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フランスでは、フィギュアスケートはシングルよりもアイスダンスが人気があり、練習環境も整っているという。
今選手権優勝間違い無しと言われる、ヨーロッパ選手権3連覇中、昨年の世界選手権銀メダル、今季のグランプリファイナル覇者のガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロンも幼少時からペアを組み、地元の恵まれた環境の中で、伸び伸びと活き活き育ってきたに違いない。
彼等の「アメージング」は言い尽くせないのだが、魔法のようなユニゾンには、毎回本当に新鮮な驚きを覚える。
彼等に続くのがロシアのペア3組とイタリアのアンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテだ。 現ロシアチャンピオンのエカテリーナ・ボブロワ&ドミトリー(ウラジーミル)・ソロビヨフは、昨年末の国内選手権フリーの素晴らしい演技で、遂にMr.ナイスミドル、アレクサンドル・ジューリンコーチを感涙させた。
国内選手権2位のアレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキンもペア結成から早11年、ここ数年成長著しく、着実に力をつけてきている。 ティファニー・ザホースキ&ジョナサン・ゲレイロは多民族国家のロシアでも異色の、オリジナルな愛らしさが感じられるカップルだ。地道な頑張りが国内選手権3位への道を開いた。
ロシアはヨーロッパ選手権後にオリンピック代表(2枠)を決定するため、各組は是が非でも自国ロシアで最高の演技をしたいところだ。
イタリアのオリンピック代表、もうお馴染みの可愛いけれども実力派のカッペリーニ&ラノッテ他、欧州各国の魅惑のペア達の演技にも期待が高まる。 現ロシアチャンピオンのボブロワ&ソロビヨフは子供の頃からペアを組んでいる。全く正反対の性格で、最初の6年くらい(その6年を良く耐えたものだ)は喧嘩が絶えなかったそうだが、お互い争っていても何も生まれないと悟ってから、前進するようになったという。
明るく楽観的なパパダキスとストイックで完璧主義のシゼロンも、同様に性格が全く異なるというが、それが氷上での驚嘆すべき、えも言われぬ一体感に繋がるのだろう。概してアイスダンスの魅力は二人が世界観を作り上げていくところだから、むしろ地上では火花を散らすくらいの方が、氷上ではより輝き、そんな二人が阿吽の呼吸を手に入れた時に、真のペアが誕生するのかもしれない。
また、アイスダンスは各国のお国柄も楽しめる種目だ。ロマンチックなフランス、陽気で明るいイタリア、几帳面なドイツ、情熱家で自由奔放なスペインなど、ヨーロッパのそれぞれの国ならではのアイスダンスを是非ご堪能頂きたい。
ちなみにロシアは‥「ロシアは頭では理解できない。ただ、信じるのみ」(フョードル・チュッチェフの詩より)。
セルゲイ・ヴォルコフスキー
1967年ロシア生まれ。モスクワ大学日本語学科を卒業。
日本人と結婚し、ソ連崩壊を機に日本に移住。フリーランスの通訳・ジャーナリストとして活動。日本文化への関心が高じ、ロシア語で俳句を紹介するブログも執筆。ソチ五輪を始めとするフィギュアスケートの国際大会で、記者・通訳としても活躍している。
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