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アメリカナンバーワンペア、エリー・カム&ダニエル・オシェア組の牙城を崩すのは!? | 全米フィギュアスケート選手権2025 ペア プレビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部全米フィギュアスケート選手権2025 ペア
全米チャンピオンという、名誉あるタイトルをかけて。
シーズン前半戦のクライマックス、グランプリファイナルで、アメリカは男子・女子・アイスダンスと3つの種目を制覇し、改めてレベルの高さを証明した。そんな世界屈指のフィギュアスケート大国の頂点を巡る戦いが、2025年1月23日から26日まで、中西部カンザス州のウィチタで開催される。
全米フィギュアスケート選手権はまた、シーズン後半戦のISUチャンピオンシップに向けた代表選考大会でもある。特に今年3月の世界選手権は、米国のボストンで開催される。才能や個性にあふれた選手たちが、4色のメダルーー金・銀・銅・錫(ピューター)ーーとUS代表チーム入りを目指して、今の自分に出来る最高の演技を披露してくれるはずだ。
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昨全米でチャンピオンの座に駆け上がったエリー・カム&ダニエル・オシェア組は、今や名実ともにアメリカナンバーワンペアとなった。
この1年でパーソナルベストを20点ものばし、今季のGPスケート・アメリカでは初めてトータル200点超え。現役ペアとしては7番目に高く、自ずとアメリカ現役の中ではトップの数字だ。
2人にとってはもちろん……前のパートナーとは四大陸選手権制覇も成し遂げた33歳大ベテランのオシェアにとってさえも初めての、GPファイナル進出をも果たした。最終成績は6組中5位に終わったものの、デススパイラルはショートもフリーも最高得点をマーク。また美しいユニゾンと丁寧で心のこもったスケーティングで、フリー「スタンド・バイ・ミー」は演技構成点3位の高評価も得た。スローで3回転ルッツを初めて成功させられたのも、収穫だった。
とにかくオシェアの温かく愛あふれる包容力と、パートナーを心から信じて身を委ね、全力で期待に応えようとするカムの姿は、いつだって見る者の心を震わせるのだ。チーム結成から3シーズン目、つまりカムのペア転向からわずか3年目でしかなく、いまだ伸びしろは大きい。
エミリー・チャン&スペンサー・アキラ・ハウ組は、1年前の心残りを、ウィチタで晴らせるか。2024年大会はショートを1位で折り返しながらも、フリー棄権を余儀なくされた。2023年5月に手術したハウの右肩が、いまだ完治には遠かったからだ。
本格復活のシーズンとなった今季、ここまでの4戦は小さなミスが重なり、まだまだ完全体にはほど遠い。それでも切れに定評のあったツイストは、4戦目にはついにレベル4が取れるまでに戻した。息のあった2人だからこそ可能な、リフトの滑らかなポジション変化はさすが。また休養中にはより基礎点の高い3回転フリップスローに取り組み、すでに何度もきれいに成功させている。
本来は四大陸選手権で表彰台に2度立ち、2023年さいたまワールドでは5位にも食い込んだ実力者。今回こそはショート、フリーともに、最後まで存分に、持ち味のドラマチックな演技を披露してほしい。
全米でのメダル争奪戦に加えて、悩ましいのが、世界選へ向けた選考バトルだろう。なにしろアメリカのペア出場枠は2枠のみ。特にチャン&ハウ組とアリサ・エフィモワ&ミーシャ・ミトロファノフ組にとっては、間違いなく熾烈な2日間となる
結成初年度、しかも2人にとってたったの3大会目で、エフィモワ&ミトロファノフ組は昨季全米で銀メダリストになった。今季はGPアメリカ大会で順調に3位表彰台乗り。フランス大会フリーで転倒があったせいか、4位でファイナル行きこそ逃したものの、確実に国際的な地位を築きつつある。
そもそも元欧州4位&元四大陸王者というハイスペック同士のペアだからこそ、技術力は高く、ペアエレメンツには安定感がある。……そしてエフィモワのスロー着氷姿勢は、うっとりするほど上品で美しい!
昨年3位のヴァレンティーナ・プラザス&マキシミリアーノ&フェルナンデス組は、今季は完全欠場。秋に男性が手術を受けたせいであり、1年後の全米には必ずや完全な調子で戻ってくることを、SNSでファンたちに宣言している。
また昨大会4位のバラジ・ナギーは、女性側の引退でキャリア存続が危ぶまれたが、無事に新たなパートナーと揃って今全米に乗り込んでくる。その相手というのが、なんと昨季までシングルスケーターとして活動し、四大陸で4位に入ったことさえあるオードリー・シンだ。ツイストはここまで2回転と、まだまだ発展途上のカップルだが、チャレンジャー大会のゴールデンスピンでは早くも銅メダルを獲得。もしかしたら今大会では、台風の目となるかもしれない。
昨ワールドジュニア3位のナオミ・ウィリアムズ&ラクラン・レワー組にとっては、いよいよシニアの全米選手権初挑戦。ちなみに同組コーチ陣の1人は、ディフェンディングチャンピオンのオシェアである!
J SPORTS 編集部
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