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フィギュアスケート コラム 2025年10月22日

25/26シーズンの見どころや注目選手を徹底解説! | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋【前編】

フィギュアスケートーーク by J SPORTS 編集部
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今シーズンのルール改正をわかりやすく解説!

今シーズンのルール改正をわかりやすく解説!

今回のKENJIの部屋は、ゲストにISUテクニカルスペシャリストの岡崎真さんと、フィギュアスケート大好き芸人の石井てる美さんをお招きして、J SPORTSが毎年放送している北九州オープンフィギュアスケート競技会〜飯塚アイスパレス杯争奪大会〜の舞台、福岡県飯塚市からLIVEでお届け!今季のルール変更や見どころに加え、日本選手のライバルとなる各国の注目選手をご紹介したあとには、飯塚市の夜空を彩る第101回 飯塚花火大会の模様までお届けします。

■今季のカレンダーをおさらい

今年の国内大会スケジュール

今年の国内大会スケジュール

KENJI:まずは年内の国内大会のスケジュールです。

岡崎:もうご存知の方も多いと思いますが、それぞれブロック大会が始まっていますので、そこから勝ち残ったノービス選手が全日本ノービス選手権で、ジュニアとシニアの選手は東日本選手権/西日本選手権。そこから全日本選手権へと進んでいきますよね。

石井:オリンピック前の全日本選手権って毎年痺れるんですよね!今年は代々木体育館で。すごいことになりそうですね!でも、クリスマスに被らない日程はいいかもしれないですね。

KENJI:続いて年明けの国内大会です。

岡崎:今年は国民スポーツ大会と全国中学生大会の日程が重なってしまっているので、どちらかを選ばなければいけない選手も出てくるかもしれないですね。

KENJI:引退をする選手もいて、涙・涙というのもありますし、それぞれドラマがありますよね。楽しみです。続いては国際大会の年内スケジュールです。

岡崎:ジュニアグランプリシリーズがすでに始まっています。日本選手で優勝している選手も数多くいます。それが落ち着いたと思ったら、もう10月中旬にはシニアグランプリが始まります。それぞれの上位選手がグランプリファイナルで争います。ポイントもオリンピックの出場のための大事なキーになってきますので、その辺のところも注目しながら見ていきたいですね。

石井:グランプリファイナルがまた日本で開催されるというのも楽しみですね!新しいIGアリーナで行われますね。

2026年の国際大会スケジュール

2026年の国際大会スケジュール

KENJI:そして、年明けの国際大会です。今シーズンは何と言ってもオリンピックシーズンですからね。

岡崎:それも踏まえて、ヨーロピアンと4大陸の開催が例年よりも少し早いのかな。

石井:1月にヨーロッパと4大陸選手権で、2月に入ったらすぐにオリンピックですね!あっという間ですね、ここからは。もうずっと試合が続いていきますけども。お正月とかクリスマスもゆっくりできずにオリンピックに突入しますね。オリンピックといえば、私はオリンピック観戦が大好きでして、30年前にトリノオリンピックを一人で見に行ってから、そこからソチと平昌と3回現地観戦しているんです。だから来年も行きたいなと思っているところです。

KENJI:オリンピックは誰もが行けるわけじゃないですし、やっぱり特別ですよね。選手にとってもコーチにとってもそうです。

岡崎:特別な場所、神聖な場所ですよね。

■今シーズンのルール変更

今シーズンのルール変更点

今シーズンのルール変更点

岡崎:ISUのルール改正というのは2シーズンに1回行われますが、今年はオリンピックシーズンということもあって、大きな改正は行われませんでした。マイナーチェンジが少しありますが、比較的今年はそれも少ない年になりましたので、そんなにたくさんの変更はありませんでした。オリンピックが終わったあとに結構大きな改正があったりしますので、今シーズンはとりあえず落ち着いてるのかなという印象ですね。

KENJI:今シーズンはルール変更がほぼないということですけれども、そんな中でも触れるべきポイントがあればお願いします。

岡崎:レベルに関してですね。「スピンの難しいブレードの特徴」の部分で少し変更がありまして、先シーズンまではキャメルとシットとレイバックのポジションしか許されていなかったのが、そこにビールマンも含めてアップライトのバリエーション姿勢で行っても良い。さらに、ちょっと制限が厳しくなりまして、その前後にスピンモーションが保たれていないといけないということで、これまではやっている瞬間にそのポジションが見られていたらOKという感じでしたが、その前後もそのポジションを維持していなければいけません。

KENJI:選手的には明確になって楽になったんですか?

岡崎:緩くなったというよりは、明確化されてしっかりやらないとポイントが取れないという部分で、ちょっと厳しくされたかなという印象は持っています。ただ、他にも特徴はありますし、選手も上手に取捨選択してやっている印象です。

あとはですね、GOEの減点のポイントで、エラーに関するところで文言が少し増えたり、マイナスの幅がちょっと減ったりしています。ちょっと言葉が足りなかったところに言葉が足されたし、その足されたことによって減点幅を広げたり狭めたりしています。例えば、コレオグラフィック・シークエンスとかステップシークエンスは音に合っていないとマイナスされます。「部分的に、または全体的に」と、抽象的だったものがより具体的になったので、例えばその幅が前はマイナス2からマイナス4だったのが、マイナス1からマイナス4になっているから、そのシークエンスを通して全然音に合っていなければ最大のマイナス4なわけですよ。でも、何かちょっとアクセント外して気持ち悪いなぁ、マイナス1にしとこうかとか、前は部分的だろうが全体的だろうが同じガイドラインだったのが、そういう言葉がちょっと増えたことによって減点幅を広げたとかいうところはあるのかなっていう風に捉えてますね。

また、リズムダンスの部分でAI生成楽曲が使用できるようになりました。今年の課題は「1990年代の音楽、ダンス・スタイル、フィーリング」。その時代の音楽っていうと、数に限りもありますし、そこから抜粋して選ぶにしても、ちょっと他の選手たちと重なったりするところもあるので、AIに任せて90年代風の曲でみたいに、ちゃんとリズムであったりテンポだったりっていうのが保たれていれば、それも許されるよっていうのはコミュニケーションで出ました。

KENJI:ただ、オリンピックシーズン以降は大きな改正が予定されているんですよね。

予定されている来シーズンのルール改定

予定されている来シーズンのルール改定

岡崎:2026/27のシーズンに関しては、もう大改正ですね。現在決まっているのが、男女シングルフリースケーティングのジャンプの本数を7本から6本に。コンビネーション、もしくはジャンプシークエンスが2回に減る。あとはシングル・オイラーという繋ぎのジャンプがありますが、それが表外ジャンプになるので、やってもいいけれども、点数に反映されません。例えば今、ダブルアクセル+シングル・オイラー+トリプルサルコウのコンビネーションをやるとそれで3連続なんですが、シングル・オイラーが来シーズンから表外ジャンプになるので2連続になってしまいます。だから、ダブルアクセル+シングル・オイラー+トリプルサルコウ+トリプルトウのコンビネーションで、4個実際はやっているんだけど、シングル・オイラーはただの繋ぎで無視すると。そういうところでちょっとコンビネーションとかジャンプシークエンスのバラエティは増えるのかなと思います。

あとはコレオグラフィックスピンが入ります。ペアでもコレオペアスピンとコレオリフトとかがどんどん導入されます。ただそれも総会で決まってはいるんですけれども、パブリッシュされる前にもう一回総会の年なんですよね。だから、そこでもしかしたらまた反対する国とかが多くて「止めましょう」となる可能性もゼロではないんですよ。

文:J SPORTS編集部

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