年12月21日(日)午後8:00 ~
関根:私たちUSAジャパンは、アメリカにあるUNITED SPIRIT ASSOCIATIONという団体の日本支部です。アメリカ本部はもともとバトントワリングの講習会を行っていて、日本のバトンの第一人者の方がその講習会を受けに行ったのが1970年頃でした。USAの指導は学ぶことは楽しいという理念のもとに行われています。これをぜひ日本で普及したいと交渉して、1989年に日本にUSAジャパンが設立されました。日本でも同じ理念のもとに普及を広め、共感した仲間を増やしながら、活動を続けているという感じになります。
町田:このUNITED SPIRITというのは、いわゆる魂を込めて応援するみたいなニュアンスが込められているんですか?
関根:そうですね。一つに集まって団結する精神を大事にしています。
町田:USAジャパンではこうして先生方が子どもたちやPomをやりたい方々に教えるのみならず、試合や大会も運営されているんですよね。
関根:基本的にはチアリーディングやダンスの普及団体として、インストラクターと共に全国各地で講習会などを開催しています。講習会は技術指導だけじゃなくて、チームワークや思いやり、そういった部分の教育も行っていますし、大会や競技ではないイベントなども主催して、スポーツとしての発展にも取り組んでいます。
インストラクターもアメリカの本部のスタッフ、インストラクターと同じトレーニングを受けたりですとか、あとは同じ演技やプログラムを使用して講習会の指導なども行っています。あとは日本の大会にアメリカから審査員として来日していただいて審査をしていただいたりですとか、また日本の大会からアメリカの大会にチャレンジするようなチームを派遣したり、そういったところでアメリカに本部を持つというのを強みにして活動しています。
町田:NONOMI先生やAINA先生も大会やレクチャーでアメリカに行かれるんですか?
NONOMI:そうですね。アメリカ本部のワークショップトレーニングをアメリカ本部のインストラクターの皆さんと一緒に、チームジャパンとして参加したりしています。毎年行って思うのは、本当に国や性別も関係なくすごくフレンドリーで優しくて、日本人で英語をペラペラに喋れないんですけど、それでもダンスで通じ合えるのがすごく楽しい。だから毎年会いたいなって思って、みんなで一緒に行っています。
町田:ダンスやスポーツって言葉がわからなくても通じますよね。私もアスリートとしてアメリカで練習していた時期もあるんですけど、技の名前も一緒だし、カウントで教えるといったメソッドも一緒だから、言語的なコミュニケーションをしなくても乗っていけますよね。
町田:今日はPomを経験させていただきましたが、他にはどんなジャンルがあるんでしょうか?
関根:USAジャパンが実施している種目としては、大きくはチアリーディング、ポン、ジャズ、ヒップホップなどがあります。チアリーディングはスタンツといって、人の上に人を積み上げる動作やアクロバティックなタンブリングなども含まれています。ポンは今日チャレンジしていただいた、ポンポンを持って踊るというものですね。チームワークやチームで作る視覚的な効果も重要になる種目です。ジャズ・ヒップホップもそれぞれのダンスのジャンルで動きを組み合わせて踊ります。いずれも個人ではなくチームで行う種目になります。
町田:あくまでもUNITE(=団結する,結束する)ということですよね。個人競技ではないということですよね。その中でもPomにフォーカスを当てていきたいんですが、この演技の形式、今日私は1分くらいの演目を皆さんと一緒に踊らせていただいたんですけれども、競技の場だったらどんな演技形式になるんですか?
関根:カテゴリーや年齢編成によっても変わるんですけれども、Pomの競技は約2分になります。
チアリーディング・ダンス/Pomの競技ルール
町田:USAジャパンとして、採点項目にはどんなものがあるんでしょうか。
関根:採点項目としては大きく3つありまして、まずは表現や表情などのエナジー、あとは実際の身体の動き。あとは振り付け構成、その主な3つの項目で100点満点で採点しています。
町田:フィギュアスケートだったら、全日本選手権という毎年クリスマスあたりに行われる大会が一番大きな大会なんですが、そこの頂点に向けて各地域ごとに予選が行われます。東京ブロックとか中四国、九州ブロックとか。そこで勝ち上がったら、次は西日本・東日本で競い、そこで勝ち上がって全日本選手権に出場できます。チアリーディング・ダンスのPomはどのような競技会の位置付けになっているんですか。
関根:USAジャパンでは大きく分けて夏の大会と冬の大会の2種類があって、冬の大会はちょうど12月から予選が始まりました。全国11都市、各地区で予選を行って、3月に行われている決勝大会の出場権をかけて約1800チームがエントリーしています。決勝大会も国内最大規模の大会で、幕張メッセで5日間実施予定となっております。
町田:すごいですね。Pomの場合は何人編成なんですか?
関根:Pomだったら少なくとも3人、多いチームですと30人近くいるチームもあります。朝の9時ぐらいから夜の8時ぐらいまで競技がずっと続くような規模の選手層がいます。
町田:競技の魅力や醍醐味を関根先生はどのようにお考えでしょう。
関根:Pomは団体競技なので、仲間との一体感ですね。もちろん町田さんが活躍されてきたソロのフィギュアスケートでは一人で大きな舞台に立ち向かっていくという難しさがあると思うんですけれども、団体演技は個々の技術を細かい部分まで揃えていくとか、そういった部分で別の難しさがあるのかなと思います。
町田:どれくらいの競技人口なんでしょうか。
関根:予選に1800チーム以上が出ていると言いましたが、その内の約60%程度がPomのチームとなっています。残りのチームがヒップホップだったり、チアリーディングだったり、ジャズのチームとなっています。私たちの協会の大会には、Pomのチームがとても多いです。
町田:競技も盛り上がっていますけれども、それが踊られるのは競技の文脈だけじゃなくて、エンターテインメントだとかスポーツの応援だとか、いろんなところで展開されていると思います。
関根:もともと《応援》といったところをルーツとして持っているものですし、最近では高校野球とか大学野球、そういった元々ある野球応援みたいなものや、スポーツ応援というところから派生して、プロスポーツのチアリーダーもすごく盛んになっています。また、プロスポーツチームがアカデミーを開き、後進の指導をやっていくことによって、どんどんどんどん組織は広がっていっていると思います。
町田:世界大会もありますか?
関根:世界大会もあります。国ごとの大会もありますし、チームごとの世界大会も存在しています。
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部
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