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フィギュア スケート コラム 2021年1月20日

【レビュー:全米フィギュアスケート選手権2021 男子シングル】21歳のネイサン・チェンが5連覇達成も飽くなき向上心「まだやるべきことはたくさんあります」

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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「でもなにかを得る時もあれば、失う時もあるんです。今大会の僕は素晴らしいことを成し遂げましたし、それを誇りに思います。それに学ぶべきこと、成長すべきことはたくさんあります」

だから今は世界選に向けて、さらに努力を重ねていく。極めて難解なコンテンポラリーで、激しい終わりがひどく印象的なFS「アルゴリズム」を、(もしも開催されるのであれば)ストックホルムでぜひとも完成してほしい。

3位 ジェイソン・ブラウン SP3位100.92 FS4位176.00 トータル276.92

今シーズン初めての大会参戦で、待ちに待ったジェイソン・ブラウンの2つの新プログラムが明らかにされた。疾走感のあるリズムが肉体に取り憑き、そしてブラウンが氷上で激しく踊り出す..まずはそんなSP「シナーマン」に、魂を奪われたファンも多かったのではないだろうか。

濃密な2分40秒。音楽も衣装も、瞬きする間もないほど詰め込まれた上質のスピンやステップも、柔らかな肢体が繰り出すハっとさせられるムーブメントも、すべてが衝撃的なほどにかっこいい。あまりにかっこよすぎて何度でも見返したくなる。ブラウンによれば今プログラムはあらかじめ「2年越し」で完成する予定で、つまり来季も継続だと言うから、さらに磨き上げられていくに違いない。

「難解なプログラムです。氷上で僕がどう感じたか、そして将来より強いプログラムにするためにどう取り組んでいくべきなのか、そんなフィードバックを今大会から得られることに興奮しています」

ブラウンにとって、全米でのSP100点超えは3年連続。ご存知の通り、「4回転抜き」でFS歴代公式記録10位の96.81pt(2019年世界選手権)を誇るアーチストは、しかしアスリートとしての挑戦も決して忘れない。FSでは冒頭に4回転トーループを組み込んだ。結果は転倒に終わったが、近い将来の朗報を期待しよう。

そのFS「10番街の殺人」は、どうやら噛めば噛むほど味わいが出るプログラムのようだ。ブラウン本人さえ最初は「乗り気ではなかった」そうだが、今では「このプロが本当に大好き。7カ月かけて育ててきて、そして今では自分が誇りに思うものに変わりました」。

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