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フィギュア スケート コラム 2024年8月7日

田中梓沙選手&西山真瑚選手「ネットで梓沙ちゃんを見つけた」 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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番組からの質問コーナー!!

番組からの質問コーナー

フィギュアスケートファンの“もっと選手の素顔を知りたい!”という熱い想いに応えるべくスタートした、「フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋」。元アイスダンサーであり世界を股にかけ活躍するコレオグラファー(振付師)宮本賢二が日本を代表するトップスケーターをゲストに迎えてお届けします。

今回のゲストは田中梓沙選手と西山真瑚選手。2023年5月にカップルを結成し、“あずしん”の愛称で親しまれている二人。西日本選手権で銀メダル、全日本選手権でも銀メダルを獲得。その後もケガを乗り越えて四大陸選手権に出場するなど、今後の飛躍に期待がかかります。

ここでは番組の書き起こしコラムを全4回に分けてお届け。2回目は、アイスダンス転向のきっかけや恒例の質問コーナーなどで話を聞いていきます。

アイスダンスに転向するきっかけ

田中:きっかけは本当にいろいろあるです。ひとつ目は、ケガが多かった時期に木ノ下アカデミーのアイスダンスチームを見ていました。そこで「ダンスもすごくいいな。ちょっとやってみたい」と興味が出たんです。そこからやっていくうちに「ダンスを考えてみたら」と言ってもらえるようになって。アイスダンスをやりたいなと思ってから、真瑚君と組むまでには2年もかかってしまったんですけど、でも、本当にきっかけはいろいろありました。

KENJI:もともとスケーティングも踊りと表現がものすごく上手だったんだよね。本当に魅力のあるスケーターだったのは知っていて。そんな梓沙ちゃんがアイスダンスをやることになって、2人が組むことになったのはどういう経緯なの?

西山:僕は一昨年のシーズンでシングルは終わりとしていました。そこから本格的にアイスダンス1本に絞って、2023年の冬から春にかけてパートナーをずっと探していたんです。ネットでパートナーを探せる「アイスダンスパートナーサーチ」があるんですけど、そこで何度も調べていて。3月の終わりか4月の頭に、田中梓沙ちゃんの名前を見つけました。もともとすごい魅力的なシングルスケーターだと思っていましたし、梓沙ちゃんと組んでみたいとも思っていたんです。そこですぐに連絡しました。4月いっぱい、いろいろと話をして「一緒に頑張ろう」って、結成を決めました。

田中:連絡が来たときは、本当にびっくりしました。アイスダンスは滑りやすい、滑りにくいがあるって聞くんですけど、本当に初めてちゃんと組んで滑ったので、何がいい、何が悪いかが、全然分からなくって。どうやった?

西山:トライアウトを1回やっていたんですけど、初めてアイスダンスをやるとは思えないぐらい、アイスダンスのノウハウややり方とかも分かっているように感じた。だから、滑りにくさは全く感じなかったです。

KENJI:アイスダンスはスケート靴もエッジも違うけど、それはどうやったの?

田中:初めて乗ったときは全く滑れなくて…。ほんまに子鹿みたいに震えながらでした。めちゃくちゃ怖いし、シングルよりも柔らかい。滑れませんでした。もともと硬い靴が好きだったので、「本当にこの靴で滑るんですか」って何回も確認したくらいです。初めの2〜3ヶ月ぐらいは怖かったです。

スケート靴の違い

スケート靴の違い

KENJI:エッジは?トゥがないやん。

田中:あると思ってトゥをついたらなくて、すべって転んでの繰り返しみたいな感じでした。ターンでも転びましたし。クロスはスピードが本当に出ないなとも思いました。スピンも回れなかったです。

KENJI:シングル靴の方が回りやすいね。真瑚ちゃんは、アイスダンスもやってたけど、組んでみて思ったことは?

西山:アイスダンスのことを分かっていて、滑っていても違和感は全くなかったです。今までアイスダンスに経験がないのに、これだけ適用できてすごいなと率直に思いました。ただ、初めての実質的な練習はアイスアカデミーモントリオールだったんです。1日目からアカデミーの練習レベルが高すぎて、僕が全くついていけてなくて。初めてのチームで初めての練習場所。ものすごくレベルが高い練習をするので、僕も子鹿みたいな感じでした。

カナダを拠点にした理由

西山:自分はもともとトロントのクリケットクラブでアイスダンスを練習していたんです。そのときから「本当にトップを目指すなら、アイスアカデミーモントリオールに行った方が良い」と言われていました。樋口豊先生からも「アイスダンス1本にして、本当に上を目指すならそこしかないでしょう」という言葉もあったんです。梓沙ちゃんに声をかけたときも同じで。キャシー先生と3人で話したとき「今、世界で一番良い環境はモントリオールだと思う」と。僕自身もトロントに戻ろうかなと思ってはいたんですけど、あれだけ知見のある先生方がそろって同じことを言うなら「モントリオールは間違いないんだろう」って思いました。もちろんものすごく実績のあるアカデミーだから当たり前ではあるんですけど、自分の中でも、今までの環境にけじめをつけて新しい環境で頑張ろうと思っていたこともあって、モントリオールに行くことを決めました。

KENJI:どんな練習をしてるの?

田中:初めに15分のスケーティングレッスンが合同であります。そこからは個々で、先生のレッスンを受けたり、自主練をしたりしていく感じです。

KENJI:モントリオールでの暮らしはどうですか?食べ物とかは大丈夫?

田中:スーパーが近くにあるから、一応大丈夫です。私はあまりなんですけど、真瑚くんはちゃんと自炊して作ってます。

真瑚作 野菜なしカレー

真瑚作 野菜なしカレー

西山:毎日、カレーを食べてます。しかも野菜なしカレー。野菜が高すぎるので、肉だけを入れて、カレー粉で終わりです。

KENJI:梓沙ちゃんは何を食べてるの?

田中:フライパンとかを使うのが面倒なので、冷凍野菜をタッパーに入れてレンチンです(笑)。スープなどを作っています。卵焼きを作りたくなったらフライパンとかも使うんですけど、やっぱり面倒なのでレンチンです。

KENJI:英語はもうペラペラ?

田中:しゃべれない…というか、英語は苦手です。フランス語はもっと分からない。

西山:僕もペラペラじゃない…。

田中:でも意思疎通できてる。

西山:人並みで、日常生活では困らない程度です。

番組恒例「質問コーナー」

番組からの質問コーナー!!

番組からの質問コーナー

Q:「スケート以外で本気でやってみたいスポーツは?」

田中:憧れがあるスポーツは空手です。なんか、強そう。強くなりたいです。

Q:「1億円貰ったら何につかう?」

西山:現実的な話になりますけど、半分は投資したらいいんじゃないかなと思ってます。5000万は普通に投資して、将来的にこの5000万を倍にする。継続的に資産運用をしていけばいいかなって。もちろん、貰えらうれしいですし、半分はそうして、もう半分は自分の好きなものに使おうかな。車を買います。僕は車が大好きなんです。

KENJI:F1が好きって言ってたもんね。

西山:本当に車が大好きで。F1は見るのが好きなんです。なので、5000万くらいの車を買いたいなって思います。欲しい車はフェラーリです。

Q:「透明人間になってやってみたいことは?」

田中:お兄ちゃんに仕返しをしたいです。ケンカをしても、いつも自分が不利になっちゃうので寝てる間とかに。そのためにも空手を習って強くしておきたいです。

Q:「地球最後の日は何をする?」

西山:おいしいものをたらふく食べて、好きな人に会って過ごす感じかなと思います。

Q:「もし生まれ変わったら何になりたい?」

田中:変わりたくないです。まだ、人生をやり切ってはいないんですけど、一度おばあちゃんになるまでやり切ったら、もういいかなって。自分の人生を頑張ったなと思うので、生まれ変わりたくはないです。

Q:「行ってみたい国は?」

西山:この間、インターネットでまだ伝統的な生活をしている先住民が住む島があるのを見ました。国じゃないのかもしれないですし、名前も忘れちゃったんですけど、そういうところに行ってみたいです。そこは船などが近づくと弓矢で打つような島だったのですが、そんなふうに先住民の村とか島での生活を見てみたいです。日本やカナダでの生活は、ハイテクな機能もありすごく便利な世の中ですが、でも、そうじゃない昔の生活っていうのかな。土日は何してるのかなって思うので行ってみたいです。

質問まとめ

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文:J SPORTS編集部

J SPORTS編集部

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