フィギュアスケートコラム 2017年9月5日

【フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋＜女子高生スペシャル＞】三原舞依選手＆坂本花織選手＜前編＞

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部

スポーツテレビ局J SPORTSの人気番組「フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋」2017/2018シーズンがいよいよスタート！日本選手はもちろん、海外選手のプログラムも多数手掛ける振付師・宮本賢二さん（KENJI）が、ゲストを迎えて、楽しく、真剣にトークを繰り広げます！
新シーズン最初のゲストは2017年四大陸選手権で初優勝し世界選手権5位と一躍トップスケーターの仲間入りを果たした三原舞依選手と、2017年世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得し、今季からはシニア本格参戦の坂本花織選手が登場！

2人とも現役女子高生

——こんにちは。なんか、ジャージとかしか見いひんから、私服すごい新鮮やね

坂本：（笑）。今日は久しぶりに私服着ました。

——久しぶりに？仲良さそうやね。色も一緒やもんね

三原・坂本：たまたま。

——たまたまって言うのも揃ってるやん。双子キャラとかそういうわけじゃない？

坂本：そういうのじゃない。

——そういうのじゃない。あ、そう。白で、花柄やし、ネイビーやし、靴の色ぐらいかな、ちがうの。ええやん、かわいらしいやん

三原・坂本：（笑）。

——あれ、同い年ではないんやったっけ？

坂本：（三原が）いっこ上です。

——なんて呼び合ってんの？

三原：かおちゃん。

坂本：舞依ちゃん。

——かおちゃん、舞依ちゃん。なんかタイ語みたいやね。じゃあお座りください

——改めまして、よろしくお願いします。来ましたよ、偶然にも宮本賢二のM・K、舞依ちゃんと花織ちゃん。ホンマ仲良さそうやね。2人とも高校生？

三原：高3と高2です。

——得意な科目は？

三原：英語です。得意というか、英語が好きなので。

坂本：数学です。

——じゃあ苦手な科目は？

三原：苦手なものがないことはないんですけど、あんまり苦手って捉えないようにしよかなって思ってて。

——なるほど。苦手と思ったらそれはちょっと苦手となってしまうから。じゃああえて言うと苦手なものは何？

三原：うーん、物理。

——物理。そうか俺、話全然広げられへんわ

三原：（笑）。

坂本：英語です。

——英語？教えてもうたらええやん、隣に得意な人いるから

坂本：なんか、教え方うまいんですけど、レベル高すぎてついていけない（笑）。

プライベートは何してる？

——学校終わって、練習以外で2人であそびに行ったりするの？

三原：夕方がオフみたいな時には。

——何すんの？

坂本：映画とか観に行ったりとか。ショッピング行ったりとか。

——そうなんや。映画何観たの最近？

坂本：コナン？

——コナン？

三原：名探偵コナン。

——聞いたことある。見たことはないんだけど。そうなんや、楽しかった？

三原：はい。

——2人で感動して泣いた？

三原：泣きました。

坂本：（笑）。

スケートを始めたきっかけ

——おふたりがスケートを始めたきっかけっていうのは？

三原：私は、小さい頃からずっと真央ちゃんをテレビで見てて。真央ちゃんみたいになりたいなって思って、近くのスケートリンクに連れてってもらったのがきっかけです。

——そうなんや、遊びに行ったんだ

坂本：3歳の時の、連続テレビ小説の「てるてる家族」でスケートしてるシーンがあって、なんかそれ見てお母さんにやりたいって言って。で、近くの教室に入ったのがきっかけです。

——2人ともじゃあすぐハマったの？練習というかスケートに

三原：ハマりました。

——はまったんや。その日ずっと帰りたくないみたいな。すべってみてどうやった？どういうところが楽しかった？

三原：陸で歩くのとは全然ちがった感覚がすごく楽しくて。その氷の上をそのエッジですべるのがすごい楽しかったです。

——今まで体験したことないもんね。陸上やったらね。どやった？

坂本：覚えてない。

——覚えてないの？でもすごい楽しかったっていうのは覚えてんねや。花織ちゃんは水泳もすごいがんばってたんでしょ？

坂本：水泳も同じ時期に始めて。小2までは水泳の方がたぶん多かった。

——なんでまたその時にスケートになったん？

坂本：たぶん何かに惹かれてスケート始めた。

三原：何か（笑）。

——何かがあったんやろね

三原・坂本：（笑）。

最初に会ったのはいつ？

——お互い神戸出身やんね？最初に会ったのはいつごろ？

三原：私が初めてスケートリンクに連れていってもらった時に、かおちゃんがお教室ですごいくるくるくるくる回ってたんですよ。で、すごいあの子うまいなって思ってて、あの子みたいになりたいなあっていうかんじで私も教室に入って。ノービスBの一年目？くらいで同じ大会に出るようになって、そこからです。

——じゃあ第一印象はくるくる回る上手な子やったんや

三原：そうですね（笑）。

——じゃあ、どうやった？最初会った時

坂本：なんか、今まで自分だけでフワフワやってたんですけど、舞依ちゃんが来てからなんかすごい気の強そうな子が来たなって思って。

——（笑）。仲良いんですよね？まあライバルっぽいかんじやったんや、負けてられへんみたいな

坂本：最初は結構バチバチ。

——バチバチだったんだ？じゃあお互いの印象は、結構負けてられんぞってかんじ？今2人とも目が鋭くなったんやけど大丈夫？

三原・坂本：（笑）。

——その時はケンカとかもしたの？

坂本：ちょっとね、してたね。

三原：うん。

——そうなんや。さっきのアンダーやし、とかちょろっと言うたんや？

坂本：そんなじゃなくて（笑）。

——じゃあ仲良くなったきっかけっていうのはまたなんかあったの？

坂本：仲良くなったのはたぶんもうずっと一緒にリンクにいて、日々の慣れかな？ずっと一緒にいたら知らない間に。

——そうなんや。まあ、大変なところもわかるもんね、お互いに。楽しいこともわかるやろし

ライバル意識はある？

——お互いほら、国際試合とか行ってるけどやっぱりライバル意識とかあるの？

坂本：昨シーズンは結構、カテゴリーがちがったので、ライバルというかなんやろ。励まし合いじゃないけど。

——そうなんや

三原：昨シーズンは、私がシニアでかおちゃんがジュニアで。試合がかぶってる時もあったんですよ。シニアの中国杯と全日本ジュニアみたいにかぶってて。中国からなんですけど、かおちゃんの全日本ジュニアがんばってって応援しながら、すごいなんか自分も試合の公式練習とかすべってたりして。去年はずっと応援してました。

——昔からお互い意識して練習してたんや。それは良い刺激になるわね。舞依ちゃんは病気でちょっと大変なことあったっていうのもまあ聞いてますけども。その全日本を病室で見てたっていうのは知ってるんですけど、その時にどういう気持ちやった？

三原：自分は全然陸でも歩けなくて、ずっと車いすで生活してたんですけど。その中で、いつも一緒に練習しているかおちゃんがその全日本選手権に出てて。すごいずっと応援はしてたんですけど、私が来年ここに戻ってこれるのかなっていう不安の中で、でもその最終グループとかですべってる方々の演技を見てすごい励ましてもらって、絶対来シーズン自分もこの大舞台に戻ってこれるようにがんばろうっていう風に思いました。

——良かったよね。その場にちゃんと戻ってきて、ちゃんとした結果も出て。すごい良かったと思います。花織ちゃんはその頃舞依ちゃんとどういう話をしてたの？

坂本：入院中はあんまりLINEとかは1、2回ちょこっとするだけで。ほんとはお見舞いも行きたかったんですけど、とりあえず自分も試合もあるし、舞依ちゃんの分もがんばろうと思って。

——そうやね、心配にもなるけどまた自分ががんばることで刺激にもなるだろうし。本当におふたりとも昨シーズンは素晴らしい成績を残して、すごいっすね

三原・坂本：ありがとうございます（笑）。

2人の仲良しチェック

——せっかく仲良しの2人に来てもらったので、こんな企画をやりたいと思います。題して、ほんまに二人が仲いいのかチェック。ほんまにお互いのことを知ってんのかなというチェックです。三問するんですけども、正解数が多ければあとでちょっとプレゼントあるのでぜひがんばってください。花織ちゃんの一番苦手なジャンプは何ですか？

坂本：何でしょう。

——いやだってほら、仲も良いし、ずっと一緒に練習してるしさあ

三原：2個で迷ってる。

——そこはねちょっと、答えは1個ですよ。花織ちゃんがいつも言っている、私これジャンプ苦手やなぁっていうのを書いて頂いたら

坂本：いつも言ってるやん！

——はいはいはい、しゃべったらあかん。クイズですよ。ほらもう花織ちゃんは書いてるよ。

三原：早いねんけど（笑）。えーちょっと待って、考えます。どっちか二択。

坂本：何と迷うことがあるん（笑）。

——ほらほらしゃべらない。はいはい、じゃあ先に舞依ちゃん、答えをちょっと見せてください

三原：え、ちょっとどうやって書いたら良かった？

坂本：せーの！

三原：サルコウ。