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フィギュア スケート コラム 2017年3月28日

【ISU世界フィギュアスケート選手権 2017】女子シングル プレビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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2000-01シーズンのミシェル・クワン以来、世界選手権の女子シングルを連覇できた選手がまだいない。ここ2シーズン「絶対女王」の道を突き進めているエフゲーニャ・メドヴェージェワは、果たして予想どおりに連覇を達成できるか、それとも彼女を阻む選手が現れてくるか、各選手の活躍ぶりに注目が集まっている。また、来年のオリンピックの出場枠を決める大会であるだけに、緊張感溢れる試合になるに違いない。

勢いが止まらないロシア軍団

今シーズン、ショート、フリー、トータルスコアの世界記録を全て塗り替えたメドヴェージェワは、絶対的な統治力を示している。プログラムの後半にジャンプを入れて基礎点を上げ、ジャンプするたび片手を挙げて出来栄え点を稼ぐ、そんな難しいことをしているのに、安定感も抜群。さらに演技構成点も試合するたび高めていく。今や別格な存在となった彼女は、今大会で実力を発揮できれば、二連覇だけでなく、230点超えの世界記録更新も期待できそうだ。 アンナ・ポゴリラヤの存在も忘れてはならない。モデルのようなスタイルと美貌を生かし、迫力のあるパフォーマンスで印象につける。今シーズン参加した全ての国際試合にメダルを獲得し、去年に続き今大会でも表彰台を狙いたい。さらに、シニアデビューにして競争が熾烈な国内戦で三位につき、見事に代表に選ばれたマリア・ソツコワもなかなかの実力者。この三人からなるロシア勢はまさに恐ろしい存在である。

3枠を死守するチーム・ジャパン

全日本女王宮原知子がケガで今大会を欠場することで、3人の日本代表選手に枠取りのプレッシャーがかかっているが、先月の四大陸選手権で会心な演技を披露し、見事に優勝した三原舞依は、世界のトップスケーターに近づけている。四大陸女王として臨んだ初めての世界選手権では、持ち味の滑らかなスケーティングと安定感のある高いジャンプを見せれば、上位に入る可能性が高い。 四大陸選手権では、三原と同じくシニアデビューを果たした樋口新葉もベテランの本郷理華もケガに悩まされ、納得のいくような演技ができなかったが、二人ともダイナミックなジャンプと豊かな表現力を持つグランプリメダリストなので、本当の実力を発揮できれば、良い順位につけることも期待できる。
エース不在の中、チーム・ジャパンの選手は枠取りの重圧に負けず、自己最高なパフォーマンスを魅せられるか、楽しみである。

表彰台を狙う北米勢

若きロシア軍団と違って、カナダ一番手のケイトリン・オズモンド及び先シーズンの世界選手権銀メダリスト、アメリカのアシュリー・ワグナーは大人の女性らしい成熟した演技で観客を魅了する。高いジャンプとキレのあるスケーティングが目立つオズモンドだが、安定感が欠け、フリーにミスが続出したことでグランプリファイナルも四大陸もメダルを逃したが、自分ができる最高な演技を見せたら、表彰台も射程内になる。一方、調子によってジャンプが回転不足に取られやすいワグナーは、四大陸を辞退し、時間をかけて技術面の問題を修正し、プログラムをも更に洗練に仕上げ、去年に続き再びメダルを狙いたい。さらに、四大陸選手権で3位につけたガブリエル・デールマンも今シーズン試合するごとに点数を上げ、勢いに乗ったまま今大会で上位を目指す。

最後に、戻ってきた元世界女王カロリーナ・コストナーに注目が集まっている。調子が疑われていた中で三年ぶりに出場した欧州選手権ではいつものような優雅な滑りを見せ、210点の高得点を叩き出し、疑問を一掃した。純粋にスケーティング、そして試合することを楽しめたい彼女の美しい滑りとお手本のような正確なジャンプは必見だ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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