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フィギュア スケート コラム 2016年12月31日

フィギュアスケーターのオアシス♪ AKIKO'S ROOM

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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KENJIの部屋のエピソード

――今回は特別編ということで鈴木明子が「AKIKO’S ROOM」と題しまして J SPORTSのスタジオからお送りいたします。では早速お呼びしましょう、今回ゲストとして来ていただきました宮本賢二さんです、どうぞ

宮本:よろしくお願いします、恥ずかしい~(笑)。

――そして、電話くださいって言ってたんで、今日電話して呼んじゃいました。小林宏一さんです。では気を取り直して、この番組では何をするのかと言いますと、この本に登場するスケーターの番組でのエピソードを賢二先生に語っていただこうと思います。ということで、それぞれどんな話をしたか覚えてますよね?

宮本:いやちょっと色々ありすぎて、全部が全部覚えてはない。

――さっそくいきましょう。このボックスの中に入っているカードを引いてもらって、そこに書いてあるスケーターの話をしていただきたいと思います

宮本:わかりました

――来ました。織田信成さんです

宮本:信成くんといえば今やテレビで見ない日はない、というくらいに芸能人のような。でもスケーターとしてもすばらしく、いまだに4回転もトリプルアクセルも。

小林:すごいですよね。

宮本:すばらしいスケーターなんですけども、やっぱあのモノマネと変顔。モノマネを始めたのが僕や、みたいな言われ方をして、そこはちょっと心外だな、と。

――そこは否定?

宮本:いや否定ではないんだけど、最初はちょっと町田くんをやってみたところ、しっくりきて。だってこれしか動いてないのにあれだけの表現力。

――で、彼がどんどん

宮本:大きくなりすぎてて。

小林:ちょっと盛るクセがありますもんね。信成くんね。

――私もだいぶ

宮本:アッコちゃんのモノマネも、最初これくらいやったんが今これくらいになってる。

――しまいには「僕の」って言ってる

宮本:もうモノマネじゃなくなってる(笑)。自分のネタに。

――でもあれだけね、世の中に浸透させてくれたのはすごいなって

宮本:いや、さすがですよ。

――織田くんのエピソードでしたけども。じゃあ次です。どんどん行かないと

宮本:その前にさ、盛りすぎるってどの口が言うてんの?

小林:結構。はい、次いきましょう。

宮本:高橋大輔くん。大ちゃんで覚えてるのは、ちょっとちがった形の振り付けで、「バチェラレット」っていうのを振り付けさしてもらって、彼の独特の雰囲気を氷の上で色を出しながら、ダークサイドというか。2人で考えて振り付けしたのは、すごい覚えてるんですけど、そのあと彼が引退の。

――インタビュー取ってから?

宮本:その、1ヶ月後に引退発表。

――どうですか?大ちゃんの大ファンだという宏一からすると

小林:まあ、そうですね。彼はずっと現役やるのかなと思ったんですが、まだまだですね。なんかショックでしたね、もっと観たいなっていうのはあったんですけど。

――スケーターとして、もっと観たいっていう

小林:ファンの方も多分、もっと観たいなあっていうのはあったと思うんですけどね。

宮本:それで現役として最後の番組だったんだな~っていうのですごい覚えてます。引退発表する2日前ですかね。急に電話がきて、なんやろ?って思ったら、「あ、僕引退します」みたいな。結構あっさりしたかんじだったんで、おつかれさまでした、ずっとトップにいたのはすばらしい努力と彼の人徳と色々重なって、この大変な日本のトップであり続けた彼のスケーターとしての自覚にそういう一言で終わってしまったんですけど。

――絶対アイスショーの、大ちゃん練習してる時、最前列でいつも見てる

小林:絶対見ますね。

――ずっとこうやって拍手して。大ファンなんですよね

宮本:友達じゃなくて、大ファン?

小林:一応そうなっちゃってますね。

――では、次いきましょう

宮本:来ましたよこれ、小林宏一。タイタニックの振り付けをしたんですね。で、映画を見て最初のトランプ引く、とか、なんだっけ。

小林:あとね、色々。

宮本:手錠を切ってもらうとか、急いで逃げるとか、ね。最後どんなんやったっけ?沈んでいくやん、あの時のを上を向いて抱きしめる予定だったけどそのまま沈んでいってしまったっていうイメージで。

小林:もう、初めてで、そういうエピソードの中で振り付けていくっていうのが。

――ストーリーでっていう

小林:だから、もういいっすねいいっすね、みたいにどんどん進んでいったタイタニックは一番の思い出ですね。

――振り付けって、すぐ出てくる時と出てこない時があるじゃないですか。どっちのパターンでしたタイタニックは?

宮本:タイタニックは元々好きな映画だったんでさくさく出てきた。あと彼は雰囲気があるから、それに任せてっていう。

小林:とか、色々ね。

――次は、村上佳菜子ちゃん

宮本:ジュニア上がってからすぐにシニアのトップの大会に出ることになってたんだけど、その何年後かに急にまわりの人が引退しちゃって、一番お姉さんになってしまって。その時の葛藤の話をしてた時は、すごい心苦しくて、みんなでがんばろうよ、って。アッコちゃんの話も出てたもんね。

――私と佳菜は10歳ちがうので、その子が同じオリンピックに出てて。そんなかんじもしなかったけど、本人はやっぱ末っ子気質というか、ついてくってかんじだったので、すごい葛藤はあるだろうなって思って。今でもみんな連絡とりながら背中を押してます。がんばってほしい、やっぱり。あの笑顔が見たいと思ってしまうので

宮本:じゃあ次いきます。本郷理華ちゃん。練習まじめにする子だし、普段もきちっとした子だけど、昔は練習をそんなにがんばる子じゃなかったって自分で言ってたけど。それも変えて毎日練習がんばってて、あの子週7日でしょ?

――休みないんですよ。小さい時から知ってるので、練習サボるのが「サボ理華ちゃん」って言うくらい、先生が見てない所ではサボるって所から、練習したら結果が出るっていうのが自分でわかったら、練習するようになったっていうのがあるので

宮本:その理華ちゃんが今や日本のトップにいる。それがすごい感動してる。すごいよね。

――変わったなって。すごいおばさんみたいな目で見てます(笑)

宮本:あと言っといて、俺の顔見て笑うのやめてねって。次は、おっ、宇野昌磨くん。昌磨くんは小さい頃から色気があったというか動きに艶があるというか。それをすごい覚えてますね。昌磨くんのなんかある?

小林:僕、23の時に名古屋で一ヶ月間大須に泊まってたことがあって。大須のリンクで一般営業滑ってた時に、昌磨くんのこと見てたんですけど。まあめちゃくちゃ練習する子だなって。ずっとリンクの上にいて、ひたすらジャンプの練習してるっていうイメージが。

――昔いっぱい練習していて、よく泣いているというイメージだった

宮本:失敗しても泣くし、跳んでても泣いてたよね。

――ずっと泣いているけど、泣くと普通力抜けるはずなんですけどそれでも跳べるっていう。すごいなって

宮本:感情のコントロールができるんですよ、多分。

――それがね、演技にも出てるのかなって

宮本:じゃあいきます。小塚くん。小塚くんの印象的なんはこれですよ。

――くるくるぽん(佐藤信夫コーチが選手を送り出す時に背中を叩くこと)

宮本:昔、猫背だったみたいで、ちゃんと背筋をはって滑ってきなさい、ということで始まったらしい。それをずっとやってたらルーティンになって。もちろん小塚くんの演技とかもすごいんだけど、送り出す信夫先生のステキさも覚えてるなあっていう。

――あと、がんばってこいみたいな。背中をぽんと、最後勇気を出して行ってこいってかんじがしていいですよね

宮本:帰ってきやすいよね。行ってきました、がんばってきました、ああおかえりっていうあの雰囲気が好きだなって。

――ちなみに、自分だったら試合前何してほしかったですか?

宮本:俺樋口先生やったしなあ。

――何かしてました?樋口先生と

宮本:ダンスの時は、「がんばってらっしゃい」って言って。シングルの時は、「ほんとだったらね、私が透明人間になって、ジャンプ足りないかなって思ったらくるって回してあげたいんだけどね」っていつも言ってた。

小林:へえ~。

宮本:じゃあ次。お、ダイス。ダイスとは初めて会ったのが中京大学だったんですけど、ちょうどこの宏一と仲が良かったんやんね。

小林:そうですね。

宮本:お昼ごはんを食べに行こうかって言って、3人で回転寿司に行って誰が一番食べれるかなあとか言いながら食べてたら、ダイスがこう寿司を持ってぷるぷる震えてたんで、ダイスどうしたん?て言うたら、「僕これ食べれない」。

小林:なんか食べれなかったですね。好き嫌いが結構多いらしくて。

宮本:無理しなくていいよ、それ俺が食べるからって。まじめな子なんだなっていう印象が。好き嫌いが多いって、自分寿司屋行ったらマグロと穴子しか食べへんやん。

小林:僕はそうですね、赤身が大好きで。好き嫌いっていうよりもやっぱり好きだと食べちゃいますよね。

――さ、次いきましょう(笑)

宮本:宮原知子ちゃん。あんまり無口でしゃべらないけども、情熱の塊というか。演技に出てません?

――芯が強いというか。強さが出てるっていつも見てて思うんですけど

宮本:あの人はすごい。よく練習とかで、才能があってヒュッて伸びる人はブレがあるんだけど、宮原知子選手は一歩一歩ちょっとずつ積み重ねて大きなピラミッドみたいになってて、ブレない。あの強さがすごい。

――あの練習量は、私はすごいなって思いながら

宮本:男子選手から「練習のバケモノ」って言われてるんやっけ?音楽を何回も何回も、体力的には1、2回かけたらしんどいんだけど、5、6回かけちゃうみたいな。

――フリー7回目かけて、ようやくちょっとしんどいっていう。ということでエピソードを話してもらいましたが、これだけたくさんの選手に話を聞くのって大変だと思うんですよ。どうでしたか?

宮本:個性が強いじゃないですか。団体競技ではないし、個人の魅力をどんどん前に出さなきゃいけない競技の選手と話すのは、いろんな話も聞けるし、自分がわかりえなかったことも聞けるんで。大変だったけどすごい楽しかったです。

新人振付師鈴木明子、KENJIに相談

――結構まじめな質問なんですけど。実は、昨シーズン私、振付師デビューをしました。

宮本:あんだけするなって言ったのに?

――(笑)。振付師の大先輩である賢二先生にぜひ聞きたいことがありまして。やってみたいなって思ってた振師という仕事と、いざやってみると自分の思い描いてたものがなかなか選手に伝わらないというか。作ったんだけど、試合になってみると、もっとこうできたなっていうのが多いんですよ。どうすればいいですか?

宮本:まじめに話すと、まずは選手が自分の動きを把握しないといけない。アッコちゃんの思ってるイメージとその選手の範囲はちがうから、まずはその選手に鏡を見て今どういう動きをしてるのか。で、鈴木先生がやってる動きとどこがどうちがうのかっていうのを把握してもらう。で、練習は常に120%で練習してもらう。試合では緊張感もあるしジャンプも跳ばなきゃいけないし、だからそれで100%やってても80%、120%やってればできれば90%以上の出来ができるのかなっていう。だから俺すごい追いかけてるでしょ、振り付けの時。もっとやりなさいって。

――どこかで、ジャンプとか跳べないってなっちゃうと妥協しちゃうのがあったんですけど、でもそれは結果試合を見ると、もっとプッシュしないとダメだって思う部分があるので、やっぱり練習で120%やらせるってことですね。ぶっちゃけ、私が振り付けやるってどう思いました?

宮本:ぶっちゃけ、どっかでかぶってこういう話をするんだろうなって思ってた。アッコちゃんはどっちか言うと表現がすばらしいから、1個言ったものに対して何十倍にもして返してくれる。で、そうじゃない人もいるから多分こういう話がまた、自分もわからへん所がある?

――すごい壁にぶち当たってる部分があって、実際に。そこが特にジュニアのノービスの選手たちっていったら動ける範囲もまだ少なかったりとか、感じ方もちがったりとかっていう時にどうすればいいんだろうっていうのが。え、こう行かないの?みたいな

宮本:逆にアッコちゃんに、右手出してねって言ったらすごいきれいに出すから、あれはどういう風に受け取って動いてたの?って聞きたいの、お互い振付師になったし。

――私は、右手動かしてって言ったらその曲を聴いて自分がどう捉えてるかで、その場面で柔らかく出すのか強く出すのか、無意識じゃないですけどこれだったらこうっていうのあ小さい時からあって。それってみんながみんなそうじゃないんだっていうのが壁です、今

宮本:選手は平等にがんばってるもんね

――そうなんですよ、がんばってないわけじゃないから、余計にどうしようっていうところはあったんですけど

宮本:あとね、経験上だけど、右手を出しなさいって言って一生懸命左手を出す子は怒ったあかんよ。

――(笑)

宮本:最初はね、僕も怒ってたんですよ。おまえそれ右手か?って。

――言ってましたよね。ずっと言っても左手出ちゃうんですって

宮本:すぐにできる子と地道にやっていく子のちがいもあるし。すぐできる子はすぐ忘れてしまう子もいるしね。

――そうですね、あの時は直ってたのに1ヶ月後見に来たらあれっ?ていうことは結構ありますよね。だからやり始めて賢二先生まじですごいなって。いつも神のように思うようになりました

AKIKOとKENJIに質問コーナー

――ニックネームかなさん。ジュニア、海外選手を含めて今後振り付けてみたい選手はいますか?

宮本:あの子、マリア・ソツコワ?海外で言うとあの人がいろんなものにチャレンジができるんだろうなっていう。

――まだなんか色が付いてないかんじはありますよね

宮本:そうそう、どちらでもできそう。キツい強い音楽でも、柔らかい音楽でも、振れ幅が大きいのかなっていう。

――続いて、ニックネームももすけさん。人には話したことないけど実はこんなことが大好きなんです、っていう趣味はありますか?

宮本:人には言えないことは言わないですよね(笑)。

――確かに(笑)。世には出てないかんじの

宮本:サッカーするも言ってるでしょ、釣りも。

――最近、何釣れました?

宮本:スズキさん、70センチの。

――大物じゃないですか。それ食べたんですか?

宮本:もちろん。ちゃんと血抜きもして、捌いて。

――捌けるんですか?

宮本:あんまうまくはないけど。

――ニックネームじゅんさんからの質問で、スケート仲間の一番最近のおもしろエピソードを教えてください

宮本:あのね、僕は別におもしろエピソードいつも持ってるわけじゃないですよ。

――私もなんかあるかなって考えてたんですけど、荒川静香さんと一緒にペアを見てて、ペアすごいよね怖いよねって言ってて。ガタイのいい人と組むよねペアって、ってなった時に、宏一の名前がなぜか出てきたんですけど、あんまり身は預けられないかもしれないっていう話で出たっていうだけです

宮本:確かにリフトされる時の恐怖心は大きくなるよね(笑)。なんでだろうね。

――なりますか(笑)?しっかりしてるんですけどね。なぜか一番最初に宏一の名前が。なかなか日本人のスケーターで、背があったりがっしりしてるってかんじが

宮本:宏一ペアやればよかったのにね。

――で、なんかありますか?

宮本:それこそ先々週くらいに宏一とごはんを食べに行って、他にちがうマネージャーさんとごはんを食べてて、宏一がなんか財布を忘れたのかな?財布をリンクに忘れて取りに帰ってくるんで、店が決まったら教えてくださいっていう電話をするのを忘れてて。それが40分くらいたっててん。あっ!て。宏一電話してなかった、で、携帯ぱって見たら着信いっぱいあって。

――そりゃそうですよね(笑)

宮本:宏一ごめん、今どこ?って言ったら、「今リンクにいます、どこへ向かえばいいですか?」ってちょっとイラッとされたっていう。

J SPORTS編集部

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