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フィギュア スケート コラム 2019年2月1日

第39回全国中学校スケート大会 女子シングルプレビュー

フィギュアスケートレポート by 中村康一(Image Works)
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長縄和奏選手(ながなわ・わかな)

長縄和奏選手(ながなわ・わかな)

女子は混戦だ。当日の出来栄え次第で大きく順位が入れ替わることだろうが、ここ最近の充実振りから、長縄和奏を優勝候補として挙げたい。 全日本ジュニア選手権では中学生で最上位の6位となり、推薦出場した全日本選手権でも素晴らしい演技を披露した。
以前より豪快なジャンプが魅力の選手であったが、ショート、フリーを揃えて安定した演技をする試合が少なく、なかなか優勝争いに絡めなかった印象だ。全日本ジュニアでは多くの記者に囲まれ、「こんなに取材をされたのは初めて」と言っていたほど、それまではあまり注目されていなかった。この全国中学校大会での優勝をきっかけに、来季は国際舞台でも活躍してもらいたいものだ。

住吉りをん選手

住吉りをん選手

対抗は住吉りをん。ここ最近、万全の演技ができていないが、もちろんこの大会では優勝候補の一角だ。

満足の行く演技ができなかった全日本ジュニアでは試合後、「練習通りの演技ができなかった」と悔しさを露わにしていたが、 ジュニアグランプリで活躍するなど、今大会のメンバー中、実績ではナンバーワンの存在だ。今季は高難度のプログラムに挑戦したショートで苦労している印象があるが、ショートをノーミスで乗り切れば優勝も見えてくるだろう。


岩野桃亜(いわの・もあ)選手

岩野桃亜(いわの・もあ)選手

岩野桃亜は一時の不調を脱した印象だ。まだ回転不足癖が残ってはいるが、昨シーズンに比べて大きく進歩したと言える。


松生理乃選手(左)、横井きな結選手(よこい・きなゆ・右)

松生理乃選手(左)、横井きな結選手(よこい・きなゆ・右)

ジュニア初年度ながら活躍を見せている松生理乃にも期待したい。長縄和奏と同じグランプリ東海クラブの選手だが、質の高いジャンプが持ち味で、今後大きく伸びる可能性を感じさせる。

そしてもう一人名古屋から、横井きな結の演技も楽しみだ。トリプルアクセルに挑戦しており、ジャンプの能力は高いのだが、今季は高難度のプログラムをまとめるのに苦労している印象だ。

また全日本ノービスを優勝した手嶋里佳も注目を集めることだろう。ノービス年代とは思えないほど大人びた演技をする選手で、推薦出場した全日本ジュニアでも10位と健闘した。本田望結の演技も楽しみだ。

手嶋里佳選手(左)、本田望結(中央)、千葉百音選手(ちば・もね・右)

手嶋里佳選手(左)、本田望結(中央)、千葉百音選手(ちば・もね・右)

今季は充実した競技生活を送れているようで、その成果は全日本ジュニアでしっかりと披露することができた。以前はタレント活動の方が注目を集めていた印象だが、今季の彼女はアスリートとして要注目の存在になった。今大会では表彰台争いを期待したい。仙台の千葉百音も能力の高い選手だ。全日本ジュニアではフリーで崩れてしまったが、巻き返しを期待したい。

松岡あかり選手(左),前野空(右)

松岡あかり選手(左),前野空(右)

また怪我からの復活を目指す有力選手もいる。東京の松岡あかり、愛知の前野空は両名とも素晴らしい選手なのだが、今季は怪我で大変な苦労をした。彼女たちの復調振りにも注目してほしい。


※長縄和奏選手、岩野桃亜選手は棄権のため不出場
写真はすべて(C)Koichi NAKAMURA/Image Works

代替画像

中村康一(Image Works)

フィギュアスケートを中心に活躍するスポーツフォトグラファー。日本全国の大会を飛び回り、選手の最高の瞬間を撮影するために、日夜シャッターを押し続ける。Image Works代表。

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