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フィギュア スケート コラム 2023年3月22日

宮原さんのインタビュー実践練習 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋【選手インタビュー頑張って!さっとん応援SP】

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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KENJI先生相手にインタビューの練習をする宮原さん

KENJI先生相手にインタビューの練習をする宮原さん

フィギュアスケートファンの“もっと選手の素顔を知りたい!”という熱い想いに応えるべくスタートした、「フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋」。今回は、3月22日から、さいたまスーパーアリーナで開催される世界フィギュアスケート選手権で、日本代表選手へのインタビューを担当する宮原知子さんをお招きしました。その名も「世界フィギュアスケート選手権2023 特別編 選手インタビュー頑張って!さっとん応援SP」。出場選手の注目ポイントを伺いながら、選手インタビューの予行練習もKENJI先生と行いました。その様子を全4回に分けて書き起こしコラムでお届けします。

4回目の今回は、宮原さんに実際のインタビューを想定した実践練習を行ってもらいました。その様子をお届けします。

実践練習1:演技が良かった場合

KENJI:ここからは世界フィギュアでのインタビューを前に、さっとんに実践練習をしてもらいます。インタビューのイメージはあるの?

宮原:ちょっと普通じゃない質問をしたいなとは思うんですけど、全く考えてないです。

KENJI:ちょっと普通じゃない……こわ!

宮原:(笑)

KENJI:インタビューで引き出したいものとかあるの?

宮原:ものすごく理想ですけど、選手がインタビューを受けて答える時に、こういうことを次にしたらいいのかなとか、こういう風に自分は演技してたんだなとか、インタビューを受けて、自分観察ができるような質問がしたいなって思います。私が、そういうことをすごく感じてたので。

KENJI:なるほど。じゃあ、ちょっと普通じゃないのはやめといた方がいいんじゃない? とりあえず、やってみましょうか。

赤平:KENJI先生に選手役をやっていただきまして、宮原さんがインタビュー役です。実際に世界フィギュアスケート選手権直前ですので、本番想定でやりたいと思っております。実際は選手がどんな演技をして戻ってくるのかは、誰もわからないので、今回は2パターンで練習します。ひとつは演技が素晴らしかったKENJI選手。もうひとつは演技がうまくいかなかったKENJI選手。まずは、良かった時のKENJI選手から行きましょう。

KENJI:いい演技の時は、話しやすいかもしれない。

赤平:なお、恐ろしいことに、これはリハゼロです。本当にリハなしでやるとは思わなかったのですが、それではKENJI先生、宮原インタビュアー、よろしくお願いします。

宮原:よろしくお願いします。お疲れ様でした。

KENJI:ありがとうございました。

宮原:今日の演技を振り返って、いかがでしたか?

KENJI:今日はストレートだけを狙っていて、ちょっと甘いところに入ったんで力で持っていったって感じですかね。

宮原:あ〜。

KENJI:すいません。今、野球の話ですよ(笑)。

笑顔でインタビューする宮原さん

笑顔でインタビューする宮原さん

宮原:ですよね(笑)。

KENJI:もう一度、お願いします。

宮原:今日のフィギュアスケートの演技を振り返っていかがでしたか。

KENJI:最後まで気持ちよく滑れたと思います。ジャンプも大きなミスもなく、納得した演技になりました。

宮原:実際に滑っている時に何色を感じて滑りましたか? 色で、例えると自分の演技は何色ですか?

KENJI:色? 拍手がすごく聞こえましたし、ピンクに近い暖色系をイメージしました。

宮原:暖かい気持ちで滑れたということですか?

KENJI:そうですね。

宮原:なんか違う気がするような……えーと、この大会を振り返って一番楽しめたところは?

KENJI:まだこれからなんですけども、今日は演技が良かったので、帰りに甘いものを食べに行こうかな。それを楽しみにしています。

宮原:私も参加していいですか?

KENJI:ええ〜! いいですけど、まだインタビューがあるじゃないんですか。

宮原:はい。終わってから楽しんでください…グダグダだ。

KENJI:すごく近寄ってからの突き放し(笑)。ありがとうございます。

実践練習2:演技が良くなかった場合

赤平:では今度はKENJI選手がイマイチだったパターンもいきましょうか。その後で反省会をまとめてやりましょう。それでは、よろしくお願いします。

宮原:お疲れ様でした。今日の演技を振り返って、感想をお願いします。

KENJI:最初から失敗してしまって……最後まで引きずってしまったかなと思います。

宮原:演技に入る前は、どんな気持ちでしたか?

KENJI:緊張はしていないとは思っていたんですけど、身体を見た時に足も震えたし、緊張していたんだなと思いました。
宮原:今回演技をして、どんなふうに改善していきたいと思いますか。

KENJI:ミスが出ないように繰り返し練習したいと思います。

宮原:美味しいものを食べて元気を出してください。何か食べたいものとかありますか?

KENJI:焼肉が食べたいです。

宮原:焼肉、存分に。

KENJI:一緒に行きますか……(苦笑)

宮原:一緒に行きましょう(苦笑)。

KENJI:はい、終了。

見ている方々が面白いなと思うインタビューにできるよう頑張ります

赤平:ありがとうございました。まずは率直な感想を宮原さんから伺いましょう。やってみてどうでしたか?

宮原:相手が答えたことに対して、言葉のキャッチボールをするのがすごく難しいなって思いました。

赤平:演技が良かったパターンとイマイチだったパターンでは、聞き方などは違いましたか?

宮原:そうですね。良かった時は選手もうれしい状態なので楽しいことも聞けるし、躊躇なく質問できると感じたんですけど、良くなかったパターンはいろいろ聞きたいけど、でも選手の身からすると、あんまり聞いてほしくないことも多いと思うので、その調整が難しいなと思いました。

赤平:では、ぜひKENJI先生からフィードバックお願いします。

KENJI:選手時代、知子ちゃんも良くない時もあったじゃない。その時のインタビューはどうだった?

宮原:インタビューって自分の気持ちを言葉にする場だと感じていたので、ここで自分の思考を整理して、次にどうすればいいかを考える場所にしようと思ってやっていました。

KENJI:そうなんや。例えば、あまりうれしくない質問であったり、逆に力になった質問もあったりした?

宮原:滑っている時に「どういう気持ちで滑っていましたか」とか。本当に悪い時は、振り返るだけでも辛いんですけど、でもそれを整理して言葉にする作業が自分のためになると感じてたので、よくも悪くもこれはやらないといけないって思ってました。

KENJI:良い演技の人も悪かった演技の人も、今回、知子ちゃんがインタビューしないといけないから、当時の気持ちもちゃんと思い出しつつ、でも、みんながみんなそうなわけじゃないやん。それも考えてインタビューせな、あかんよね。

宮原:難しいですね。

KENJI:知子ちゃんみたいにプラスに変えて言葉に出すっていう人もいれば、まずは一旦、全部忘れるとか。それからもっともっと悩んで、悩んで、かみ砕いてから次に行く人もいるから。よく喋ったりして、こういう人なんだなっていうのを知れば、インタビュアーとしてはいいんじゃないかな。

宮原:頑張ります。

KENJI:反省会としては、どうですかね?

赤平:実際、見ている側からすると、例えば色の質問は、聞き方を変えれば面白くなるかなと、アナウンサーの端くれとして思ってしまいまして。色をうまく表現して伝えれば、質問として成立するかなという思いは正直あります。我々は、聞けないんですよ。でも、選手たちからすると、(宮原さんは元選手なので)体感値としてその感覚があるから聞けるんだろうなって。僕らが聞いてしまうと、何をふざけているだって思われるかもしれない。真面目な話しをしてしまいましたが、そのゾーンがすごくありそうだなと思って、聞いていました。選手だから、感覚として通じ合える何かみたいなイメージですね。

宮原:私がプログラムを作る時や練習をする時に、色のイメージや匂い、味を想像してうれしい時とかに使ったりするので面白いかなって思って。

KENJI:ちなみにパンクした時って、どういうイメージやった?

宮原:いけると思ったのに、気づいたら終わっちゃったっていう感じです。

KENJI:その時の色は?

宮原:電気がパッてついた後のチリチリチリっていう感じは分かりますか? そんな感じです。

KENJI:そんな感じなん。現役でシングルの時は、全部、銀と黒だった。影の部分が黒で、他は銀だった。

宮原:「あっ!」ってなります。

KENJI:ポーン、あっ!ってね。

宮原:フェードアウトする。

KENJI:そう。パチっと写真撮られた感じ。で、また戻る。そういうのがあるから色も聞き方を変えてみればいいと思う。どうですか、インタビューに向けて自信は?

宮原:自信はないです。

KENJI:おい! 今、練習したやん。

宮原:質問は、これからじっくり考えて用意したいと思います。

KENJI:赤平さんも協力してくださって、ありがとうございました。

赤平:こちらこそありがとうございました。世界フィギュアスケート選手権、ぜひ宮原さんのインタビューと合わせて、お楽しみいただければと思います。

KENJI:では最後に、知子ちゃん。インタビューに向けて意気込みをお願いします。

宮原:見ている方々が面白いなって思っていただけるような質問を頑張って考えて、そして選手にも良いイメージを持っていただけるように頑張りたいと思います。

KENJI:さっとん、頑張ってください。

宮原:頑張ります。

KENJI:そして、日本人選手の活躍にぜひ注目して、全員で応援していきましょう。

赤平:本番は我々も楽しみにしていますので、今日の練習の成果が出てほしいですね。

KENJI:出てほしいですね。頑張って、本当に。

赤平:果たして色の質問がどう変わるのか期待したいなと思っております。

KENJI:ありがとうございました。

宮原:ありがとうございました。

今後の放送予定

今後の放送予定

文:J SPORTS編集部

J SPORTS編集部

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