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フィギュア スケート コラム 2022年10月6日

中田璃士選手「気づいたら氷の上に乗っていた」 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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中田璃士選手

中田璃士選手

フィギュアスケートファンの“もっと選手の素顔を知りたい!”という熱い想いに応えるべくスタートした、「フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋」。シーズン9がいよいよスタートします!日本人選手はもちろん、海外選手のプログラムも多数手掛ける振付師・宮本賢二さん(KENJI)が、ゲストを迎えて、楽しく、真剣にトークを繰り広げます!

今回のゲストは全日本ノービス3連覇の実力者、中田璃士選手。美しい顔立ちながら豪快なジャンプと勢いのあるスケーティングが魅力の元気いっぱいな有望株です。今シーズンジュニアデビューを果たした中田選手はシーズン序盤から結果を残し、これからも目が離せない若手の一人。そんな大注目のイケメンスケーターの素顔に迫ります。

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KENJIの印象

中田:こういう(収録の)経験はなく、今回が初めてなので、緊張しています。KENJI先生はすごく明るくて、いつも振り付けを楽しんでやってくれる印象です。間違えた時は、少し怖いイメージもありますが、先生が「頑張ってね」と声を掛けてくれたこともありました。今日は、スケートやゲームの話をして盛り上がりたいと思います。
(先生が書いた似顔絵 58秒くらい)

KENJI先生が描いた似顔絵

KENJI先生が描いた似顔絵

対談スタート

──今回のゲストは中田璃士選手です。今日はよろしくお願いします。コロナの影響でKENJIの部屋もずっとリモートでやっていたんですけど、今回は対面でできることになりました。嬉しいですねって、はじめての出演だからわからないよね(笑)
中田:はい(笑) よろしくお願いします。

──璃士くんの私服は初めて見るかな。練習でも半ズボンが結構多くない?
中田:練習では半ズボンの下にタイツみたいなものを履いています。

──そうか、そうか。璃士くんは今何歳?
中田:13歳です(収録時点)。

──13歳だと中2?30歳も違うのか…中学2年生だと学校の勉強はちゃんとやってる?
中田:…はい。

──答えるまでめっちゃ時間かかってるけど(笑)
中田:(競技の関係で)早退をしたりしていて、ちゃんと学校に行けない日もあるんですけど、楽しくやっています。

──行けるときはちゃんと行って。苦手な科目は?
中田:数学、国語、社会が苦手です。

──結構あるね(笑) 逆に得意な科目は?
中田:英語と理科です。

──英語はそうだよね。あとは理科が得意なんだ。
中田:はい。元素分子が好きです。(好きな元素記号は)H(水素)です。

──1番はじめに出てくるやつだよね。それぐらいしかわからない。水素記号は関東でも覚え方って一緒なの?
中田:自分で覚えていきました。元素記号を隠して覚えたんです。

──水兵リーベ…とか語呂合わせの覚え方があるんだけど知らない?
中田:そういうのは知らないです。

──なんで水素なの?
中田:1番シンプルで、覚えやすいからです。

──先生は生物が好き。
中田:生物はあんまり好きじゃないです。虫が嫌いで…。

──KENJI先生に虫が嫌いと教えてしまった…先生は虫がすごく好きで、捕まえて、みんなに見せてる。今度、見せるね。
中田:ちょっと大丈夫です…。

──ちょっと大丈夫か…(笑)じゃあ、学校とかで流行っていることは?
中田:いつも学校の話しかしないんです。ゲームの話などはそんなにしなくて「テスト何点だった」とか、そういう話です。

──この間の英語のテストは何点?
中田:2週間前にテストがあったんですけど、ジュニアグランプリの選考会で早退してしまったので、まだ返ってきてないんです。明日か明後日に返ってくると思います。

──じゃあ、後で点数だけ聞いておいてもらって。でも、英語は100点でしょ?例えば「これはコップです」みたいな簡単なものは「はぁ?」ってならないの?テストなんかで、すごく難しく言い回して答えを書いたりするのかな。
中田:はい、します(笑)。でもたまにシンプルに「This is a pen」って書いたりもします。

──今、学校で流行ってるものってなんだろう。ゲームが好きって聞いたけど、どういうゲームが好きなの?
中田:エーペックスです。あと、最近はここのリンクで「Pokemon GO」が流行っていて、みんなでやってます。

──先生も「Pokemon GO」やってた。今はドラクエウォークやけど。それはやってる?
中田:やってないです。

──ゲームの話で盛り上がりたいけど、他には何をしているの?
中田:よく音ゲーをやってます。(音符が)流れてくるやつです。

──ゲームセンターで信じられないくらい早いやつがいるけど、ああいうのをやってるの?
中田:あれとはちょっと違うんですけど、携帯でそれぐらいの速さでやってます。

──目で見てパッと押してるの?それともほぼ覚えているの?
中田:耳で聞いて、ぱっと押します。

──マジで?めっちゃすごい。太鼓の達人?
中田:それはしないですけど、そういうのです。携帯のプロセカ(プロジェクトセカイ)っていうのをやっています。

──やばい、盛り上がりたいけど、わからん…。(ドラゴンクエストウォークの)ギガモンスターとかはすぐに30人ぐらい人集まるからいいよね。
中田:はい。

──絶対わかってない(笑)ドラクエやってないでしょ?
中田:はい。Pokemon GOのレイドバトルは知ってますか?

──分かる、分かる。
中田:それが、このリンクの近くにあるんです。リンク近くのマンションの人たちがPokemon GOをやっていて、すぐ集まるんですよ。

──何を使っているの?
中田ミュウツーです。

──絶対そうやと思った!鎧をかぶっているやつ?
中田:色違いの緑です。レイドバトルをやって出てきました。

──ミュウツーが出たあたりでやめちゃった。それはドラクエが出たから。だからドラクエをやろう。
中田:ドラクエはそんなに詳しくないんです。Pokemon GOがいいです(笑)。

──俺もPokemon GOはやっていたから、ちょっと久々にやってみる。服装とかを変えて。
中田:人と対戦できるじゃないですか。勝つことによってレベルが上がるんですけど、レベル20になると服装がもらえて、動きやすそうな服を着ています。

スケートをはじめたきっかけは運命

──スケートをはじめたきっかけは?
中田:気づいたらもうやっていて…

──出た!出ましたよ。かっこええやつ。気づいたら、もう氷の上に立ってた。
中田:3歳ぐらいの時にプリンスで初めてスケートをして。そのあとに気づいたら氷の上に乗ってました。

3歳当時の写真

3歳当時の写真

──もうスケートをする運命だったよね。
中田:多分そうです。

──フィギュアスケートファンならご存知だと思うんですけれども、璃士くんのお父さん、中田誠人先生は元選手。今も璃士くんのコーチをしていますが、どうですか、お父さん。怖い?
中田:試合前になると怖い…厳しいです。

──そして、璃士くんのお母様がイギリスのご出身。だから英語もペラペラなんだよね。
中田:はい、いつも家で英語を喋っています。

──友達と喋る時は日本語?混ざってしまうことはない?英語がつい出てしまう時というか、日本人のお友達と喋っていて英語で話してしまう時とか。
中田:それはあんまりないです。あるとしても、間違えて英語を言ってしまうような感じです。

──例えば、例えば?
中田:日本語の中に英語を入れてしまう感じです。「これは〜〜です」って話すときの「これは」の後で、英語で言ってしまったり。

──友達は首をかしげたり?
中田:はい。

──発音が良くなってしまう時はある?
中田:発音…?

──例えば「みんなでタクシーに乗って帰るか」っていうときの「タクシー」が「Taxi」になっちゃうみたいな。
中田:ああ!はい、そうなります(笑)。

──ちょっと英語で喋ってみて。
中田:Why is start this TV program?

──Why…???なんでこの番組…なんて言ったの?
中田:なんで、この番組を始めようと思ったんですか?って聞きました。

──「スケーターが氷の上以外の時にはこういうことをしてるよというのをファンが知ってくれたら、より応援してくれるかな、と思ってやりました」っていう回答が英語のテロップで出るかな(笑)。じゃあ、お父さんとお母さんはどちらが優しい?
中田:ママの方が優しいです。

──お父さんが厳しいんだ。でも、お父さんの影響でスケートを始めたっていうところもあるのかな?
中田:あります。

──スケートはやってみて楽しかった?
中田:はい。勢いよく滑って、スピードを出していました。

──練習していって、お父さんにもジャンプなどを教えてもらったと思うけど、やっぱり厳しいの?
中田:ちゃんとやってなかったら怖いです。「ちゃんとやらないとダメだよ」、「ちゃんとやらなかったらうまくいかないよ」って言われます。あとは「もう知らないよ」みたいな感じです。

──優しいやん。でも、「もう知らないよ」って言われるとちょっと嫌だから頑張る。いいやん、お父さんによく言われる言葉は?
中田:何々をしたら、うまくいくよ。何々ができたら1位になれるよっていう感じです。

──的確に、その時にやった方がいいっていうのを毎回言ってくれるんだ。いい先生。じゃあ、スケートをやってみて、どんなところが楽しかった?
中田:ジャンプが楽しいです。スリージャンプは簡単だったんですけど、その後のシングルサルコウから難しくなりました。

憧れていて今も好きな選手は宇野昌磨選手

宇野選手の好きなところ

宇野選手の好きなところ

──難しいけど、やっていると楽しかったんだ。スケートを始めた頃の好きな選手や憧れている人は?
中田:宇野昌磨選手が今も好きです。挑戦するところが好きです。

──エレメンツなどで好きなものはある?
中田:フリップが好きです。少し構えるのが長くて、これで飛べるんだって思います。それからスピンのAライン。宇野昌磨くんだけがやるところです。

──真似したりする?
中田:真似しようとしたんですけど、できなかったです。

──宇野昌磨くんが挑戦しているところが好きって言っていたけど、璃士くんが挑戦していることは?
中田:今は4回転トゥループです。はじめて3日経ったときに1回降りたんですけど、でも締めるのが怖くなって、今はうまくできないです。

──最初はよくわからんうちに締めてできた。でもできた後に恐怖心がでちゃった。バーンと転んだわけじゃない?
中田:1回、バーンって転びました。頭を打ちました。

──それでちょっと怖くなった。じゃあ、みんなに聞いているんだけど、ダブルアクセルを初めて飛んだのはいつ?
中田:小3ぐらいです。(練習して)1カ月くらいでした。

──4回転も3日だもんね。ダブルアクセルは1カ月。早くないって言っても自分では分からないよね。じゃあスケート以外に、何かスポーツをしてますか?
中田:スケート以外では特にはしていないんですけど、学校でバレーボールをしています。

──ポジションは?
中田:トスをあげたり、ボールを拾ったりする人…リベロです。スパイクも打つので、上げてもらって走って打ちます。バレーボールも楽しいです。

──バレーボールか。絶対サッカーかと思った。
中田:6年生ぐらいまでサッカーをやっていたんですけど、スケートだけにスイッチしました。

サッカースタイルの中田選手

サッカースタイルの中田選手

──リフティングは?
中田:得意じゃなかったんですけど、50回を超えるくらいです。

──50回以上できたらもう無限にできるでしょう。じゃあ、ポジションは?
中田:ストライカーです。真ん中でシュートを打ってました。

──トリッキーなシュートはできる?
中田:顔をずらす…顔は右を向いて左に打つみたいなシュートなら。

──フィギュアスケートの選手もサッカーが好きな人が多いから、みんなで集まってできたらいいね。

文:J SPORTS編集部

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