【フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋】深瀬理香子/立野在組＜エピソード3＞

スポーツテレビ局J SPORTSの人気番組「フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋」2017/2018シーズン！日本選手はもちろん、海外選手のプログラムも多数手掛ける振付師・宮本賢二さん（KENJI）が、ゲストを迎えて、楽しく、真剣にトークを繰り広げます！
今回はアイスダンス・深瀬理香子＆立野在(ある)組が登場！ 2014-15シーズンからカップルを組み全日本ジュニア選手権を3連覇。 今シーズンよりシニアに参戦する、期待のアイスダンスカップルの素顔に迫ります。

カナダでの練習環境

立野：環境としては、やっぱりその周りの選手からすごい継承できることも大きいですし、やっぱり日本と違うんだし、毎日交流があるっていうのが。

——アイスダンスの時間があるってことね。シングルとダンスの練習一緒にするというのは相当難しいからね

立野：危ないですもんね

——コースが違うからね。カナダでの練習としてはすごい十分に練習できてるんだ？

立野：一日三時間はやるよね。

深瀬：うん。

——日本と比べてどう？

立野：日本で比べるとやっぱり、場所がなくて、取れても一時間半だったりとか。

——夜中とかね、朝早くとか

立野：それで、氷代も高いじゃないですか。

——まあね、少ないからね日本はね

立野：だからすごく環境としてはとても良い所にいさせてもらってるんで。

——なんでまたカナダやったん？

立野：それは、僕が一時期中学生の時に、フランスのリオンに行かせていただいたことがあって。その時にローマン先生と知り合って、それも樋口先生の紹介だったんですけど。そこですごいローマン先生に習いたいという思いがあって。で、いざ行くぞってなった時に、ちょうどカナダのモントリオールでローマン先生が教えてるってことで、そのまま。

——カナダに行って生活面とかで大変なことはない？

深瀬：やっぱりフランス語圏なので、フランス語はすごい難しくて。英語も全然できるわけじゃないから、言語の面がすごい大変ですかね、まず。

——在くんそのへんは？

立野：あんまり。

——フランス語もうしゃべれるようになったの？

立野：なんとなく言ってることはわかるんですけど、それに対して何か返せるわけではないので。

——まあ俺もそんなもんや

立野：だから日常会話は聞いている分には「はい」って感じで。まあある程度英語で話してますね。

——あ、英語はもう大丈夫になったの？

立野：まあある程度。

——理香子ちゃん英語は大丈夫？

深瀬：全然。

立野：しゃべれてますよ。

——生活面の方でね。スケートのレッスンは大体、手のことであったり膝のことであったり。レストラン行って注文できる？

立野：それはできますね。

深瀬：英語でなら。

——他でなんかカナダの生活で苦労していることは？なんかちょっと文化が違ったりとかさ

深瀬：とりあえず寒くて、マイナス40度二週間、みたいな。着いた時からマイナス40度。

立野：寒い時期から行ったんで。あとはすぐバスが時間通りに来なかったりとか、30分に一本だったりとか、そういうので結構交通の便が最初は悪かったですね。今は結構慣れてきたんで、この時間に出ればいいやとかあるんですけど、行った当初は何も知らなかったから結構大変だったかな。

——日本てやっぱすごいよね

立野：便利ですよほんとに。

——時間通りに来るしね。何かあったらそのお知らせも来るしね、遅れますってね。ないもんね、ほんとにね

深瀬：電車来ますのアナウンスもないですね、モントリオールは。

立野：急にドーンて来て。

日本へ帰国して楽しみにしていること

——日本帰ってきたら楽しみにしてることとかある？

立野：僕は食事ですかね。あんまり僕カナダの方で外に出なくて、あんまり食べ歩きもしないんですけど、調べてあんまりおいしそうなところがないので。

——それは失礼や（笑）。カナダおいしいもんいっぱいあるよ

立野：モントリオールあんまりない。

——あるわ（笑）、めっちゃあるわ

立野：でもなんか日本の方が好きなんで。

——でも日本食ともあるでしょ？

立野：あんまり食べに行かないです。自分で作っちゃうんで。

——料理得意なんや？

立野：料理、ある程度レシピさえあれば。

——それ誰でもそうや

深瀬：そんなことない（笑）。

——そう？日本帰って何食べんの？

立野：牛丼とか（笑）？牛丼、ラーメン、あと何だろう。トンテキとか。

——トンテキ？トンテキか

立野：東京の方で結構ずっと行ってる所があるんで。

——馴染みの

立野：そこに行きたくて。

——なるほどね。理香子ちゃんは？

深瀬：そうですね、私は家族とか兄弟に会えるのがすごい楽しみにしてます。

——会ったら何してんの？

深瀬：会ったらひたすらしゃべるかな。

——家で？

深瀬：それか、妹とか弟とかと、外行ってごはん食べたり。

——あれでしょ、パンケーキでしょ？

深瀬：日本のものを食べます（笑）。外で食べる時もあるけど、おばあちゃんに行ってそこで食べる時もあります。

——パンケーキを？

深瀬：（笑）。私あんまり好きじゃなくて。でも妹とかは好きだから。

——何が？

深瀬：パンケーキ（笑）。

——俺よくわからへんねんけどさ、とりあえず若い女の子は時間があったらパンケーキを食べるっていうイメージ

立野：そうなの？

深瀬：ブランチ屋さんとかでも結構みんな食べてる。

樋口先生は怖い？

——日本に帰ってきた時は樋口先生に習ってんの？

立野：そうですね。

——どう樋口先生？怖い？

立野：怖いことはないですね。先輩方で宏一君とか由希奈さんとかからは結構怖いって聞くんですけど。そういうのは全然。

——すっげー怖かったよ昔。怖いというか厳しい。スケートに対してもそうだし、普段の生活とまではいかないけども、試合に行った時の立ちふるまいであったりとか、まあそういうのものすごい厳しかったよ

立野：でもあいさつは厳しかったのはあるかもしれない。

——あいさつ？

立野：あいさつはなんかしなさい、みたいな。

——しなかったの？

立野：結構してましたよ。

——まあでも注意はされなかったでしょ？

立野：あのー、「あいさつだけはお上手ね」って言われたことはあるかも（笑）。

——（笑）。言いそう。じゃあ樋口先生の印象は？

立野：本当にちっちゃい時からずっと樋口先生に習ってて、そん時は温厚な先生だなって。

——かわいがられてたもんね

立野：そうですね。

深瀬：解説とかで最初テレビで話しているの聞いて、実際お会いして話とかしたらほんとにそのまま。ほんとにそのままなんだなって。

——そこが樋口先生のおもしろい、いやすごいところ

立野：（笑）。

試合前にすること

——これから二人すごい楽しみなカップルなんですけども、お互いにどんなところがすごいと思う？

深瀬：在のすごいところは、振り付けとか新しいことでも一発で全部覚えること。

——おお、すごいやん。そうやったかなあ～。

立野：先生に振り付けてもらった時はそうでもなかったです。

——最近はパッとできるんや

立野：結構。

——じゃあ理香子ちゃんのすごいところは？

立野：一番最初に思ったことですけど、しっかりリードについてきてくれるというところは、アイスダンスっていう競技で結構大事なことじゃないですか。そこは自然にできてるってのいうのはすごいのかなって。

——二人は試合前になんかすることとかある？

立野：お互い手をバチンと叩いたりとか、気合入れるために。

——で、奮い立たせるの？

立野：で、すごい（深瀬が）緊張しいだから。普段、裏で靴履いてずっと歩いてるんですよ。ハア～ッてすごいなってて。

深瀬：そんなことないよ（笑）。

立野：すごい顔してるんですよ、ほんとに。

目標と抱負

——では今シーズンの目標と、これからどうしていきたいかというのを教えてください

立野：はい。今シーズンからシニアとして大会に出るので、自分たちのできることをとりあえず全部出していくイメージで。自分たちがどれだけシニアでやっていけるのかっていうのがわからないですし、現状として。それをしっかり、やれることをしっかり全部やるっていうのが目標ですかね僕としては。これからはやっぱり、まだこの二人での世界観ていうのがしっかり確立できているわけではないと思うので、しっかりそこを確立していけたらいいなと思いますね。

——理香子ちゃんは？

深瀬：シニアでしっかり戦っていけるような選手に在となっていけたらなって思います。

——今シーズンの目標は？

深瀬：在がさっき言ったように、私たちにとって初めてのシニアのシーズンで、全然自分たちがどのくらい点数が出てるとかが全くまだわからないからなんとも言えないんですけど。自分たちのできること、やれることをやって試合に挑めたらなって思います。

——日本ではアイスダンスがなかなか増えないし、すごい貴重な存在なので、これからもケガも体調とかも気をつけて、一生懸命がんばってください。みんなで応援してます

立野：ありがとうございます。