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フィギュア スケート コラム 2017年9月26日

【フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋<女子高生スペシャル>】樋口新葉選手<後編>

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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スポーツテレビ局J SPORTSの人気番組「フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋」2017/2018シーズン!日本選手はもちろん、海外選手のプログラムも多数手掛ける振付師・宮本賢二さん(KENJI)が、ゲストを迎えて、楽しく、真剣にトークを繰り広げます!
女子高生スペシャル第2弾のゲストは2016年の全日本選手権女子シングル2位の樋口新葉選手が登場!楽しい雰囲気の中、樋口選手の素顔・プライベートな話をたっぷりお届けします!後編スタート!

スケートを始めたきっかけ

——そもそもスケートを始めたきっかけっていうのは?

樋口:自分三兄弟の末っ子で。

——そうなんや

樋口:母が自分が生まれる時にはもう、スケートやらせたいっていう風に思っていたそうで、それがきっかけで3歳から始めました。

——そうなんや。で、すぐに夢中になったの?

樋口:うーん、気づいたら試合出てたっていう感じです。

——おかしいおかしい(笑)。気づいたら試合出てたん?名前呼ばれてたん?何が楽しかった?

樋口:なんか最初は、友達と雪かけあったりとかそういうくだらないことで楽しくて、そこから毎日スケートするようになって、ジャンプとか跳べるようになるために先生についたりとかしました。

——そのジャンプとかは楽しかったんだ?

樋口:楽しいです。

2A跳んだのはいつ?

——みんなに聞いてんねんけど、ダブルアクセルを初めて跳んだのはいつ?

樋口:小4です。

——小4?結構時間かかってる?

樋口:アクセルはすっごい苦手だったので。コツをつかむのにすごい時間がかかったんですけど、コツをつかんでからはすごく早かったです。

——大体そういうもんじゃないの?

樋口:いや、なんかなんて言うんだろ。一回跳べて、また1週間跳べないとかじゃなくて、続けて跳べるようになりました。

——その時見つけたコツってのなんなん?

樋口:なんかこう踏切が、トゥが引っかかる感じをつかんで。それまでは先生にずっと跳べない理由が(振り上げの)右足が上がってないからって言われてたんですけど、自分でその踏切を意識してたらできるようになりました。

——それ先生には伝えたん?

樋口:伝えてません(笑)。

——うん伝えなくていいと思う(笑)。で、新葉ちゃんと言えば持ち味、もちろんジャンプもスピンも素晴らしいんだけど、すごいすべるやん。すごいスピードで。あれはなんか特別な練習してるの?

樋口:特別な練習というか、まあ昔から佐藤紀子先生にスケーティングの練習とかクロスの入り方とかは習っていて。それが今身についてきたかなという感じです。

——何をどこに気をつけてるの?

樋口:いつもクロスはフォアでもバックでも、波にならないようにいつも真っ直ぐですべれるようにっていうのは意識してます。

——頭の高さを変えずに。あれ結構しんどいよね

樋口:はい、脚にきます。

——(脚の)どこが痛くなる?

樋口:裏もだし、前もきます。ももの。

——ここを使うと結構きつい

樋口:内側ですか?そうですね、でも自分はいつもここ(太ももの前面)が疲れます。

——まあでもここ使っているというのはと良いと思うよ。すべる位置とかも考えてる?

樋口:ああ、それは考えてます。

——さすが。だからスピードが出るねんね

樋口:そうですね、なんかガリガリいうエッジの乗り方というか体重のかけ方だと、絶対スピード出ないし。だからといって後ろに寄りすぎても変なことなっちゃうから、このちょうどいい、真ん中よりもちょっと前で、音が鳴らない所とかですべったりしてます。

——あともういっこ、雪ちゃんとついてるかどうかを見た方がいいよ

樋口:知らなかった。

——そうなんだ。まあなんか、ちょっとこんなにしゃべったのは初めてだから話がおもしろ過ぎて

樋口:そうですか?

——うん、そんなにおもしろいこと言う子と知らなかったから

印象に残っている試合

——試合の中で、ノービス、ジュニア、シニアのなかで印象に残ってる試合ってある?

樋口:ノービスの時は、初めて海外試合に出させてもらった時に、イタリアの試合だったんですけどその時に、公式練習でお母さんがビデオカメラを撮ってたんですけど、それが気になって気になってしょうがなくて。

——試合中?

樋口:公式練習です。気になって気になって、いやだー!とか言ってたのがすごい印象に残ってます。

——ごめん全然わからへん

樋口:(笑)。観客席で、お母さんが私の公式練習をビデオに録画してて。でも私はすべってるじゃないですか。それがすごい気になって、すごいチラチラ見たりして。

——撮ってるのがいややったん?私を撮らないでっていうことで?

樋口:すごいその時に気になって。いつもはそんなことないのに。もうそこで集中力切れて、やめてって言って、先生に怒られたっていう記憶があります。

——ちなみに、集中力欠けた試合の結果はどうやったの?

樋口:一位でした。

——なにそれ。バラバラやん

樋口:でも意外となんか、公式だめで怒られた時が良かったりするんですけど、もうそういうのはだめだって風に思ってやってます。

——最近は怒られたりせえへんの?

樋口:最近はすごいだめだったら怒られるけど、四大陸とかはだめすぎて逆に呆れられてたと思うんで、怒られなくて。そうですね、世界選手権の時は周りを気にしすぎみたいなことを言われて。でもそれがショートの公式だったんですけど、ショートは良かったですね。

——ゾーンに入るとかさっき話してたけど、入ってへん時の方がいかな?

樋口:うーん。入ってなくて、喝入れられて、がんばるとかが多いかな。

——じゃあジュニアは?

樋口:世界ジュニアの一年目だったんですけど。まさか最終グループにショート終わって入れると思わなくて、それでフリーですごい緊張したんですけど。確かノーミスして、表彰台乗れて、なんか初めてその世界大会というか、そういうので表彰台に乗れたので、うれしかったっていうのは覚えてます。

——めちゃええやん。おもしろ話は特になく?

樋口:そういうのを求めてなかったと思うんで(笑)。

——はい、すいません(笑)。じゃあ、シニア

樋口:シニアは、初めて出た全日本で、その時はジュニアだったんですけど、フリーで緊張して、試合ボロボロだったんですけど、結果は三位だったんですが。終わった後に腰が抜けるというか緊張がほぐれて。で、歩けなくなったっていうのを覚えてます。

——ペタンて座り込んでしまったん?

樋口:そう。で、点数出て、裏に移動しなきゃいけない時に、もう歩けなくて。

——キスクラで?

樋口:はい。

——あ、そうなんだ

樋口:で、そこから先生と連盟さんに抱えられてインタビューの所まで行って。インタビューの所でも立てないから、イスに座って受けたりとかしてました。

——あ、よかったイスに座ってたんや。で、特に問題はなく?

樋口:はい、問題はなかったです。

——よっぽど緊張してたんやろね

樋口:すごい緊張しました。

——今ちょっと思い出してた?

樋口:はい。最初の3・3でパンクして、いつどこに二個目の3をつけようと思って、後半のルッツの所に3・3をつけたんですけど。それがダウングレードだったことは覚えてます。

3Aに挑戦中

——新葉ちゃんはトリプルを五種類も跳んで、今トリプルアクセルもやってるんよね。どうですか手応えは?

樋口:国別で一回きれいに降りて、そこからなんか感覚が全く違うんですけど。回転する所まではできるんですけど、両足になっちゃうのが多いですね。

——軸はちょっとずれるの?

樋口:たぶん、素早く右に移り切れてないかなと。

——あれじゃない?ダブルアクセルの時は左足って言ってたけど、トリプルアクセルの時は右足なんじゃない?

樋口:それはあると思います。

——で、手応えはいい感じ?

樋口:悪くはないですけど、完璧な状態ではないです。

——ちなみに四回転は?

樋口:この前初めてサルコウやったんですけど、ハーネス付けてやってて、全然トリプルと感覚が違うので、ハーネスで積み上げられたままクルクルクルクルってなっちゃって。ケガしそうな勢いだったんで、ちょっと今シーズンは練習するのはやめようかなと思ってます。

嫌いなエレメンツ

——ちなみにジャンプが得意ってイメージなんやけど、嫌いなエレメンツとかそういうのあったりする?

樋口:スピンが苦手です。

——スピン苦手なん?なんで?

樋口:速く回れない。

——速くすべれるのに?いや速く回ってるやろ?

樋口:回ってないです。ジャッジの人に遅いって言われました。

——特に何のスピン?

樋口:うーん、ほとんど全部です。レイバックは、わりと本気出せばできるんですけど。

——本気出せば?

樋口:(笑)。

——本気出せ。常に本気で行け(笑)。

樋口:コンビネーションとか、足変えのスピンで足変えした時が速度落ちちゃうんで、「だめ、嫌い」って言われました。

——まあ、誰に言われたんかは聞かんとくわ

樋口:はい(笑)。

目標にしている選手

——そういうのも踏まえて目標にしている選手とかいる?

樋口:そうですね、まあ現役だったらやっぱ同世代のエフゲニア・メドヴェージェワさんがほんとにすごいって感じてます。あとは、シングルスケーターじゃないですけど、カナダのテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイヤーさんがすごいなって思ってます。

——エフゲニア・メドヴェージェワさんとすごい仲良いんでしょ?

樋口:そうですね。

——どれくらい仲良しなん?

樋口:普通に会話したりしますけど、なんか色々もらったりとかあげたりとか。

——お互い英語で?

樋口:英語です一応。でも私はそんなペラペラしゃべれる方じゃないので、なんとなく伝わるような感じで。

——そうなんや。じゃあちょっと俺をメドベージェワと思って

樋口:無理です無理です(笑)。絶対ヤダ。

——これからの抱負とか意気込み、教えてもらっていいですか

樋口:そうですね、今シーズンはやっぱり大きな目標として、オリンピックに出ることが一つで。それまでに小さい試合から大きい試合までたくさんあるんですけれども、まず一つ一つの試合でミスをしないように、表彰台から落ちないことを考えながらすべりたい、という風に思っています。

——みんな応援してるのでがんばってください。ありがとうございました

樋口:ありがとうございました。

J SPORTS編集部

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